前回までのあらすじ
真のエース、藤間が登場し、湘北にはベスト4はまだ早いと挑発します…
体力の限界も…諦めない男、三井本領発揮!
桜木がリバウンドでボールと獲ると藤間が着地時に奪って速攻を掛けます。宮城が追いつきますが、ジャンプシュートのタイミングが合わず、シュートを打たれてしまいます。さらに後方から止めようとした桜木が覆いかぶさり、インテンショナルファールも取られます
藤間はボーナススローも決め、3点プレイとします。宮城はジャンプしながら最高点に達する前に放っているためタイミングが合わせずらい(しかもサウスポー)と分析します
さらに翔陽ボールで、藤間の果敢なカットインから最後は花形のダンクが決まります。湘北はタイムアウトを取ります
安西に「オレたちは強い」と再確認させられた5人は、気合を入れ直します。翔陽サイドでは、長谷川が三井のボックスワンを志願します
高さで赤木を追い込む翔陽、ゾーンを広げるために三井にパスを出します。しかし、三井のシュートは長谷川に防がれてしまいます
不良時代の三井を知る長谷川は、三井は自分に勝てないと宣言します。挑発された三井のシュートは外れますが、花形とのリバウンドを桜木が制します
下でまた藤間が狙っているため、阻止しようと肘を張ると花形に当たってします、桜木は4つめのファールを取られます。花形は負傷しますが、眼鏡を取ってそのまま復帰します
残り時間5分で46-58と点差は開いてしまいます
体力のない三井はふらつき、1年生に心配される程です。3ポイントを再度長谷川に阻止されますが、ファールだったため、フリースローになります。満身創痍の三井は「こういう展開でこそオレは燃える男だったはずだ…!!」と呟きます
せっかく3本もシュート出来るのに三井は身体を休めようとしません!「オレの気持ちが醒めないうちにな!」と3本とも決めてしまいます
オールコートで当たると気を吐く三井。三井の気迫に気圧される長谷川の一瞬の隙を宮城が奪い、湘北ボールへ。三井はボールを貰うとフリーで迷うことなく3ポイントを打ちます。これも決まってしまいます
三井の土壇場での活躍で点差が一気に縮まります。藤間が3ポイントのお返しをすると宮城がブロックし、再度三井へ。三井は敢えて3ポイントラインに戻り、再度3ポイントを決めます
桜木渾身のスラムダンクも!?湘北逆転勝利!!
憎まれ口を叩きながら、同学年の赤木と三井はハイタッチします
4ファールの桜木は下手にファールが出来ないため縮こまり、そこを突かれてしまいます
三井は4連続3ポイントを決めます。最早誰も止められません!海南の神は自分と同じタイプだと悟ります
桜木のところから攻められると読んだ流川はファールで高野を止めます。フリースローは2本共外れ、ルーズボールを三井→流川と繋ぎ、流川がダンクで同点とします!
後半残り2分30秒で60-60、三井は20得点(うち3ポイント15点)という数字を残してコートを去ります
縮こまっている桜木に喝を入れる流川。桜木は体育館に頭突きをし、怒りを爆発させます。すると、リバウンドが獲れるのです!速攻から流川が決め、ついに湘北が逆転します
桜木はファールを恐れない果敢なカットからドリブルしゴール前へ。花形等が守る中、なんと渾身のスラムダンクを決めてしまうのです!!会場中が盛り上がる中、オフェンスチャージングを取られ退場となってしまう桜木ですが、その日一番の歓声を浴びます
最後の気力を振り絞り、残り1分50秒を0点に抑え、結果62-60で湘北の勝利となりました。田岡は藤間がプレイヤーとして専念出来ていれば、ちゃんとした監督がいればと述懐します。藤間・牧時代が終わったと…。
決勝リーグ、出揃う
翌朝早起きし洋平と体育館に来ている桜木。スラムダンクを決め、「きのう、けっこうスゴかった?」と聞きます。あの大歓声が聞こえなかったのかと問われ、「オレ、なんか上手くなってきた…」と喜びます
春子と赤木が現れます。春子に新聞の一面に昨日の桜木のダンクの写真が載っていると告げられ、桜木は豹変します(笑)校門で号外を自分で配り出す桜木、既に読んでいた人もおり、桜木も一気に有名人です
バスケ部5人が揃い、湘北がインターハイに行けるようにと盛り上がります
決勝リーグにはAブロックが海南(150点取っています)、Cブロックは陵南が圧勝、Dブロックは武里が勝ち上がりました
ベスト8まで勝ち上がったチームに150点という海南におののく宮城に、桜木はオレたちは翔陽に勝ったと言います。安西は勝ちたいという気持ちがないものが海南に勝負を挑むべきではないと言います
勝ちたいか全員に確認した上で、安西が「緒戦は海南大付属です」と宣言するところでこの巻は終わります
まとめ
強豪と言われる翔陽相手に一進一退の攻防でしたが、勝負の分かれ目は安西の予想した通り、三井と桜木でした。三井は体力の限界には来ていましたが、安西から言われた「諦めたらそこで試合終了ですよ」という言葉から奮起し、得意の3ポイントを連発します
努力を積み重ねてきた長谷川には酷ですが、やはり中学MVPという実績は伊達ではなく、ブランクこそあれ、スーパースターの三井に分があったということでしょうか。連続3ポイントには爽快感がありました、バスケの花形はやはり3ポイントでもありますね!
桜木も一時4ファールで縮こまる場面もありましたが、開花したリバウンドの才能といい、退場にはなりましたが紙一重のスラムダンクも決め、会場の視線をくぎ付けにしました!主人公の面目躍如といったところでしょう。桜木の今後の成長にも期待大です
いよいよ決勝リーグに進んだ湘北、どんな強豪が待っているのでしょうか?続巻も読みましょう!!
おまけ
井上雄彦先生はいくつかの短編を描いているのですが、SLAMDUNKの前身として「赤が好き」という学園ものの作品があります。こちらは当時のジャンプにしか載っていなく、幻の短編と言われています。もし観ることができたら相当ラッキーですね!
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