「テニスの王子様」23巻の数々の激戦と成長譚~切原の赤目が青学にも伝染してリョーマ卒倒!?王者・立海大付属に死角なし…ダブルス2:桃城・海堂ペア善戦も力尽きる~

前回までのあらすじ

流石の切原でも覚醒したリョーマの敵ではなく、圧倒され、連絡を受けた真田達が駆け付ける中、リョーマが勝利しコートを後にします…

皆目が真っ赤でリョーマ卒倒…

コートから出たところで真田に出くわし、そのままリョーマは倒れこんでしまいます。立海大付属の者が例え草試合でも負けは許されないとジャッカルがついていながらの失態を真田は怒ります。リョーマは力尽き眠ってしまいます

リョーマ真田邸で目が覚め、左手の感触を確かめます。真田は真剣で居合斬りをし、手塚が面白いモンを残してくれたとにやけます。は青学が負ける確率が98%と分析し、(蓮二の事を想いながら1%でも勝率を上げられる要素が何かあるはず…と研究します

リョーマはどうやって帰ったのかも定かではない中、学校で目が真っ赤な桃城徹夜で名作ビデオの見過ぎ)、海堂朝までマラソンして寝不足)に出くわし、昨日の切原の件もありビビります。更にレギュラー陣それぞれの理由で皆赤目だった為、リョーマは気を失います

大石は回復し菊丸とのゴールデンペアが復活し、皆意気が上がる中、リョーマ竜崎まで赤目(オーダーを作っていて徹夜)で再度倒れます(笑)

青学2年生ペアを圧倒する立海大付属ペア

敗者復活戦で山吹緑山が全国行きを決めます。そしていよいよ関東大会決勝戦:立海大付属VS青学の試合が始まります。全国から視察が訪れる等注目を浴びる立海大付属、丸井ジャッカル仁王柳生切原・そして皇帝:真田と強力なラインナップが揃います

両校部長が握手すると、部長代理の大石は最初胸を借りるつもりで…と話つつ、そんな事では勝てないと考え直し、逆に勝利宣言をしてしまいます。青学レギュラー陣は大石の強い意志に意気上がります

ダブルス2は桃城海堂ペアVS丸井ジャッカルペアです。桃城は二人のパワーリスト外して貰えませんか?と問い、丸井は外させてみろと挑戦的です。相手サーブから桃城はいきなり奇襲:ジャックナイフを見せますが、前衛を抜け、守備範囲の広いジャッカルが拾います

桃城はポーチに出て、逆側を打たせるとそこには海堂が待ち構えており、ブーメランスネイクを打つ気です。ところがボールはネット上を転がり、妙技:綱渡りで立海大付属が先制します。丸井は更に妙技:鉄柱当てを披露し、0-3とリードを広げます

丸井海堂のブーメランスネイクを見たいと挑発し、得意の位置から敢えて打たせ、審判台の下を通る物凄い軌道を見せますが、ジャッカルがポール回しで返球し加点します。の予想はことごとく当たります。まだ二人からパワーリストを外させるには遠いのです

自慢の技をそっくりそのまま返されたダメージは深く、海堂は呆然としてなかなか立ち直れません。桃城が必死にカバーしますが、この立海大付属の強さは本物です。丸井はまた得意の鉄柱当てを見せますが、今度はネット上を転がらずバウンドし、コート後方へ落ち、追って行った桃城は膝を擦り剝きます

すると海堂が自慢のバンダナで桃城の傷を縛り、0-5という劣勢の中桃城は良い作戦があると海堂に持ち掛けます

粘りも虚しくダブルス2敗戦…

海堂は前衛でポーチとなり、桃城の弾丸サーブが返って来ると、ショートスネイクで対応、後衛のジャッカルはことごとく拾いますが、精神力なら負けない海堂は何度もショートスネイクで揺さぶりを掛け、ジャッカルはついに返球が雑になり、桃城のダンクスマッシュが決まります!

体力自慢のジャッカルはプライドもあり、この青学ペアの作戦に乗らざるを得なく、丸井も自身の陣形を崩しては桃城の思う壺だと動きません。ついに青学が1-5とします。マッチポイントながら徐々にエンジンが掛かって来た青学ペアは気張り、ここで海堂はスネイクの軌道を逆にする機転を見せます

このリバーススネイクを何とか拾ったジャッカルですが、ロブは桃城得意のダンクスマッシュの餌食となり、決まったかに見えましたが、ここで守備は専門外の丸井が対応、大きなロブで返し、向かい風もありコート上に落ちる中、青学ペアは同時に追い返球、しかし打球は低くネットに掛かってしまいます

ついには二人共力尽き、1-6でダブルス2は立海大付属が制したところでこの巻は終わります

まとめ

リョーマは草試合とはいえ切原に勝ってしまいますが、敗戦は立海大付属には許されない事で、真田は怒りを露わにします。結局力尽きて眠ってしまったリョーマは何故か真田邸に泊まり、記憶が定かではない中、切原の赤目が強く印象に残っていると、青学レギュラー陣が皆赤目な事で卒倒します(笑)

流石の青学レギュラー陣も、常勝王者・立海大付属への挑戦にはプレッシャーが掛かっており、皆寝不足なのです…手塚不在の中、大石は弱腰になっていた自身を奮い立たせ、真田に勝利宣言し、青学は士気が上がります。やはり挑む前から弱気では勝てる試合もものに出来ないという事でしょう

関東大会16年間負けなしという圧倒的強さを見せる王者・立海大付属に死角はなく、桃城海堂ペアは苦戦します。立海大付属ペアは攻守に役割分担が巧みで、抜群のコンビネーションを見せ、ハンデとなるパワーリストすら外さない余裕を見せます

遅まきながら覚醒した海堂はリバーススネイクや、ショートスネイクの連発等でジャッカルを揺さぶり、桃城との連携で打開しかけますが、丸井が上手くヘルプする試合巧者ぶりが光ります。最終的に諦めなかった桃城海堂決死の返球もネットに掛かりゲームセット、二人は力尽きます

今まで波乱は多々あった訳ですが、ここまで圧倒された試合も青学には珍しく、強豪・立海大付属の底が知れない強さが際立ちます…24巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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