前回までのあらすじ
ガッちゃんが2匹になったことで村中大騒ぎになります。学校にも登校し、栗頭先生はガッちゃんが2重に見えてしまうと校医に相談します。食欲旺盛なガッちゃん達は地面を食いまくり、ついに温泉を掘り当てますが、湧き過ぎて村中水浸しになります…
ニコチャン大王、念願の星へ帰れる?!
ピースケと遊んでいたアラレは夜空に流れ星を見ます。願い事を3回言えば叶うというのですが、なかなか言えずにいると、何とアラレは流れ星に岩をぶつけてしまいます。それはルマルタ星人のUFOで、タマはアラレにUFOの修理を相談し、博士を呼びます
修理も完了し、ペロペロキャンディーまで貰い、考えを改めたタマは宇宙船でこの星は住める星ではないと嘘の報告をします
先日のUFOから重力コントロール装置を発明した博士は、鶴天の烈津號に取り付けることにします。そのことを知った鶴燐や突詰は故郷に帰れる喜びと共に、仲良くなったペンギン村の皆との別れを惜しみます。盛大にお別れし発射しますが、装置に重大な見落としがあり、戻って来ることになります
失敗の教訓を生かし、宇宙船を発明した博士ですが、鶴天は疑心暗鬼しているため、前例を作ろうとニコチャン大王達にプレゼントします!無事飛び立ち宇宙に行けますが、そこにはアラレ達も乗っています。アラレ達が邪魔なニコチャン大王は違う星に置いて行きますが、ガッちゃんがいるため付いて来てしまいます
博士はアラレを奪還すべく別の宇宙船で向かいます。無事ニコチャン星に到着した一行でしたが、人口83人の星の者は皆大根作りに精を出しています。ニコチャン大王不在の隙にコマッタチャンという生物が大根を気に入り、毎月1000本も年貢として納めているというのです
コマッタチャンが現れたため、ニコチャン大王達は宇宙船から攻撃しますが、唾を吐かれやられてしまいます。なす術なしと思われた中、アラレがンチャ砲で仕掛けます!挨拶砲の応酬となりますが、アラレはエネルギー切れとなり、コマッタチャンが止めを刺そうとすると、博士が登場、ガッちゃん経由でロボビタンAを補充したアラレのバイチャ砲でやっつけます
博士達は感謝され、大量の大根を持ち帰ったのです
変身コンコンヘルメット
泥棒が摘家に侵入します。見つかりますが、その都度巧妙に本を渡し、気を逸らし先に進みます。アラレ達がお呼ばれされていたようで、博士がトイレで遭遇しますが、色仕掛けを食らいます。するとアラレ達に見つかり、最終的には女泥棒が突詰に触ったため虎になり、泥棒は這う這うの体で諦めます
ペンギン村にやくざが現れます!早速悪さをしようとしますが、アラレ達に遭遇、金をせびりますが、我が道を行くアラレの敵ではありません。何とか投げ輪をしてアラレ宅に着きますが、やくざとして恐れられることもなく、寒空の下、村民にステージから挨拶をさせられます(笑)
みどりと勘違いして、違う女性にセクハラをしてしまった博士、警察が来たので大急ぎで変身コンコンヘルメットを発明、みどりに変身し事無きを得ますが、肝心のヘルメットをガッチャン達が持っていってしまいます。事情を察したあかねは博士に変身し痴漢をしまくり、博士宅に警察が押し掛けます
ペンザラシ、感動の親子再会へ!!
今年の夏はとにかく暑く、ガッちゃん達にせかされ博士は海水浴に連れて行きます。そこでガッちゃん達が卵を発見し、家で暖めていると、卵が孵り、ペンザラシが産まれます。暑いのが苦手なため、オーサム地方へ連れて行くことになります
途中みどりが洗濯したいというのでナイル川に寄ったり、エッフェル塔で写真を撮ったりしながら、何とかオーサム地方に到着します。くじらに事情を話すと、どうやら3丁目の五作の子どものようです。落ち込んでいた五作でしたが、無事感動の再開を果たします
イチニーノ山で修業に励む八龍は老師からサンタの役を引き継ぎ、ペンギン村にプレゼント(舐めると浮く飴玉)を渡しに向かいます。こっそり忍び込むことが出来ず、攻撃したため皆ケガをし、飴玉を舐めて浮いて来た皆がお礼参りで老師が酷い目に遭うところでこの巻は終わります
まとめ
今巻ではどちらかというとほっこりするエピソードが際立った巻です。特にあのニコチャン大王が故郷のニコチャン星に帰れるくだりは、笑いと共に良かったなあと嬉しくなってしまいますね
コマッタチャンに苦しめられていたニコチャン星でしたが、アラレ達の活躍もあり撃退に成功、お礼に大量の大根をプレゼントされます。人気キャラだったニコチャン大王、これでもう出て来なくなってしまうのでしょうか?気になる方が是非最後まで読んで確かめましょう!
どうやらあかねは博士の発明を悪用して博士をとっちめることにハマっているようで、セクハラがうやむやになりかけていた博士は術中にハマります…やはり悪いことは出来ませんね(笑)
ガッちゃんが卵を見つけて暖めるくだりでは、ガッちゃんが3匹になったらどうしよう…と誰もが困惑する中、ペンザラシが産まれ、オーサム地方の五作の元へ返しに行くという何とも微笑ましい締め方でした。親子の感動の再開、ほっこりさせられますね
ギャグから感動系までを簡潔に分かりやすく漫画化したDr.スランプ、13巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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