「SLAMDUNK」19巻の数々の熱戦と成長譚~後半に全てを賭けていた流川の躍動!4ファールで魚住はベンチへ…湘北優勢に!~

前回までのあらすじ

なんとか26-32で折り返した湘北福田に徹底的にやられた桜木は悔しがります…

前半沈黙の流川の真意…!!

三井の活躍によりなんとか追い上げムードの湘北赤木は冷静にチームメイトのファール数を気にしています。桜木は悔しさからロッカーに八つ当たりします

陵南サイドは流川より三井の方が怖いと、ディフェンスに定評のある池上三井を徹底マークさせる作戦に出ます。仙道流川の沈黙を不気味に感じています。また、スタミナのある植草の消耗を見て、藤間の2大プレイヤーと対戦してきた宮城にも注意しています

流川はスタミナの問題も考慮し、後半に全てを賭けていました!チェンジ・オブ・ペースからレッグスルー、そしてジャンプシュートと華麗な技を披露します

桜木は戦列に復帰しますが、三井が引き続き福田に付くため、ディフェンス時は池上をマークすることになります。しかし、池上にすら抜かれてしまいます。ただ、池上赤木の圧倒的な圧にトラベリングしてしまいます

桜木はこんなはずではなかったと自分のゲームプランが狂ったことを実感します

池上三井に徹底マークでシュートを打たせません。そこで流川との連携から攻め、流川が3点プレイをものにします!流川に嫉妬する桜木流川桜木の名言「仙道は俺が倒す」と口にします

魚住4つ目…湘北逆転!!

三井マークにより福田の得点が止まりますが、池上マークで三井の得点も止まります。その分三井のファールが嵩み、スタミナは消耗しているのです…

やられたらやり返す、流川は自信に満ちた強気のプレイで物凄い速さのシュートモーションからシュートを決めてしまいます。は同学年に流川がいることは驚異だぞと清田に説きます

仙道は先程の流川のレッグスルーからのジャンプシュートを完全コピーして再現します。明らかな挑発です。宮城のスティールからの速攻から1点差に迫る湘北、ここから両チームディフェンスが冴え、我慢の時間帯が続きます

約3分間両者無得点という気迫のディフェンスを、仙道は得意のダブルクラッチで打破します。先日の練習試合のラストが脳裏に浮かぶ中、流川はお返しになんと3ポイントも決めてしまいます

独力での突破の他にパスセンスもある仙道福田を使い加点、一方単騎打開を好む流川植草をスティールし、ターンで抜いてシュートを決めます

三井のファールが3つと嵩む中、桜木はまだ福田にライバル心むき出しです。なんとかドリブルで抜いて、メチャクチャなシュートをしますが、独力でリバウンドし、シュートを繰り返します。そんな中、連日のシュート練習を思い出し、シュートするとなんと魚住がファールしてしまいます。これで魚住はファール4つ目です!

まだ10分以上の時間がある中、4つ目のファールということは、退場の危険性があるため、ベンチに下げざるを得ません。桜木のがむしゃらなプレイがファインプレイとなったのです!

桜木はフリースローは2投とも外しますが、リバウンドを自ら獲り、後方の三井へパス。三井が3ポイントを決め、ついに湘北が逆転します

陵南の控えセンターには赤木の相手は荷が重すぎます。赤木のリバウンドから桜木がゴール下を決め、差が広がります

魚住の回想

福田はミドルレンジは入らないと見切った三井、事実福田はシュートが入りません。魚住はベンチで過去の練習風景を思い出します

体格は良いものの、身体の基礎がなっていない魚住は、厳しい練習に付いていけませんでした。フットワークで既にへばり、田岡に毎日怒鳴られ、毎日吐いていました

吐いている魚住の様子を見に行く田岡は、魚住から部を辞めたいと明かされます。また、陰で悪口を言われていることも知っていると言うのです…

田岡は監督になって初めてチームの中心となれる選手を得たんだと言います。体力や技術は身に着けさせることは出来るが、デカくすることは出来ない、立派な才能だというのです。魚住3年の時陵南初の全国大会出場を夢見る田岡の言葉を、魚住は思い出します

桜木のリバウンドから、宮城植草を翻弄して速攻、流川赤木にアリウープパスを出し、ダンクが決まります!湘北の5人が初めてまとまった気がすると感じる木暮は、全国に行けると意気込みます

桜木奮闘!集中力UPで動きも◎

桜木はリバウンドに奮闘しますが、ルーズボールがなんと自殺点となってしまいます(笑)こんなこともあるのですね…赤木からはアグレッシブに獲りに行った結果だとお咎めなしです

宮城三井赤木の中ー外ー中のリズムある攻撃で加点していく湘北。練習試合と比べ、確実に戦力アップしている湘北は強いのです。そんな中仙道は冷静にチームを落ち着ける声掛けをします

池上桜木を抜いてシュートしますが、引っ掛かっても2回飛ぶという離れ業でシュートを止め、マイボールにしてしまいます!集中している時の桜木の動きは常軌を逸しているのです。は自分も同じ経験をしたものとして、あまり思い出したくないと言います

福田打倒に燃える桜木ですが、ゴールから遠いところで身動きが取れず、結局赤木とスイッチした流川が加点して残念がります。点差が開き、高頭はタイムアウトか魚住投入と思案します。しかし、田岡魚住の直訴にもラスト5分での投入まで待てと言います

流川のシュートが外れますが、オフェンスリバウンドも湘北チームが圧勝、桜木がゴール下を3度も外し、仙道がカウンターで池上にパスを出すフェイントを見せますが、赤木は読んでおり、仙道をブロックします!

赤木が間違いなく県内一のセンターだと語る魚住は、自分しか太刀打ち出来ない、出させて欲しいと再直訴します。田岡湘北には不安要素がある、流れは必ずもう一度陵南に来ると言います。あと8分、赤木が「みんなすべてを賭けてくれ…」と呟いたところでこの巻は終わります

まとめ

前半沈黙していた流川でしたが、スタミナも考慮し、後半に全てを賭ける作戦だったのはビックリでしたね。思惑通りスーパープレイを連発する流川仙道というライバル相手に燃えない訳がないのです。そんな流川や、徹底的にやられた福田に対抗意識をむき出しにする桜木はようやく集中力が高まり、驚きの動きを見せだします

海南戦でも危惧された魚住のファール癖がまた現れ、まだ10分以上ある中4ファールとなり、退場を恐れてベンチに下げざるを得なくなった陵南。控えセンターには赤木のマークは荷が重く、湘北は逆転し、点差も離し始めます。個性はバラバラですが、その5人ががっちり嚙み合ってチームとしての強さを見せる湘北、全国も見えて来ました

田岡は頑なに魚住投入を我慢します。彼の言う湘北の不安要素とはなのでしょうか?本当に流れはもう一度陵南に来るのでしょうか?続巻で答え合わせしましょう!!

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