前回までのあらすじ
反目していたアングリー・八戒は結託し、’’末っ子同盟’’を結び、他力本願の意地見せちゃるワイ!と再度灰谷兄弟に挑みます…
アングリーが泣くと鬼が出る
スマイリーの心配を他所に、アングリーは八戒と勢い良く灰谷兄弟に向かって行きますが、逆に倒され、アングリーは右腕と左脚を折られてしまいます。続いて八戒も二人がかりで襲われ、アングリーは泣き、リミッターが外れ、鬼が出ます
スマイリーは小4の時中学生十数人にリンチに遭い、アングリーが泣き、気がつけば全員重傷で病院送りにした過去があったのです…スマイリーは泣いたアングリーはオレの100倍強いと言います。竜胆はアングリーにタックルしますがびくともしません
逆にアングリーは灰谷兄弟を瞬殺してしまうのです!驚いたモッチーも一撃で屠り、最終的にムーチョが相手します。ムーチョは得意の投げをして来ますが、あべこべに首をロックされ、なんとムーチョまで沈みます
ムーチョはマイキーとイザナとの過去を思い出しながら立ち上がり、ドスを持ち出し負けてねえぞと切りつけます!鶴蝶がそれを止め、命を預けた男の行く先がたとえ地獄であろうとついていく、あの頃のオレじゃねぇぞとタケミチ達を襲います
アングリーは合わせられると感じていましたが、鶴蝶は早く、アングリーは殴り飛ばされます。更にイヌピーも屠られ、イザナは鶴蝶の強さからしたら他の四天王など雑魚、天竺の主力は鶴蝶一人だと漏らします
ついに東卍はタケミチ一人となります。鶴蝶は昔話をする気はねぇぞ、タケミチを例え幼馴染でも情なく殺せると一方的に攻撃します。ココは’’花垣に黒龍の未来を見た’’と話したがこれが現実だ、花垣を負ける、天竺は勝ち東卍はもう終わりだとイヌピーに話します
ボロボロのタケミチですが、小2のパンチじゃねえかとにやけ、何度やられても立ち上がります。千冬はタケミチを身体で止めますが、タケミチは東卍は負けないと凄みます。タケミチは鶴蝶の目ぇ見りゃ分かる、負けらんねぇって覚悟がねぇと豪語します
絶対に諦めなかったタケミチ
すると「死んでも負けられねぇって覚悟」があるのか?と稀咲がタケミチに銃を向けます。しかしタケミチはナオト・場地・千冬等みんなの想いが勇気をくれる、だから何も怖くねぇと逆に稀咲を脅します。タケミチは足を撃たれますが、ひるまず、オレに出来る事は諦めない事だと立ち上がります
エマを殺したようにやってみろと凄むと、稀咲は銃を下ろし、殴って来ます。流石に身体が言う事効かねぇと倒れ込むタケミチをアッくんが支え、他の東卍メンバーも士気が上がり、千冬は場地の後を継いでくれたのがオマエで良かったと笑います
千冬は殺し合いじゃない、ガキの喧嘩だ、信じた物の為に、背負った物の為に拳一個で戦ってんだよと東卍メンバーの結束した姿を見せ、圧倒された稀咲は和解だ、東卍と天竺の合併、チーム名は東京卍會、マイキーが総長でいいと提案してきます
しかしタケミチは稀咲をぶん殴り、和解なんてする気はないと凄みます。タケミチは未来のドラケンの言動を思い出し、稀咲に向かって行きますが、イザナが横入りし、タケミチを蹴り飛ばします。タケミチはドラケンが死刑囚になったのはエマの仇をとりに行ったからだと理解し、何度でも立ち上がります
タケミチはてめぇらがマイキー君を狂わした、オレがマイキー君を守るんだ!と殴りかかりますが、突然立ち止まり、力尽きたか?と思われた中拳を上げ、そこに総長・マイキーが現れ、オレ負けなかったっスよ…と笑います
マイキー・ドラケン登場!
ありがとうタケミっちと現れたマイキー、妹を亡くし失意のどん底なハズ、来れる訳ないのに来てくれたのです。そして更にドラケンもヒナタを乗せてバイクで現れ、ヒナタの言葉に心動かされたようです
病院でヒナタは12年後に自身が死ぬ事、それを阻止する為にタケミチが未来から来ている事を正直に二人に話したのです。タイムリープの事まで話してしまったのかと驚くタケミチでしたが、その事が失意の二人の心を動かしたのは確かです
200対2という状況なのにマイキーはハンデいる?と豪語し、「200人?2万人連れてこい!」と叫びます!マイキーは「楽しめよ!祭り(けんか)だぜ!?」と笑い、タケミチはヒナタに礼を言うと、ヒナタは君の必死な姿がみんなの心を動かしたんだよと手を握ります
計画が狂ったとイザナは得意の蹴りをマイキーの顔面に決めますが、マイキーはガードしており、真一郎、エマを亡くし、空虚になった気分は?と聞かれ、マイキーがカタをつけようぜ、兄貴とキメ顔を見せたところでこの巻は終わります
まとめ
アングリーは泣くと鬼になり、常軌を逸した強さを見せます。リミッターが外れると鬼のような強さになる…河田兄弟の過去エピソードを挟み、劣勢の東卍が一時挽回します
何度も書きますが、タケミチは決して喧嘩が強くはありません。しかし、絶対に諦めない不屈の闘志があり、それが仲間の、読者の心を打つのです。タケミチの姿勢を観ていると、弱者でも気持ち次第で本当に人の心を動かす力がある事を感じさせます
銃まで持ち込み相変わらず卑怯な稀咲でしたが、諦めなかったタケミチは足を撃たれながら拳を上げ、真打、マイキー・ドラケンが現れます!ヒナタは失意の二人にタケミチがタイムリープして自身を助けに動いてくれている事を正直に話し、それが二人の心を動かしたのです
タケミチは圧倒的な強さもない正直どこか頼りなさすら感じる主人公ですが、その真っ直ぐさ、諦めない不屈の闘志は確実に周りの人間の心を動かします…鼓舞されたマイキーは、兄貴というイザナと決着をつける事ができるのでしょうか?20巻に続きます…
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