「SLAMDUNK」22巻の数々の熱戦と成長譚~流川の目標が明確に…桜木は一人居残りシュート2万本の合宿へ!!~

前回までのあらすじ

アメリカに行きたいという流川に、安西はまず日本一の高校生になりなさいと言います…

安西の過去と流川の決意

安西家を辞し、安西の奥さんが車で流川を送ります。車内で奥さん安西が大学で監督をやっていた時に矢沢というアメリカに行った選手の話をします。白髪鬼と言われた当時の安西はスパルタコーチとして有名でした。矢沢安西に怯えながら、アメリカ行きの夢を叶えました

素材として素晴らしいものを持っていた矢沢でしたが、アメリカから送られてきたビデオでは、全く成長していない矢沢の姿がありました。安西は手を尽くして矢沢の消息を探しますが、見つけられませんでした。矢沢渡米後5年後に新聞で矢沢の死が伝えられます

お墓で家族と出逢い、出せなかった手紙を読んだ安西は、大学界から身を引きました。矢沢にかけた夢は宙ぶらりんのまま今なおバスケット人生にピリオドを打てないのです

流川は部室前で安西に「オレが矢沢君と同じだと?」と問います。安西は「日本一の高校生になりなさい」と再度言います

練習ではみんな気合が入っていますが、特に流川は怖いくらいに気合が入っています。桜木の速い切り込みからの庶民シュート流川がブロックしてしまいます。春子流川に入り込む余地はないのだなと涙ぐみます。安西は目標が出来て吹っ切れたと喜びます

練習後流川三井に1ON1の挑戦をします。どちらが湘北のエースか決めておくのもいい三井は言います。意地でも得点を許さないディフェンスで無得点が続きますが、押しているのは流川です

シュートコースは完全に塞いだ三井でしたが、流川ダブルクラッチでふわりとシュートを決めます。三井はオフェンス回数が自分の方が一回少ないといちゃもんを付け、即3ポイントシュートを決めてしまいます

線を踏んでいたかで揉めた上、桜木のジャッジで三井が勝利(笑)桜木流川に勝負を挑みます

赤木が家に帰ると大学日本一の深沢体育大の監督と3年の杉山が来ています。深体大に来ないかという勧誘なのです!全国的に無名な赤木にベスト8を狙ってくれと言います。赤木湘北というチームを早く全国で見せたい、全国制覇が自分の夢だと語ります

三井宮城は他の部員を部室へ帰させます。木暮が不思議がる中、結果は目に見えているからです。流川は全力で桜木を徹底的にやっつけてしまいます。放心状態の桜木三井宮城が慰めます

赤点軍団の勉強合宿

翌日授業中夢で流川が出てきた桜木は怒鳴ってしまい、先生に赤点が4つ以上ある奴はインターハイに行けないと言われます。桜木は赤点7つなのです!職員室では三井宮城流川と主力4人が赤点で何とか再テストをと赤木が頼み込みます。赤木の家で勉強合宿が組まれます

優等生軍団赤木木暮彩子)と赤点軍団三井宮城桜木流川)で勉強が始まります。宮城彩子が先生なら満点取れるかもと息巻きます。手に負えない赤木春子も呼びます。桜木は浮かれますが、マンツーマンの相手は赤木でした(笑)

流川春子の問いにも既に寝てしまいます。赤木が寝てしまったのでイタズラをする桜木は、春子に焼うどんを作って貰い感激します。結果4人ともなんとか追試をクリアし、晴れて全国に行けます!

シュート2万本!!

インターハイを10日後に控えた湘北は1週間の合宿をすることになります。静岡の強豪常誠高校へ乗り込みます。すると安西桜木は残ることになります!どういうことなのでしょう?安西はチーム練習より徹底的に個人練習をさせた方がより伸びると見たようです

置いてけぼりを食らった桜木は、運動着の安西にシューティング勝負を挑まれます。ただでさえ丸い安西、絶対に負けないと余裕の桜木でしたが、なんと安西はシュートが上手いのです!決められたポイントから次々とシュートを決めてしまいます

逆にシュートフォームからなっていない桜木は一本も入りません、この様子を桜木軍団がビデオで撮影しています。安西は真意を明かし、シュート練習を徹底的にやると言います

ビデオを観て、桜木はイメージしていた自分と異なる映像に愕然とします。安西はデータ分析から、桜木はゴールが近いところからしか点が決められないため、他校からのマークが甘くなる中、ジャンプシュートを決められるようになれば強みになると言います

安西桜木にシュート2万本を課します。ゴール下は上手い桜木、その要領でジャンプシュートも、下半身を使い、肘を締め、手首を使ってボールは高く上げるようアドバイスします。するとシュートが入るのです!繰り返し練習していきます

桜木軍団の助けもあり、桜木はシュート練習を重ねます。リズムを持ってシュートを打つことを学びます。春子も手伝ってくれます

静岡では、全国ベスト8の常誠相手に苦戦している湘北。しかし、桜木に自分がいないから負けたと言われるのが嫌な部員たちはここから真価を発揮、なんと1点差で常誠を破ってしまいます!

桜木がヘバッてきても、静岡組のことを思い出させ奮起させる安西桜木に道楽と言われましたが、桜木の目に見える成長は安西にとって楽しみなのです

ニューバッシュは湘北カラー!!

2万本の練習を終えた頃、静岡合宿からチームも帰って来ます。バッシュに穴が空いている桜木に、春子は再度バッシュを買いに行こうと言います

桜木の中ではデートのようなもの(笑)、至福の時ですが、店長桜木のことを認識しています。身長も1.2cm伸びている桜木店長は昔語りをします。海南に敗れた過去がある店長は毎年海南の試合を観に行っており、桜木の活躍も知っていたのです

店長湘北の色、赤と黒のバッシュを桜木に授けます。案の定100円しか支払わない桜木(笑)、店長は最早諦めています。ニューバッシュを携え、全国に乗り込むというところでこの巻は終わります

まとめ

この巻では久しぶりに試合の描写がありません。全国大会までの練習等がメインとなる巻です。矢沢という暗い過去を持つ安西は、流川に同じ道を進んでほしくないのです。流川はまず日本一の高校生になるという明確な目標が出来吹っ切れます。練習も鬼気迫るものがあり、流川が更に一つステップを上げることとなります

三井との勝負、そして桜木とも勝負し、勝ってしまう流川今の流川には明確な目標があり、早く全国で活躍したいという想いが強いのでしょう。桜木は自分の未熟さを痛感する訳ですが、バスケを初めて3か月足らずでは敵うはずもありません

合宿ではチーム練習に加われず悔しむ桜木ですが、安西の意図を察知し、2万本のシュート練習という苦行に挑みます。呑み込みの早い桜木ですから、果たして試合で披露する機会が出てくるのでしょうか?このジャンプシュートは今後のSLAMDUNKのキーポイントとなりますので、お楽しみに!!

湘北カラーのニューバッシュも手に入れ、いよいよ桜木の、湘北の全国が始まります!次巻も読みましょう!!

おまけ

SLAMDUNKのアニメ版は多くの方がご存じかと思います。こちらはインターハイ編直前までの内容となっています。一部オリジナルストーリーもあるため、原作との違いを見つけるのも楽しいと思いますよ!

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