「テニスの王子様」22巻の数々の激戦と成長譚~関東大会決勝戦を前に切原とリョーマが手合わせ!目が充血し狂気の切原に、更に勢いを増すリョーマの腕前…特別読切あり~

前回までのあらすじ

スポーツショップの帰り道手塚以外は雑魚と断言する切原リョーマが「俺にも本当のテニスって奴を教えてくんない?」と問い、切原が「高くつくかもよ」と返します…

関東大会決勝の前哨戦

神奈川県の某テニスクラブでリョーマ切原と手合わせします。サーブ権を取ったリョーマは強烈なツイストサーブを放ち、流石の切原も避ける事が出来ずラケットを飛ばされますが、倒れませんでした。まだまだだねというリョーマに、切原は「お前潰すよ」と凄みます

リョーマは一本足のスプリットステップから空中で動いてドロップまで決め切原と互角です。両者重いパワーリストを外し、切原の打球は鋭く、アドバンテージサーバーとなります。ここまで2分11秒といつもより時間が掛かっています

切原は先日の不動峰戦でに13分台で試合を決めると豪語し、も実力者の為1ゲーム落とし、随分なロスだな?と挑発されると、目が真っ赤に充血し、一気に6-1として勝ち、タイムも14:01というものだったのです

防戦一方とはいえ流石にリョーマも強く、切原が1ゲーム取るのに9分も掛かっています。みるみる切原の目が充血しだし、恐怖のナックルサーブでリョーマの膝ばかり徹底的に狙って来ます。膝が壊されると感じたリョーマは顔面ギリギリで返球しますが、更にスマッシュで同じ膝を狙われます

リョーマはこの後も徹底的に膝を狙われ、集中しだした切原の試合時間はどんどん短縮されます。最早リョーマに打つ手なし…と思われた中、リョーマは覚醒しオーラに包まれると、まだまだだねと英語で呟きます

覚醒したリョーマ

ここから覚醒したリョーマの意地の反撃が始まり、ドライブBは返されたものの連続して加点、本職の左に持ち変え、対手塚用にサウスポー対策をして来た切原でも返せない高速サーブで加点します。股の下を抜くノータッチエース連発です

流石の切原でも覚醒したリョーマの敵ではなく、圧倒され、連絡を受けた真田達が駆け付ける中、リョーマが勝利しコートを後にするところでこの巻は終わります

特別読切「サムライの詩」

渡米後南次郎は荒れており、プロテニスプレーヤーになると言い張り、酒場でスミスコーチと喧嘩になり、倫子に救われます。ペチャパイには興味ないと巨乳のアメリカ人に夢中な南次郎ですが、デッケー夢を果たす為にやって来たと豪語します

アリッサにまで手を出し、マイケルは怒りますが、南次郎にカモにされ、負傷し試合に出られなくなり、スミスコーチは怒り、子供にスパルタ指導をします。倫子は庇い負傷し、マイケルからも言われ南次郎が仕返しのゲームをスミスに申し込みます

世界ランク86位まで行った事があるというスミスのサーブは強烈ですが、南次郎は目を瞑っても返せると豪語、スミスを圧倒します。遊び歩いているかに見えた南次郎は実は名のあるトーナメントに出まくってタイトルを総なめしていたのです

倫子の借りて来たバイクで更に旅し、37戦全勝とテニス界を震撼させた南次郎倫子とも結婚しますが、突如テニスから引退すると言い出します。次の大会で優勝すれば初の世界ランク1位になれるというのに…倫子は呆れながら、二人の息子リョーマに新たな夢を見つけてしまったのだと納得したところでこの読切は終わります

まとめ

スプリットステップが出来る唯一の中学生二人の本戦とは別の手合わせという事で、粋がるリョーマが生意気に感じた切原はみるみる目が充血し、恐ろしい実力を発揮します。なんと徹底的にリョーマの膝に当てる神業を見せ、試合時間にもこだわりのある切原は少し狂気じみています

そんな展開でリョーマが燃えない訳がありません!本職の左にラケットを持ち変えると、ドライブBやツイストサーブが冴えわたり、あの切原すら圧倒するのです…今までも底が知れない強さを見せて来たリョーマですが、強敵が現れると却って燃え、更なる実力が発揮されるようです

某総合病院での真田幸村の会話内容も気になりますが、何かの伏線となりそうです…

今巻には特別読切「サムライの詩」が載っています。若かりし頃の南次郎竜崎、そして後の妻となる倫子等が出てくる読切で、遊んでいるようで南次郎は数々のトーナメントで優勝し名を上げました。悪徳コーチも倒し、夢に向かって邁進するかに見えましたが、新たな夢を息子のリョーマに託します

この親ありて現在のリョーマありという過去エピソードの読切となりました。読切があると物語を別の角度からも読み進められる為お得感がありますね!結局一方的にやられた切原、決勝戦での直接対決はあるのでしょうか?23巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

おまけ

テニスの王子様は小説も出ています。全6巻で、漫画やアニメより文字の表現を好む方、どちらも楽しみたい方におススメします

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