『進撃の巨人』6巻レビュー|女型の巨人編

「進撃の巨人」6巻のレビューに入っていきます

進撃の巨人 6巻

この巻からしばらくは壁外が舞台となります

壁外といっても、5年前から巨人の支配下に置かれているウォールマリアの内側部分なので、本来「壁外」という言い方には違和感がありますが、人類領域の外側である巨人領域を壁外と呼ぶ認識で問題ありません

本巻から、いかに壁の外側が怖い世界かということを思い知らされる形となります

これまでのあらすじ

捕獲していた実験用巨人が何者かに倒されたりと壁の内側で不穏な動きが見られる中、調査兵団は壁外調査を慣行します

壁外での進行中、突如現れた女型の巨人からアルミンの班は襲われてしまいます

この女型の巨人には、エレンの巨人同様に知性があるとアルミンは察知しますが、同時に絶体絶命の状況下に

6巻の展開

アルミンがどうなるのかというのは読者のお楽しみということでさておき、基本的には女型の巨人と調査兵団の小競り合いがメインの巻となってきます

一見、アクションシーンが多めのような印象を抱きがちですが、実は推測パートでもあり、「この巨人の目的は一体何なのか。そして正体は誰なのか」という疑問が焦点になります

巨大樹の森

この進撃の巨人の世界には「巨大樹の森」と呼ばれる巨大な樹木が群衆している森がいくつかあります

「現在公開可能な情報」によると樹高は80メートルを越えるらしく、50メートルの壁よりも高い木々が自生していることになります

今回の戦いの舞台はこの巨大樹の森

この森の存在感やファンタジー感、設定は個人的に胸を躍らせてくれます

巨大樹の森は以前、観光地として利用されていたそうです

なぜ木が大きくなるのかというのは地質に関係が疑われているくらいではっきりしていないのが現在の状態です

また巨大樹の森は調査兵団にとっては優位性を得られる場所であり、立体機動装置と非常に相性が良いポイントとなっております

立体機動は障害物がないと何も出来ない設計となっておりますが、巨大樹の森においては自由に高低差を生かした戦いが可能

つまり、立体機動のポテンシャルを発揮するにはうってつけの場所です

よって、壁外の対巨人においては重要な拠点となってきます

ところで、この巨大樹の森ですが、アニメ版では背景がとても綺麗なので癒されます

背景が好きな人など、興味があればアニメもぜひご覧いただければと思います

リヴァイ班とエレンの信頼と絆

6巻でさらにペトラやオルオ、エルド、グンタらリヴァイ班の存在感がエレンの中で大きくなります

リヴァイ班とエレンが信頼を結ぶまでの回想も描かれます

彼らの関係性に注目すると、後の展開に生かされると思います

キャラクターの光らせ方が原作者・諫山創先生の非常に上手なところです

最後に

個人的に見て欲しいところは


女型の巨人は誰なのか


女型と戦う兵士たちの絶望感


クリスタのカリスマ性


巨大樹の森


リヴァイとリヴァイ班、エレンの信頼関係


エルヴィンの知略


と、この辺りでしょうか

アクションに目を奪われがちですが、至る所に陰謀を疑いたくなる怪しいポイントがありますので、そういった点も目を光らせると良いでしょう

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