「進撃の巨人」14巻のレビューです
進撃の巨人 attack on titan14巻【電子書籍】[ 諫山創 ]
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人類の指導権を得るため調査兵団は憲兵団と戦います
これまでのあらすじ
エレンとヒストリアに変装したジャンとアルミンをエサにリーブス商会をおびき出します
そしてリヴァイとミカサが制圧した後、リヴァイはリーブス商会のトップ、リーブスを説得しリーブス商会を調査兵団傘下にしました
そしてエルヴィンはビクシス司令にクーデターに協力するよう説得を始めます
14巻の展開
エルヴィンの立てた作戦により調査兵団はエレンとヒストリアをエサにヒストリアの父、ロッド・レイスを狙います
しかし第一憲兵団の暗躍により調査兵団は無力化されて行くのでした
サネスへの拷問
リヴァイとハンジは捕らえた第一憲兵団のサネスを拷問します
まずは何も聞かず彼らに殺されたウォール教の司祭ニックと同じように顔面を殴り手の指の爪を全てはがしてしまいました
それでもサネスの心は折れません
彼は言います
自分たちが手を汚したから狭い壁の中の人類が平和にやってこれたのだからと
彼は涙を目に浮かべながらも守って来た王とともに戦ってきた仲間がいるから怖くないと言います
しかし同時に拷問の痛みがこれほどのものだとは知らず、リヴァイたちに自分をなぶり殺しにするよう言いました
そんな体制への忠義を尽くすサネスですが、リヴァイたちの姦計により心を折られてしまいます
どんな苦難も仲間がいれば乗り越えられるが、仲間が去ればあっさり心は折れてしまうことが分かる一幕でした
そしてサネスは自分たちの役回りは順番に決まっているとハンジに言います
彼はサネスの二の舞にならずにいられるでしょうか
巨人化の継承とエルヴィンの作戦
エレンは夢でユミルとベルトルトの会話を思い出し書きつけてハンジに渡します
それを見たハンジは急いでエルヴィンの元に駆けつけ作戦が失敗するかもしれないと伝えます
それは巨人化能力は継承することができるからで、けしてエレン特有の能力ではないのです
なんらかの理由で巨人化した人は巨人化能力を持つ人を食べることで能力を受け取ることができ、そして人に戻ることができます
その証拠に以前鎧の巨人はさらったエレンに逃げられた際、彼に巨人を投げつけました
それはエレンを食べさせて能力を継承させるためだったのです
エレンを囮に使ったエルヴィンの作戦は一体どうなるのでしょうか
さらに憲兵団には対人制圧部隊という人と戦うための立体機動装置を扱う者たちもいました
さすがのリヴァイも苦戦を強いられる猛者が率いており作戦に暗雲が広がります
最後に
個人的に見て欲しいところは
父の仮説を語るエルヴィン
なんちゃってなアルミン
ヒストリアを脅すリヴァイ
思わねぇよのフレーゲル
立体機動装置VS立体機動装置
というところです
エルヴィンの大きな賭けは非常に大きな代償がともないます
調査兵団は憲兵団に抑えられ、リヴァイの部下は立体機動装置を使う対人制圧部隊にやられました
果たして人類は無事新たな時代を迎えられるのでしょうか
そしてそれにはそれだけの犠牲を払う価値はあるのでしょうか
壁の外には一体何が待っているのか、とても気になります
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