「テニスの王子様」28巻の数々の激戦と成長譚~ハチャメチャビーチバレー大会はお達者倶楽部の独壇場!?全国大会へ向けサブエピソード盛り沢山…開催地枠で氷帝も全国へ~

前回までのあらすじ

オジイ杯ビーチバレートーナメントの組み合わせがリョーマ菊丸桃城黒羽木更津不二佐伯河村天根大石海堂ペアに決まります…

ハチャメチャなビーチバレー大会

何と竜崎オジイペアも出場します(笑)ルールはタイブレイク方式・7ポイント先取となり、負けチームは特製イワシ汁を飲まなければなりません。第1試合はリョーマVS菊丸ペアです。アニマルペアが好調な中、バレー下手なリョーマを尻目にがコードボールで狡猾に加点します

結局試合放棄した菊丸はイワシ汁に沈みます…桃城黒羽VS木更津ペアは鳥人間ペアが調子に乗り、データ収集巧みなの餌食になります。不二佐伯VS河村天根ペアは不二のトリプルカウンターが冴え7-0と圧勝、敗者はイワシ汁で悶絶します

大石海堂VS竜崎オジイペアは余裕を見せた大石達を尻目にお達者倶楽部が若々しいプレイで圧倒、屈辱のシルバーシートを食らわせます(笑)

準決勝でもお達者倶楽部は抜群のコンビネーションを見せ、不二佐伯ペアもシルバーシートの餌食です。リョーマVS木更津ペアは6-4と王手の中、イワシ汁もシルバーシートも避けたいが顔面ブロックで気絶して免れようとすると、木更津にズボンを下げられ、惨めな醜態を晒します

決勝はリョーマVS竜崎オジイペアで、お達者倶楽部が勢いづく中、シルバーシートの亡霊(敗者達)の怨念でうやむやとなり、恐怖のビーチバレー大会は幕を降ろします。あっという間に3日間の合宿も終わり、全国大会まで後10日、各々が全国へ様々な想いを馳せます

全国までのカウントダウン

ABCオープン男子決勝の試合を観に行った海堂は立海大付属の悪口にキレ、東海地区優勝の六里ヶ丘の選手と揉め、柳生に止められテニスで勝負する事になりますが、この関東ペアは抜群の強さを見せ六里ヶ丘を圧倒します。六里ヶ丘は強さを認めつつ、こっそりビデオを撮り全国への対策とします

六里ヶ丘には取材班がおり、これが厄介な学校として有名で、対策として海堂柳生は変装して入れ替わってプレイしていたのです!各々「レーザービーム」や「ブーメランスネイク」を見せましたが本物はもっとキレるのです…幸村は無事手術が成功したようです

今年の全国は北海道・東北・北信越・中国・四国が1枠、九州が2枠、東海が3枠、関西が4枠、関東が5枠、更に前年度実績で関東・九州が1枠、関西が2枠ずつ追加され、開催地1枠を合わせた計24校で争われます

リョーマ狙いと思われる寿葉が北海道からやって来て、ボールが当たった寿葉リョーマは保健室に連れて行きます。話が合う二人に朋香は嫉妬しますが、桜乃は淡々と練習に励み、リョーマがいつものキレが見られなかった事を告げると、寿葉は実は北海道のチームのマネージャーで偵察に来ており、リョーマワザと本気を見せなかったのです

四天宝寺の遠山

全国大会の開催地が東京に決まり、開催地枠としてなんと氷帝が選ばれます!練習に汗を流す跡部は華麗に復活、全国へ向けて燃えます。不二に勝負を挑み、圧倒しますが、は九州時代に相手を怪我させ反省し頭を丸め今のプレイスタイルとなったのです

本気を出させたい不二は挑発し、九州弁になり荒々しくなったはいよいよ本気を出します。ラリーの応酬となり、のスマッシュを不二は羆落としで返しますが、ガットが駄目になり、それでもコートにボールを返します

今年の全国は10年に1人の逸材ばかりだと言うに、再戦が楽しみだと告げる不二は、トリプルカウンターが全部返された、全国で勝ち抜く為には…と思案します

堀尾純平21)が高校生に狩られる中、四天宝寺の遠山はバイクを持ち上げる怪力を見せ不良共を成敗します。東京にテニスをしに来たという遠山ですが、全国行脚(自転車)中の純平にここは静岡だと言われ、走って行くわと元気です

二人は道中車に撥ねられそうになり、後をつけると上州院大学ゴルフ部No.1の吉祥寺が優雅にプレイしており、怒った遠山を馬鹿にしてきたのでグラブを折ってしまいます。そのままドラコン勝負となりますが、馬鹿力の遠山は折れた5番アイアンで吉祥寺に勝ってしまいます

遠山が修理代を貰い、ラケットを無理な態勢で取ろうとして落ちた純平をキャッチしたところでこの巻は終わります

まとめ

今巻前半はお楽しみタイム・ビーチバレー大会となり、熱戦の合間のブレイクタイムという事で笑わせてくれますが、一番機敏にプレイしたのがお達者倶楽部(竜崎オジイ)だったのは面白いですね(笑)特にアニメ版だと竜崎のたわわな巨乳ぶりに皆が狼狽するくだりが最高です

前回のボーリングといい、後半のゴルフといい、他の競技も上手く織り交ぜながら、本筋は勿論テニスです。関東大会ベスト16の為全国行きが叶わないかに見えた人気校・氷帝が開催地枠で無事出場する事になり、跡部ファン大歓喜な訳ですが(笑)、人気といい、華的な意味でも当然の人選でしょう

全国へ向けての様々なサブエピソードが目白押しな今巻、注目は何と言っても遠山です。1年生ながら怪力自慢の彼が全国で台風の目となりそうで、要チェックかと思われます。24校が出場する全国大会、まだ見ぬ猛者と共に、立海大付属の幸村が手術に成功したのも気になるところですね

いよいよ全国大会が開催されようとしています…29巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

おまけ

テニスの王子様といえばキャラクターソングが有名です。約900曲にも及ぶ派生タイトルは、ジャンルも演歌から民謡、懐メロカバー等多岐に渡ります。通算100タイトル目である跡部景吾の『理由/E気持』は、2005年4月11日付オリコンウィークリーチャートにて初登場9位にランクインしています

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