「ザ・ファブル」 1巻のあらすじ
ファブル(寓話)と呼ばれる裏社会の伝説の殺し屋はボスに1年間の休業を命じられます
ファブルは佐藤明、相棒の運転手は佐藤洋子という名前を与えられ、2人は兄妹として殺し厳禁、大阪で一般人として暮らすことになりましたが明はさっそく車上荒らしをのしてしまいました
さらに世話になる大阪のヤクザ、真黒組ですが若頭の海老原は明を気に入らず追い出そうと画策します
はたして明は1年間無事に過ごせるのでしょうか…
名シーンベスト3!
3位 明が車上荒らしと戦うシーン
「どんな敵でも常に6秒以内に倒せって訓練してたから…」
明と洋子が大阪に向かう途中、休憩所で休みます
明は暇つぶしに車上荒らしを見ながら彼らの車選びの下手さを嘆いていると、彼らに目をつけられて絡まれました
明は彼らに警告しましたが、自分に触れてきたので相手の手を払いながら喉を突き、そしてもう1人の首には蹴りを入れて2人を悶絶させます
それを見た洋子は明を連れて車で逃げ説教しました
ぼやく明でしたが、彼女にプロでしょと言われると納得し、一般人として暮らすことの難しさを痛感します
明の強さが分かり、そして鮮やかに2人を倒すアクションが美しく格好良い名シーンです
2位 明が組長と若頭をどう始末するか説明するシーン
「なァー
もしよ~~いドンで俺とオヤジを殺るとしたら
プロのおまえならどうするよ?」
佐藤兄妹がお世話になる真黒組の組長、浜田と若頭の海老原
彼らは世話になっている組織の殺し屋をかくまうことで話し合います
一体伝説の殺し屋とはどんな奴かと興味津々の彼らの前に現れたのは洋子のコーディネートでなんともひょうきんな格好になった明で彼らは言葉を失いました
海老原は気を取り直し明にもし今ここで自分と浜田を始末するにはどうするかを問います
すると明は2人が銃を隠し持っていることをすぐ見抜き2人を驚かせました
面白いのは事務所は銃持ち込み禁止で、海老原の銃の携帯をとがめた浜田も携帯していたところです
殺し屋とヤクザ、両者の傾向が現れていて面白い名シーンでした
1位 明がやられたふりをするシーン
(どう──!?
この情けない姿!
まさにプロ!!)
佐藤兄妹は新たに住む町でさっそくバーに飲みに行きました
楽しい時間を過ごし、次のお店に行こうとする2人の前に、海老原の子分の高橋が手配したチンピラ2人が因縁をつけてきます
明は洋子を逃がし、自分は一般人としてやられることにしました
片方は格闘技未経験の素人で、明は彼のパンチをおでこで、蹴りをひじで受けてやられるふりをして痛めつけます
もう片方はキックボクシング西日本チャンピオンで、明は上手にダメージをコントロールしつつ鼻にジャブをもらい、涙と鼻水を出してか弱い一般人を演出しました
その情けない姿とは裏腹に明の内心はプロの誇りに満ちているところが何ともおかしい名シーンです
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