「テニスの王子様」29巻の数々の激戦と成長譚~手塚復帰で隙の無い布陣の青学いよいよ全国大会へ!強豪ひしめくトーナメント、2回戦で九州大会を制した比嘉と対戦~

前回までのあらすじ

二人は道中車に撥ねられそうになり、後をつけると上州院大学ゴルフ部No.1の吉祥寺が優雅にプレイしており、怒った遠山を馬鹿にしてきたのでグラブを折ってしまいます。そのままドラコン勝負となりますが、馬鹿力の遠山は折れた5番アイアンで吉祥寺に勝ってしまいます

遠山が修理代を貰い、ラケットを無理な態勢で取ろうとして落ちた純平をキャッチします…

リョーマと遠山の邂逅

結局純平遠山を東京まで案内し、全国大会の会場行きのバスまで見送りますが、そのバスは寸でのところで先に出発してしまいます(会場の下見の為リョーマが乗っています)。遠山は走って40分かけバスに追いつき、無事バスに乗れます

リョーマ遠山が迎え合わせで同時に会場入りし、遠山はチームメイトとも落ち合い、リョーマが噂のコシマエ(越前)ではないか?と感じ取ります。遠山は大阪代表のようです。神奈川の立海大付属で組み合わせ抽選が行われ、真田は九州代表が今年は木手率いる沖縄チームが勝ち取ったのだと悟ります

出番が来て大石が慌ててくじを引こうとすると、手塚が現れ、俺に引かせてくれないかと請います。役者が揃い、幸村不在の中真田と共にプロに最も近い男として手塚は一目置かれます。全国大会のトーナメントも決まり、四天宝寺・不動峰、青学・六角・比嘉・氷帝・獅子楽、六里ヶ丘・立海大付属等主だったチームがいずれ勝ち上がると当たります

青学レギュラー陣がそれぞれ激しい特訓を行い、いよいよ全国大会まであと2日となります

全国大会開幕!!

大会前日、竜崎が急遽ランキング戦を行うと言うので、大石が反論、手塚が腕が完治したのか見定める為にも大石とシングルスの試合をし、1ゲームでも落としたら手塚のレギュラー入りは認めないと言います。これは実は大石こそが腕を故障しており、手塚に華を持たせてやるように仕組んだのです

当然大石は出来る限り全力で挑み、それでも手塚は強く、6-0で手塚が勝利、大石は心置きなく後を託します。リョーマはこの試合に興味がなく、以前課されていた落ちて来る葉っぱを27回連続で当てる新記録を樹立します

盛大に開会式が行われ、素晴らしい会場で全国大会が始まります!今大会は特別ルールとして、シングルス・ダブルス交互に試合を行う形となります。青学側のトーナメントで次に当たる相手:勝手知ったる六角VS比嘉(沖縄)の対戦となります

VS知念の緒戦は小さい等眼中に無い知念の独壇場となり、もコードボールで反撃しますが、それすら超反応で返してしまうのです。比嘉は今大会のダークホースで、獅子楽を倒して九州を制しています。テニスに沖縄武術を取り入れた事により、一歩でサービスラインからネットにつけるのです

六角を圧倒し4連勝の比嘉、シングルス1で佐伯がせめて1勝を…と気張る中、沖縄武術と縮地法について解説するオジイ目がけて打球が飛んで行き、オジイは負傷します。オジイを病院に連れて行く為六角陣営が佐伯を残し誰もいなくなったので、青学が臨時応援団を務めます

2回戦:比嘉戦

佐伯は縮地法について分析しますが、時すでに遅く、4-6で敗れ、比嘉が全勝し勝ち上がります。応援もヤジが多く、オジイを病院送りにした件といい、決して行儀の良くない比嘉相手にこーいう奴らを黙らせるの楽しくないっすか?とリョーマは不敵です

2回戦で青学と比嘉が対戦します。シングルス3でリョーマは巨漢の田仁志と当たり、一触即発ムードです。リョーマは得意のツイストサーブを見せますが、田仁志はキャリオカステップを完璧に使いこなし剛腕で好返球します。ところがそれをリョーマは立海真田戦で見せたCOOLドライブで制します

バウンドを起こさないこの軌道に流石の田仁志も苦戦し、しかもリョーマは今まで打っていたのは実はドライブCで、今から打つのが本当のCOOLドライブだと底が知れません。左手に持ち変えたリョーマは巧みにドロップボレーに切り替え加点、1-0とします

ところがサーブ権が代わると田仁志は巨漢を飛ばし強烈なビッグバンを放ち、流石のリョーマもラケットを弾かれます!この物凄いサーブがある為田仁志は有利なのです。追い込まれたリョーマは敢えて後方に下がり、打球にスライディングで前に合わせに行きますが、返球はネットを越えません

1-1と互角の戦いとなり田仁志が「なーんだ」と余裕をかますところでこの巻は終わります

まとめ

全国大会には勝手知ったる強豪からまだ見ぬ未知のチームまで幅広く、トーナメント表から今後当たるであろうチームを推測出来ますが、許斐剛先生の事ですから、予想外の番狂わせの展開もあり得ます。関東大会があった事で、全国区の強豪と当たる機会があった青学相手にリベンジを決めたい学校も多いのです

この全国大会に何と治療中だった手塚が間に合い、大石は勝負を持ち掛け、手塚に華を持たせます。これで隙の無い布陣になった青学、各々スキルアップし、この大一番に臨みます。今大会は特別ルールとして、シングルス・ダブルス交互に試合を行う形とな事を覚えておきましょう

合同合宿も行った勝手知ったる六角が強豪:獅子楽のいる九州大会を制した比嘉と対戦、沖縄武術を介したテニスに圧倒されてしまいます。ヤジやオジイを病院送りにする等決してクリーンではない比嘉に青学は対抗意識剥き出しです

シングルス3で早速リョーマが出場、巨漢の田仁志相手にドライブC(もっと威力があるCOOLドライブも隠し持っています)で圧倒しますが、サーブ権が代わると、今度は田仁志の独壇場となります。テニスにおいてサーブは他からの干渉がない唯一の攻撃の為、個人の力量がものを言うのです

あのリョーマすら一度も返球する事の出来なかった強烈なサーブを持つ田仁志、これでは彼にサーブ権があるうちは挽回は難しそうです…リョーマはどういった対策をしてくるでしょうか?30巻で答え合わせしましょう!!

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