前回までのあらすじ
ヒナタは大事な人に死んで欲しくないと突き飛ばし、車は大炎上、タケミチは何度失敗しても絶対に助けるからと宣言し、俺が東卍のトップになると決意します…
オレが過去の東卍のトップになる!
ヒナタの葬式が行われ、母からヒナタが大事にしていたというネックレスを託され、タケミチは涙します。ナオトはアッくんには家族がいたものの、恐らく脅されて凶行に及んだと言われ、タケミチは元を正さなきゃダメだ、オレが過去の東卍のトップになると宣言します
ドラケンの行方を探ると、何と死刑囚となっており、拘置所で面会する事になります。ドラケンは自身の犯した罪を認め、本当にもう一度人生をやり直せるなら、稀咲を殺すと言うのです。去り際東京を離れろと言い、稀咲はマイキーの大事なモン全てを奪いたいんだよと話します
稀咲は現東卍の最重要人物の一人にして’’総長代理’’、恐らく彼がヒナタを殺し続けているようです。タケミチはやはり東卍のトップになる、まずは参番隊の隊長枠を狙うと言います。タケミチはナオトと握手し、再度タイムリープし、パズルみたいに散らばった謎を全部繋げてぶっ壊してみせると誓います
すると何故か銭湯におり、マイキーやドラケンが仲良く喧嘩していて、タケミチはずっとこんな毎日が続くといいっスねと漏らします。入浴後東卍の参番隊隊長任命式が行われ、タケミチはてっきり自分がなれるのではないか?と勘違いします
そこに現れたのは稀咲で、彼が隊長になると告げられ、場は揉めますが、マイキーの決断のため一同静まります。マイキーはメビウスをまとめていた稀咲を迎え入れ、バルハラと対峙しようとしています。稀咲が帰ろうとすると、何とタケミチが稀咲を殴ってしまいます!
最悪のシナリオが頭を過ったタケミチは無意識に稀咲を殴っていました。場がざわつく中、場地が一方的にタケミチを殴り、三ツ谷に止められます。場地は壱番隊隊長でしたが、問題児はいらねぇんだろうとバルハラに行くと言います。タケミチは結局稀咲に返り討ちにされます
交換条件
気づくとそこにマイキーがおり、組織をデカくするのはしんどい、夢への道は遠いなと嘆きます。マイキーは幼馴染の場地が東卍の創設メンバー(マイキー・ドラケン・三ツ谷・パーちん・場地の5人)で、タケミチに場地をバルハラから連れ戻して欲しいと頼みます
タケミチは代わりに稀咲を東卍から外して欲しいと言います。マイキーは稀咲の実力も認め、交換条件を出したのだから失敗したら殺すと凄みます。三ツ谷が盗み聞きしており、マイキーは三ツ谷の弐番隊にタケミチを加えると話します
神社でお守りを見つけたタケミチは、東卍創設時の写真も見つけますが、そこに映っているのは6人なのです…
溝中五人衆で東卍の事を話していると、不良辞典の山岸は元参番隊隊長のパーちんが捕まって副隊長のペーやんが弐番隊に入ったと内部事情に詳しいです。メビウスは長内たちS63年組と稀咲たちH2年組で割れており、長内が破れ、H2年組は東卍に加わったと言います
残ったS63年組をまとめたのが半間で、それと反東卍勢力を元に作ったバルハラは今や構成員は300人なのです!あくまで半間は総長代理のNo.2で、’’首の無い天使’’と呼ばれる黒幕がいるようです。反東卍勢力をまとめたのがNo.3の一虎だと話していると、その一虎が教室に現れます
いきなりバルハラのアジトに来いと言われ、ヒナタを見かけたタケミチは腹を決め、一虎に付いて行きます。潰れたゲーセンがバルハラのアジトで、そこでは場地が場地一番の腹心を踏み絵としてボコっています。場地を認めた半間がタケミチを呼び、証人喚問を始めます!
東卍創設メンバー6人の過去
半間は東卍の幹部である場地がバルハラに入る事は大きな戦力にはなるが、スパイの可能性もあるので、タケミチに場地が東卍の集会で何を話したか言わせ、一虎が少年院にいた間の東卍の事情にも詳しい場地を加える事が吉と見て、半間は全員の前で場地のバルハラ加入を認めます
タケミチは東卍創設メンバーが簡単に裏切れる訳ないと反論すると、一虎も創設メンバーの一人だった事が分かります!回想で2年前の当時まだ仲睦まじい創設メンバーが渋谷スクランブル交差点で写真を撮り、この後起こる事件について語られようとしているところでこの巻は終わります
まとめ
稀咲を危険視していたタケミチでしたが、よりによって自身の狙っていた参番隊隊長の座が稀咲に奪われてしまいます!メビウスのH2年組をまとめている稀咲が東卍に加わる事で、構成員は50人程増えるため、これからバルハラとぶつかる東卍にとっては大きい加入です
当然タケミチは反発し、返り討ちに遭います。マイキーは東卍創設メンバーでもある場地を取り戻して欲しいとタケミチに頼み、では稀咲を東卍から外して欲しいと交換条件を提案、マイキーも了承します
バルハラの半間は場地を踏み絵や証人喚問で値踏みし、戦力になると判断し加入を認めます。タケミチは東卍創設メンバーである場地がそう簡単に裏切れる訳ないと主張しますが、反東卍勢力をまとめてNo.3となっている一虎も6人目の東卍創設メンバーだった事が分かります
回想では2年前のある事件について語られようとしています。仲睦まじい様子だった6人の間にいったい何があったのか…6巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
おまけ
和久井健先生の他作品紹介、今回はabaddonです。UFCに参戦する格闘家・五味隆典の生き様を描くヤングマガジン創刊30周年記念作品です。和久井健先生は新宿スワンでもタフでカッコいい喧嘩シーンを多数描いていますが、こちらは新宿スワン執筆中に同時進行で描き上げた格闘漫画です。是非ご覧ください!
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