「新宿スワン」21巻のアンダーグラウンドな夜の街の光と闇~にゃんきんハウスの謎…火種と思われていた百塚は実はフェイク!?本当の火種とは??~

前回までのあらすじ

ハウンドの連中は葉山バーストに鞍替えしたのが気に食わないようで、オレらアンチ葉山派だからと言われます

リカタツヒコに電話で「眠れないんだ、今から会えない?」と言います…

にゃんきんハウスとは!?

タツヒコリカと神社で会い、元カレのタケシの話になります。ペットショップの話になると、リカは口ごもります。何か訳があるのでしょうか?

佐竹上草はスカウトしたをカラオケの一室で犯しています。ジョリーと名付けます

タツヒコリカとベットに入りながら、リカ心明逆流れという白鳥流奥義で(笑)素っ裸にしてしまいます!いよいよ本番…!というところでから電話が掛かってきます。タツヒコバーストの社長室からあるものを取って来てくれと頼みます。忍び込むのも3回目のタツヒコ、最早慣れたものですが、金庫の番号も8046(やましろ)、問題の物も字が間違っていたりと不安が残ります…

タツヒコはコインロッカーに何かを入れます

百塚に非通知で電話が掛かってきます。ハウンドのタケシからです。「リカをさらって前と同じことをさせよーと思ってんだけど、今日ゼウスにおいで」と言います。百塚は激昂し、リカのマンションに行くと、タツヒコと鉢合わせします。タツヒコが向こうの味方でない証拠がなければアイスピックで刺して殺すという百塚に、タツヒコは部屋に落ちていたにゃんきんハウスの住所が書かれたメモを出します

百塚タツヒコにそこに迎えと指示し、自分はタケシの元に向かいます。ゼウスで派手に暴れる百塚ですが、10数人倒したところで疲労もあり、ついにタケシにやられてしまいます

にゃんきんハウスに着いたタツヒコですが、入り方が分からず、電話で問い合わせ、しばらくすると田中という怪しい男に案内されます。会員制で鍵がないとエレベーターがその階に止まらない仕組みだったのです!

ジョリーは数ある部屋の中の一室で裸で拘束され、レイプされ無理やり薬を打たれ、要は女を調教し、シャブ漬けのセックス中毒者として飼い慣らされようとしています。金城は隣の部屋のシロという女は過去7回自殺を試みたが、1週間で別人となり、日を過ごすごとに従順になっていったと言います

シロは外の世界を怖がり、その環境になじんで別の人間になってしまったのです!ジョリーも同じように調教しようとしている時に、タツヒコが現れた訳です。そこに上草佐竹が現れ、タツヒコは襲われます。タツヒコは却って好都合と上草佐竹を伸してしまいます

百塚を探せ!

灰沢タケシミネルバと揉めるよう仕向け、紋舞会を引っ張り出し、あとはオレが動くと言います。百塚を縛り上げ、タケシ灰沢に連絡します。百塚リカは自分をおびき出すためのエサだったのかと悟ります

タケシ百塚の携帯からに電話し、百塚が殴り込んできた、何人か病院送りになっていると連絡します。ケツモチの美竹組を持ち出し、揉める気です

ミネルバでは緊急ミーティングが開かれ、百塚がさらわれた旨幹部に伝えます。相手はヤクザ直系会社、当然ケツモチの紋舞会にも動いてもらうつもりだと言います

タツヒコは二人を倒し、朦朧としながらシロと書かれた部屋を開けると、裸の女がそこにはいます。状況が分からないタツヒコ金城が刺してしまいます。タツヒコは出血が酷く倒れてしまいます

ゼウスに先にミネルバ紋舞会の者が来れば百塚の勝ち、灰沢が来たら百塚の負けというタケシ、無情にもそこに灰沢が現れます

吉川はあらゆる手を使って百塚の居場所を突き止めようとします。吉川ハウンドの末端から百塚の居場所を聞きつけます

本当の火種は別にあった…!?

紋舞会の若頭・下里と会っています。百塚美竹組絡みでさらわれた旨伝え、下里灰沢を所詮お子ちゃまと言い、紋舞会がすぐ動いたら灰沢の思うツボだと冷静です。いざとなればオレが動くと豪胆でもあります

タツヒコは気づくとジョリーの部屋にいます。ここに至るまでの経緯をジョリーから聞き、上草佐竹は元ハーレムのため、ハウンドタケシと繋がっていると悟ります。金城タツヒコを殺し、上草佐竹にチェーンソーでバラバラにさせようとしています

金城リカと付き合っていた頃のタケシが変わったことに憤り、無理やりリカを犯し、タケシも元に戻ったと言います。引きずられているタツヒコの前に灰沢が現れます!

下里天野灰沢は異端だと言います。この火種にはなにかウラがあると踏むと、天野は同調し、美竹組からある構成員が重大なトラブルを犯したと連絡があったと言います

達がゼウスに着くと、縛られていたはずの百塚が逆の立場になっています。灰沢紋舞会との火種が欲しかった…その火種が百塚だと思われていた中、百塚は囮で、本当の火種は別にあったと言います

灰沢を見た金城はへたれこみます。その後ろにはタケシ、そしてなんと真虎まで現れたところでこの巻は終わります

まとめ

非情に目まぐるしい展開でごちゃごちゃしますが、整理すると、百塚は当初美竹組紋舞会と揉めるための火種として利用されていると思われていました。ハウンドはヤクザ直系スカウト会社、美竹組がケツモチのため、ここで灰沢が火種を利用して紋舞会とぶつかる様相でした

しかし、どうやらそれは囮で、本当の火種は別のところにあるようなのです!まだはっきりとは分かりませんが、そこに真虎まで絡んで来ているようです。天野美竹組の構成員がある重大なトラブルを引き起こしたと連絡が入ったと言っています。百塚の件はフェイクで、こちらが本当の火種のようですが、果たしてどういうことなのでしょうか?

にゃんきんハウスの全貌も徐々に分かってきました。人として許せる範囲を超えた暴挙が行われているようで、そこに以前リカも関わっていたようなのです!人道的にとても許されることではありませんが、環境に順応してしまったシロの話からは、人間の恐ろしさ・弱さが見え隠れします

役者が揃い、今回の抗争の全貌が明らかにされようとしています!心して次巻を読みましょう!!

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