「新宿スワン」10巻のアンダーグラウンドな夜の街の光と闇~マユミが店の名簿情報を横流しして失踪…ハメられたタツヒコは絶体絶命!!闇金の負の連鎖~

前回までのあらすじ

井出マユミの相談にのって闇金を紹介したのだから、牛尾鼠賀も含め闇金に手を出していることは黙っていて欲しいと言います。マユミはまた保証が切れてしまいそうだとタツヒコに泣きつきます。マユミが「ごめんねタツヒコ」と言います…

マユミの不可解な行動

裕香と食事に行くタツヒコは、店の女の子が闇金で悩んでいる話を良く聞くと聞かされます。根駒は店の名簿を盗んだ女がいると連絡を受け、真虎と話を聞きに行きます。店長の話では、マユミが名簿のコピーを戻して来て、どうやらその個人情報を闇金に流しているようなのです!しかもタツヒコに命令されてやったと言っているというのです。マユミは逃げ出してしまったと言います

タツヒコに非通知で電話があり、マユミを拉致していると連絡が入ります。バーストの幹部会では牛尾が闇金斡旋の首謀者はタツヒコだと言います。タツヒコは幹部会に連れて来られ、最早タツヒコは悪者扱いされてしまいます

真虎からマユミを連れて来られるかと問われ、絶体絶命のタツヒコは了承します。タツヒコはトイレにいた時正を襲い、金庫の鍵を盗み、名簿を盗んでしまいます。タツヒコは限りなくクロだと思われてしまいます

タツヒコは非通知の電話でマユミを返してほしければバーストの個人情報を盗んでこいと言われていました。こんな形でバーストを、真虎さんを裏切ってしまったと涙します

ハメられたタツヒコ

タツヒコはライバルのミネルバ吉川に会いに行きます。吉川派No.2の影里の案内で吉川と面会し、ミネルバの寮を貸してやると言われます。吉川タツヒコがハメられたのではないかと言います。吉川マユミもグルやでとも言います

影里に案内されているところで派の亀山と出くわしてしまいます。影里に話があるなら幹部クラスを連れて来いと言われ、亀山は大人しく引きさがりますが、亀山は完全に怒っています

マユミはなんと牛尾鼠賀原木に匿われています!オーナーの命令で匿えと指示されているようです。井出は闇金の催促の電話を掛けています。同僚の男と若い女が金になって扱いやすいと話しています

山城タツヒコの件を紋舞会に持っていき、ミネルバと揉めた際はケツを持ってもらうことをお願いします。ミネルバの幹部会ではメンツが揃わないことで吉川は苛立ち、帰ってしまいます。ミネルバの派閥のトップの一人である百塚に会い、タツヒコの件を相談しています

追い詰められたタツヒコに、吉川ミネルバに入れと誘います。タツヒコは疲れ切り、最早バーストマユミもどうでもいいと腐れます

原木鼠賀に最近牛尾の様子がおかしいと言います。牛尾が金主について嗅ぎまわっているというのです

関に居場所を突き止められ…

タツヒコの元に裕香が現れます。一瞬居場所がバレて一貫の終わりだと嘆くタツヒコですが、裕香はただ心配して居場所を突き止めたのです。裕香タツヒコに豚キムチ丼を食べさせ、タツヒコは涙ぐみます。タツヒコは腹をくくり、バーストに乗り込み、詫びを入れると言います

裕香タツヒコが否を認めてしまうことになるので、ハメられた原因やマユミのことを考えようと提案します

原木が代理人に上納金を納める際マユミの件を話しますが、オーナーからは話を聞いていないと言われます。その様子を井出が隠れ聞いてしまいます

ミネルバの幹部会にやっと百塚白金も現れますが、他の事業が忙しい様子で、吉川はもーちょい本業もキバってやってきましょーやと頼みますが、相手にされません

百塚と繋がり、影里をボコり、タツヒコの居場所を聞き出します。が「タ~チュ~ヒ~コ~」と匿われている寮に現れたところでこの巻は終わります

まとめ

マユミが店の名簿を盗んで情報を流しているということが発覚し、若い女の情報は闇金にとっては美味しい情報のため、追い詰められて行った行為ということが分かりますが、タツヒコに言われたと言って逃げ出した点が解せません

マユミを匿っていると思われる非通知の人間からタツヒコバーストの名簿を盗んで持って来いと言われ、正直なタツヒコは止む無く名簿を盗んでしまいます。頼るところのないタツヒコ吉川を頼り、匿って貰います。今まで信じて来た人達、会社を裏切るような形となり、あの元気で陽気なタツヒコがあそこまで思いつめ、追い込まれる姿は痛々しいです

タツヒコをハメて、漁夫の利を得ようとする者の魂胆がまだ完全に明かされた訳ではありませんが、マユミはなんと牛尾達に匿われているのです。オーナーの指示ということですが、牛尾は野心家で、何か別な思惑もあるようです

ミネルババースト同様闇金等の副業が忙しいのか、幹部会にも覇気がなく、吉川は嘆きます。スカウトだけでは食っていけないのでしょうが、歌舞伎町はこの闇金というあぶく銭の光と闇に包まれているのです

裕香に説得され、光を取り戻しつつあるタツヒコに居場所を突き止められ、絶体絶命の中、挽回はあるのでしょうか?続巻も読みましょう!!

おまけ

ドラマ版第6話は「謎の天使」で、ゲスト・マイ役が我妻三輪子です。こちら本編に出てくるマイとは別の話で、一部オリジナルストーリーとなっています。ドラマ版は1話完結で短くて見やすいので、是非見て下さい

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