「進撃の巨人」10巻のレビューに入っていきます
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ウォール・ローゼ内地で巨人が大発生し、エレンの同期のコニー、クリスタ、ユミル、ライナー、ベルトルトらが塔に閉じ込められてピンチになります
これまでのあらすじ
ウォール・ローゼ内地に巨人が大発生したため、調査兵団は巨人と戦うとともに壁に空いた穴を探します
しかし穴は見つかりませんでした
そして壁の秘密を語る資格は調査兵団の一員でエレンの同期のある人物が持つとウォール教の司祭は語ります
10巻の展開
壁の穴は見つからず調査に来ていた調査兵団員は塔にこもって巨人と対抗することにします
しかし獣の巨人は巨人たちを操り、投石をして苦しめます
その時、意外な味方の力により助けられるのでした
そして新たに巨人に変身できる人間も明らかになります
塔の中での死闘
今まで巨人との戦いは街、森、平地などでしたが、今回は塔の中という珍しい舞台になっています
コニーたちは先輩たちの巨人に変身できるものがいると疑われて立体機動装置を身に付けていなかったので徒手空拳で巨人に挑まなければいけません
塔の中に入れるサイズの巨人たちが迫って来ており、必死に戦う人間たちの様子がホラー映画みたいになっていて面白かったです
特に自分の身を犠牲にして巨人に挑みかかるライナーの男気がたまりませんでした
ユミルとクリスタの絆
今回はエレンの同期であるユミルとクリスタがフューチャーされています
ユミルは口が悪いそばかすが顔にある女性です
クリスタは小さくて可愛く金髪で女性版アルミンみたいな女性です
ユミルは高貴な血を受け継ぐが不貞の子であるため受け入れられ中遭ったクリスタを自分に似ていると言います
さらに偶然にも第2の人生を得ることができたとも話し、彼女が何者なのか謎は深まるのでした
そしてユミルは危機に陥ると生まれ持った名前を偽るクリスタに名前を明かすこと、胸を張って生きることを告げて命を捨てる覚悟で戦いに挑みます
その結果、クリスタは吹っ切れるのですが、このことが後の物語に大きな影響を残すのでした
最後に
個人的に見て欲しいところは
ライナーたちが巨人を塔から落とすところ
クリスタがスカート割いてライナーを治療するところ
ユミルに私と友達になりたいのと聞くクリスタの表情
吹っ切れたクリスタ
エレンが人間形態で初めて巨人を倒すところ
ラストで明かされる意外な人物の意外な正体
というところです
ユミルとクリスタ、タイプが全然違うのに惹かれ合う2人の女性というのが良いです
特にクリスタがユミルに私と友達になりたいのと聞く時の表情が可愛くてなりません
ユミルはクリスタに檄を飛ばすのは、人間の尊厳、誇り高い生き方というのもまたこの作品の大きなテーマだからでしょう
そして最大の見どころはラストなのですが、あんな何気ない形でとんでもない事実を明かされたことに驚きました
最初、意味が分からなくて何度も読み返し、そんな馬鹿なと思いながら続きを読んだものです
そういう凄まじい演出がこらされた巻でした
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