「SLAMDUNK」20巻の数々の熱戦と成長譚~魚住再投入で湘北不安要素露呈…チーム崩壊へ!?~

前回までのあらすじ

あと8分、赤木が「みんなすべてを賭けてくれ…」と呟きます…

魚住再投入!

7点差くらいならないものと思った方がいいと感じる宮城は、赤木のところのミスマッチを突いていきます。案の定控えセンターに赤木は止められず、加点していきます。強力なチームメイトを得てその才能が開花したのです!

良い連携から桜木が庶民シュートを決め、ついに11点差になります。5人の個性が上手く機能することで湘北が強いチームになることを知った木暮安西に俺たちは勝ちますと誓います

ついにここで田岡の堪忍袋の緒が切れて、残り6分弱で魚住投入となります。魚住投入で流れが変わるかに見えましたが、植草のパスは宮城にスティールされ、速攻(ここで植草は付いていけず倒れてしまいます)、宮城は周りに流川桜木がいる中自ら切れ込み、仙道を振り切りゴールを決めてしまいます!

ついに15点差となる中(ここで植草越野と交代)、後がない陵南は、魚住の集中力をかつてない程研ぎ澄ませていました。魚住はチャージングの境界線の線を引くことに成功し、積極的に攻めていきます

魚住は思い出します。先に名の知れたのは魚住でした。1年にして試合に出ていた魚住はコートサイドで同じくらい高身長の男を見つけます。それは赤木でした。1年前の県予選、2年になった魚住湘北と対決した際、チームとしては圧勝したものの、赤木に歯が立ちませんでした。

評価が逆転する中、魚住赤木に負けたくない一心で、嫌いだったフットワークの量を増やし、足腰を一から鍛え直しました。先日の練習試合では赤木に30点取られています。ゴール下の得点感覚は赤木の天性のものです

魚住は遮二無二突っ込むと見せて仙道にパス、そのまま仙道福田にパスし、30秒前に何とか得点します。魚住は俺はチームの主役でなくていいと感じます

三井桜木は最早勝った気でいます。赤木魚住にパワー勝負で挑みます。魚住かつて上級生にデカいだけと馬鹿にされてきたことを思い出し、赤木をファールギリギリでブロックします!取りこぼしを宮城が拾いますが、魚住の存在感は大きく、シュートが外れると、魚住は身体を張ってリバウンドを獲ってしまいます

湘北の不安要素とは?!

点を獲りにいってやると仙道が気を吐きます。流川仙道のフェイクを読んでいますが、仙道にはパスという選択肢があるのです!魚住の首振りフェイクで赤木仙道への対応が一瞬遅れ、仙道は3点プレイとします

流川を抜き、桜木との勝負も華麗にターンドリブルでかわす仙道、フリーでダンクを決めます。仙道は二人抜きだなと息巻きます。仙道は1分間にワンゴールずつ差を詰めると言います。残り30秒で追いつく算段です

陵南の空気が変わります。仙道が勝利に導いてくれると…。流川は「バスケットは算数じゃねえ」と超強引に攻め、なんと得点してしまいます。しかし、その魚住のファールすら誘おうとしたプレイがヒントになり、仙道はファールトラブルを狙います

越野とスイッチし、宮城仙道とのミスマッチとなります。田岡は「湘北の不安要素その1は、ファールトラブルだ」といいます。仙道宮城からファールを貰い3点プレイ、宮城は4つ目のファールとなります。ここで宮城を下げる訳にはいかない湘北スタメン5人のうち流川を除く4人がファール3つ以上という点が気にかかります

田岡は不安要素その2として選手層の薄さを上げます。流川仙道を意識し、遮二無二シュートを打つと見せかけてフェイク、抜いてダンクを決めます。挑発する流川仙道は、越野にボールを回してくれと言います。池上仙道が昨年の湘北戦で一人で47得点したことを思い出します

湘北チーム崩壊!?

フェイダウェイシュートを決め、仙道が10連続得点します。今では魚住福田よりはるかに怖いスコアラーです。高頭湘北より陵南の方がディフェンスがいいチームだと断言します。事実30秒で不意にしてしまう湘北彦一音頭による応援の盛り上げで会場が陵南一色になります

仙道は3ポイントすら決めてしまいます!ついに4点差となります。タイムアウトを取った湘北ですが、何も作戦は浮かびません。田岡湘北最大の不安要素は安西不在と言います

最早気合で乗り切る事くらいしか作戦のない湘北に追い打ちをかけるように、ゾーンプレスを仕掛ける陵南田岡は全てが上手くいってる時は大して意識しない疲労が襲い掛かって来ると言います

桜木は無理なパスを出し、マイボールを不意にしてしまいます。田岡湘北の不安要素その4、素人桜木と言います。全て田岡が思い描いた通りになってきています。

仙道の攻めに身体で止めに入る赤木ですが、3点プレイにされてしまいます。これで赤木も4つ目のファールです。しかも、突然レフフェリータイムが取られ、三井が倒れ込んでいるところでこの巻は終わります

まとめ

一瞬全てが上手く噛み合い、ついに全国への切符を手に入れるかに見えた湘北でしたが、魚住投入で流れが陵南に変わり、まるでジェットコースターに乗っているような展開でしたね!

この陵南戦では、回想で魚住の過去の出来事が幾つか出てきます。怪物と評されてきた男の回想は、そんな中での苦労・葛藤が描かれており、どんな人間にも完璧なものなどない、人生は荒波ばかりだと感じさせます。魚住の人気の高さは、この泥臭さ、人間臭さなのかもしれません

魚住の覚醒からスコアラー仙道が再び目を覚まします。更に仙道はファールトラブルを突いて来るという狡猾なプレイで湘北に混乱を招きます。田岡が思い描いていた通り、湘北の不安要素が露呈し、あんなに強かったチームがバラバラになろうとしています

安西不在も響く中、なんと三井が倒れてしまい、この後どうなってしまうのか非常に気になりますね!次巻も読みましょう!!

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