「七つの大罪」17巻の数々の激戦と成長譚~倍の戦力差を埋めるために一行は修行の旅へ…メリオダス、リズが目の前で何度も死ぬ悪夢を克服!’’力’’を取り戻しガランをコテンパンに~

前回までのあらすじ

ディアンヌガラン神器ギデオンを振るいますが止められ、やられるところで何者かの’’砕破’’から’’極握’’の連撃でガランたちを岩粒にし、そこに死んだはずのマトローナが現れます…

’’力’’を取り戻すための過酷な試練

ホークママで移動中のメリオダスたちもこの桁違いの三つの気配を感じ取っています。マトローナディアンヌを屠り移動、ガランは岩粒から脱出し’’惨散斬ざんばらざん’’を放ち、モンスピートメリオダスの気配を感じ取り’’獄炎鳥’’を放ってきます‼ホークママに方向転換・全速前進を指示しますが、何と’’獄炎鳥’’ごと飲み込んでしまいます

逆にガランは手応えを感じ、事実マトローナは傷ついています。マーリンは10年前団長殿から奪った’’力’’を戻すと森の賢者ドルイドの聖地 イスタールへ向かいます。立派な石柱の先に’’転移門ゲート’’があり、ジェンナザネリが迎え入れます

早速ザネリに連れられメリオダスエリザベスは右の塔へ進みます(ザネリメリオダスに気があるようです)。試練を受けて貰うと言われ、メリオダスは在りし日のダナフォールに転移し、そこにはリズもいます!マーリン10年前の王国追放劇の中団長殿が暴走しかけ、隙を突き’’力’’を分離させドルイドの長に封印の協力を求めたのです

<十戒>と戦うためにその力が必要なのです。更にエリザベスにも杯の中の病にかかった花の種を咲かせてみろと難題が出されます。幻覚を見せられていると感じたメリオダスですが、リズは実在し、意図が分からない中、リズがやられた絶望から漆黒の痣が疼き街を壊滅させる夢を見て、試練を理解します

ザネリ’’力’’を戻すだけなら容易だが力を使いこなすには怒りの昂りを抑える必要があると厳しい試練は続き、一旦ザネリに引き戻されエリザベスに優しく諭されますが、メリオダスの意思は堅く、まだやれると気張ります

修練窟でも修行

下手すれば命の危険もある中、メリオダスは再度試練に挑戦します。これはメリオダスの感情を殺すための試練で、’’力’’を取り戻したとて再び怒りで暴走する危険性を残したままでは意味がないからです。何度でも繰り返されるリズの死、慣れちまえばいい…と言いつつ、そんなことはできるわけねぇだろ‼と咆哮します

苦しむメリオダスを見かねてザネリが引き戻そうとしますが、エリザベスが信じてあげてくださいと止めます。繰り返したくねぇ…二度と‼絶対に‼と涙すると現実世界に戻って来て、メリオダスは試練を乗り越え大事なモンは全部ここにあると胸を叩きます

キングたちはジェンナに修練窟に連れていかれ、そこには先客(ヘンドリクセン・わんぱく改めオンボロ三人組)もおり、先に修行していました。キングヘンドリクセンの凶行が許せませんが、<十戒>の手から王国リオネスをーブリタニアを死守しドレファスを救い出すまで待って欲しいと請われます

一行は装備品はトネリコの枝のみとし、各々中に入るとギルハウザーがまた同じ組となり、女神の琥珀を一つ選ぶとバトルスタートです。泥土竜クレイドラゴンに’’雷帝の鉄槌’’→’’ライジングトルネード’’の連撃を放ちますが効いていません。堅物(ギル)といい加減(ハウザー)の二人はお互いの長所と短所を見極め、闘級に変化が生じ始めます

’’力’’が戻ったメリオダス、<十戒>に挨拶代わりの一撃

ハウザーは工夫して「暴風テンペスト」から’’貫突ブレイクスルー’’を放ち攻撃特化、ギルも型を破り’’雷帝の重鎧じゅうがい’’で防御特化の対照的さで、ギルは’’雷神の抱擁’’でついに試練を打開します。メリオダスギルたちを救ってくれたことの礼を言い、ヘンドリクセンは涙します

ゴウセル・アーサーコンビは魔道人形の一種と対峙し、ゴウセルは’’傀儡縛りジャック’’でバラバラにしますが首を斬られ、それでも平然としています。メリオダスキングと中に入り、ヘンドリクセンのことを許してやってくれと請いますが、キングは魔神族であるメリオダスが味方なのか懐疑的です

二人は喧嘩を始め、メリオダスが武器を封じるとキングは’’状態促進ステータスプロモーション’’でメリオダスを襲います。キング本来の魔力は「災厄ディザスター」で、再度’’状態促進’’を掛けると「全反撃フルカウンター」で返されます。妖精王なのに羽がない事を問われ、怒ったキングは’’養分凝縮コンデンスパワー’’から水滴を鉄の玉のように扱います

一気に中心に凝縮するイメージを自身にもしてみると、メリオダスは闇の玉を生みだします。メリオダスは正直なところ全てを話す事はできないとし、キングはこれからは本当に信頼に足る男かわかるまでキミを監視させてもらうと反目し、修行はうやむやに終わります

ジェンナメリオダスの真の力を解放し、その波動は<十戒>にも届きます。メリオダスマーリンガランの至近距離に転送させ10秒間凌いで戻ってくるという荒行を頼み、唐突に<十戒>の元へ現れ、カウントダウンが始まる中、ガランを強烈な殴打でグシャグシャにします

’’紊粗断ぶんざらだん’’で対抗しますがメリオダスは涼しい顔で、更に滅多打ちにします。ザネリ烈火の<憤怒>ではなく深海の<憤怒>で、今のメリオダスは怒りを完全に支配コントロールしていると語ります。更に斬撃まで見舞い、残り2秒でゼルドリスに忠告し、時間が来てメリオダスは去り、ガランが倒れながら咆哮するところでこの巻は終わります

まとめ

今巻は所謂修行パートです。前巻でも語られた通り、<十戒>との戦力差は約2倍、個々のスキルアップが必要と感じ、森の賢者ドルイドの聖地 イスタールへ向かいます。メリオダスはそこで過酷な試練を受け、葛藤する中試練を克服してしまいます

最愛の人リズが何度も目の前で死ぬという地獄のような経験を敢えてさせるという酷な状況でしたが、メリオダスは乗り越えます。更に修練窟にはヘンドリクセンもおり、キングには相容れないものがあったものの、メリオダスヘンドリクセンの事情も考慮し水に流してやってくれないかと持ち掛けます

ここで二人ペアで修業しなければならない中、メリオダスキングも反目し合います。キングは幼い様相ですが、妖精王ですし、長年の経験から単純に同じ<七つの大罪>のメリオダスを素直に受け入れられず監視するとまで言います

力の戻ったメリオダスは挨拶がてら<十戒>の元へ行き、ガランをコテンパンにし、ゼルドリスを挑発します。ゴングが鳴り、ここから<十戒>との激しい戦いとなっていくのです…18巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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