前回までのあらすじ
悩んだ末それが一番の近道だとタケミチは梵に加わる事にします。すると千咒は今日からタケミチは’’荷物持ち’’だと言い、明日昼3時に’’原宿’’集合なと言います。翌日その時間に原宿に行くと、女子高生に「行くぞ」と言われ、タケミチが困惑します…
ビジョンで未来が見える?
何と千咒は女の子だったのです!明司から預かったカードでショッピングしようと言う千咒、ガンガン買い物しながら、タケミチはこう見ると一見ただの可愛い女の子だと感じます。歳が離れている明司とはどんな関係か聞くと、実は千咒の兄だと言うのです
更に三途も兄で三兄妹だと言います。三途は関東卍會に所属しているのです。タケミチは関東卍會が未来の梵天なのだと悟ります。千咒は自販機のチョコミントアイスを気に入り、アイスの棒を捨てるからとタケミチが受け取ると、千咒が死ぬビジョンが流れます
ドラケンと合流したタケミチはドラケン宅に向かい、エレベーターのボタンを押すと、タケミチが血まみれになっているビジョンが流れます!この能力に戸惑いつつ、ドラケンの部屋でエマの写真を見つけ、ドラケンは今でも夢で「マイキーを助けて」と言われると言います
タケミチは未来の状況を話し、マイキーのみ闇落ちしてしまった旨伝えると、ドラケンは’’黒い衝動’’について認め、2年前マイキーがオレらを遠ざけた事により反目し、オレらはまともになったと言います。タケミチが梵に加わった事で未来は変わっているはず、オレたちでマイキーを取り戻すと一致します
すると嬢にトマトジュースをかけられ、タケミチのTシャツが真っ赤に染まります…先程見たビジョンと同じで、タケミチは未来が見えているのか?と戦慄します
ビジョンで千咒は救ったもののドラケンが凶弾に…
タケミチはドラケンと梵主催の地下格闘技:B-1を訪れます。これを生業にして精鋭部隊を創り上げる、それが超戦闘型愚連隊’’梵’’だと言います。この精鋭部隊最強にして頂点に君臨するのが千咒なのです。千咒は’’梵’’の全体集会を始めると言い、タケミチを呼びます
千咒はタケミチに特服を渡し梵加入を発表、更に7月14日に関東卍會と六波羅単代と’’三天戦争’’を始めると宣言します。一旦家に帰り、千咒の様々な顔を見たタケミチが混乱していると、千咒が現れ、デートに誘われます。遊園地に連れていかれ、その勝手気ままな千咒に振り回されるタケミチ、回転ジェットコースターで絶叫します(笑)
千咒は梵がデカくなり過ぎる前に三天時代に決着をつけると言います。短冊に各々の願いを書き、千咒の真っ直ぐな姿勢に好感を持ったタケミチはお互いを守ろうと握手すると、またビジョンでこの遊園地で千咒が力尽きる場面が映し出されます
タケミチはあれが未来視なら今日ここで千咒が死ぬと感じます。すると黒服の連中が現れ、狙われているのは自分だとタケミチは悟ります。黒服は六破羅の者のようで、銃をタケミチに向けて来たため、千咒が庇おうとする中、未来を知っているタケミチは千咒を身体で受け止め救います
何とか千咒を救ったタケミチでしたが、再度銃口を向けられ、これまで…というところで3発の銃声と共にドラケンが現れます。ドラケンはイヌピーから連絡があったと話し、タケミチの梵加入にビビったための刺客だろうと言います(肩書ではタケミチは超大物なのです)
タケミチは自身のビジョンの能力についてドラケンに話し、千咒を救い一つ未来が変わったと話します。するとドラケンは倒れ、実は先程3発銃弾を受けていたのです!タケミチは自身を責めますが、ドラケンはオマエにもらった命、オマエの為に死ぬんだと笑います
空を見上げるドラケンは、負けた事がないマイキーはこの空を知らないんだと嘆き、マイキーの事をタケミチに託します
最終戦争勃発!?
回想では2005年1月1日初日の出暴走で東卍メンバーが九十九里浜に向かいます。皆はしゃぐ中、マイキーが初日の出を拝み、掴めんぞ、天下と凄む場面を思い出し、今行くぜエマとドラケンは逝きます
ドラケンの死で明司は気が動転し、六破羅を潰すと凄みます。千咒と揉める中、何と遊園地に六破羅の連中が現れ、出向いてやった、始めようぜ最終戦争(ハルマゲドン)と挑発します。すると例のバイクの排気音が聴こえ、マイキーも現れたところでこの巻は終わります
まとめ
千咒は実は女の子で、そのギャップにタケミチと全読者がしてやられる訳ですが(笑)、超戦闘型愚連隊:’’梵’’のトップが女の子という設定も秀逸です。千咒はタケミチと意気投合し、お互いを守ると堅く誓い合います
ここでタケミチは例のビジョンの能力が垣間見えます。最初意味が分からなかったのですが、未来視である事を悟り、このほんの少し先の事が分かる能力が追々タケミチの強力な武器となります。手始めに千咒の死を防ぐ事に成功したタケミチでしたが、六破羅の凶弾が実は割って入ったドラケンを襲っていたのです
折角未来を変えたと喜んでいたのも束の間、東京リベンジャーズにおける初期からの重要人物・ドラケンの死に衝撃を覚えた方も多い事でしょう。どんな時も気高く、強くあったドラケンの死は、様々な人物に影響を与えます
遊園地がまさかの最終決戦の舞台となろうという時に、渦中の人・マイキーまで現れます。ドラケンを失った今、マイキーは何を思うのでしょうか?26巻に続きます…
おまけ
副読本で東京卍リベンジャーズ キャラクターブックが全3巻発売されています。「天上天下」、「芭流覇羅・黒龍編」、「天竺編」があり、それぞれの登場人物について更に知識を深められる内容となっています
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