前回までのあらすじ
幹部会で関がどーやって横浜攻め崩すか話をしようとすると、山城が関に「クビだ。今すぐここから出ていけ」と言います…
形勢が逆転しだし…
タツヒコは筋違いで、責任を取るなら俺でしょうと言います。完全に関が裏切ったと思っている山城に、関は「弁解する気はねーんだよ!オマエら、世話になったな」と言い残し、その場を去ります。タツヒコは「納得いかないことばかりだけど、今まで本当にありがとうございました」と頭を下げます
一本気な関派の亀山が納得がいかず山城に面会しますが、亀山の気質を見抜き、葉山は関を説得するために葉山・タツヒコと共に横浜に行かないかと誘います。亀山は了承します。山城も時正に新宿を任せ、真虎と共に横浜へ宝来会雛乃一家田坂総長に会いに行くことにします
葉山は横浜にスカウトマンが立てないなら、新宿でスカウトした女を引っ張ってくればいいと言います。バーストがこれまで格別の付き合いをしてきた大手グループで、横浜にも店を持っているグループはたくさんある、そこに付け入るスキがあると言うのです。さすがのタキもその店への嫌がらせになるのでバーストの女には手を出せないという理屈です
田坂と面会した山城は上納金を提示しますが、田坂は一蹴します。ウィザードが新宿進出を目論んでいる旨伝えると、山城は殴られ、田坂は激昂します。すかさず真虎が詫びを入れ、社長自ら足を運んで筋を通した心意気を買われ、しばらく横浜で待てと言われます
葉山はタキと会います。これ以上戦い続けるならどちらも痛い目見ますよと言う葉山に、タキはオマエの致命的な弱みを握っていると返します
ロアゾ無事オープン!
鳥居の横浜の店をオープンさせるためにあと女の子を50人集めたいところ、井出、鼠賀、そしてNidからのヘルプ含めて36人(タツヒコは0人です…)、あと一歩というところで、コージが現れ、タツヒコはアリサに引き合わされます。何か事情を知らされたタツヒコは、ヒデヨシ、洋介との因縁なんですよと言います
時正は現在新宿で唯一のバースト幹部のため、揉め事に顔を出さなくてはなりません。そこではスリーナインという会社のスカウトがバーストのシマでスカウトしていて揉めており、一旦事は収まりますが、裏ではハネマンが暗躍しています!ウィザードの息が掛かっているのです
モリケンは亀山がエリザベスの女と一緒にいると聞きつけ、出向くと、亀山はモリケンをぶん殴ります。亀山はモリケンを連れてエリザベスに行き、タキにも来るように伝えます。タキは頭から血を流しながら現れ、モリケンを引き取ります。タキに関がウィザードへ寝返ったのか問うと、「あんまり調子のんなや」と返されます
関の回想が入ります。若かりし頃の山城と時正は、挨拶に行こうと思っていた組の事務所で関が暴れているところに遭遇し、事を納め、関を売って貰えないかと言います。巧みな交渉で値をせびった山城は、関を核弾頭のようにバースト初期の起爆剤として揉め事に向かわせました
タキはバーストが横浜に立つことを宝来会が認めたと社員に話します。ロアゾは無事オープンし、横浜でもバーストはスカウトが可能となり、山城達は祝杯を上げます
洋介を止めろ!
タキは砂子から拳銃を受け取ります。砂子は県警本部長が変わるから今までのようには行かなくなると言います。タキは宝来会も警察も使えなくなったなと悟ります。砂子は署に戻ると監察官に説明を求められます。喚く砂子に監察官は私利私欲のため国家権力を悪用した結果、すべてを失うんですと言います
タツヒコは葉山に洋介が横浜にいること、ヒデヨシを殺した可能性があることを話します(葉山は既に知っていることのようです)。アリサとも引き合わせ、3人で洋介が運び屋と覚醒剤の取引を行う場に向かいます。アリサは取引の前に洋介をさらえば、取引は行われず、洋介はタキからも宝来会からも信用を失い、逃げるしかなくなり事実上シャブから切り離せると言います
第9埠頭で洋介とタツヒコ、葉山が顔を合わせます。タツヒコは洋介を殴り、「お前はヒデヨシじゃねー、ようすけ!」と怒鳴ります。そして、「なんでヒデヨシを殺した?」と問いただすところでこの巻は終わります
まとめ
ウィザード有利に展開していた事が徐々にバーストに傾き始めます。新宿でスカウトしてきた女を横浜に呼び、バーストと関わりの深い店の系列店と通じることが突破口となり、徐々に横浜での地盤を作って行きます
鉄壁に見られていたタキ王国も、宝来会がバーストと結託し、頼みの警察も砂子の退場で脆くも崩れ去り、危うい状況になって来ます。キーマンの関の動向も気になりますが、このままバーストが逆転して横浜進出を間違いないものにしてしまうのでしょうか?
洋介の経緯を知ったタツヒコは葉山(何か事情は知っている風でしたが…)とアリサと共に洋介の覚醒剤の取引現場に出向き、相対することとなります。ヒデヨシの死と、洋介の変貌…2人を知るタツヒコは、洋介になぜヒデヨシを殺したのか問いただします。いよいよ事の真相が明らかにされようとしています
揉めに揉めた横浜編もいよいよ佳境に迫りつつあります!シリーズ屈指の人気編、最後まで見届けましょう!!
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