「ZETMAN」3巻の深まる謎と思わず熱くなるバトルシーン~ジンのZETはプレイヤー次第?恵まれた環境に生きる高雅、正義のヒーローを目指す中、ジロウの差し金に導かれ…~

前回のあらすじ

神崎は最終段階に至るまで三度ZET因子を爆発させねばならないと言います。明美を殺されたジンは覚醒し、ZETへと変貌します…

囚われの身となったジン

光鎧神崎との邂逅を思い出し、ZETの雄々しき姿に震えます。ZETは一撃でプロトタイプを屠り、どうやら狙いは光鎧達のようです。壁に阻まれ、ZETは怒り心頭の中、メルトダウンが起ころうとしています

なんとか阻止したい光鎧達は、ZETの目の前で明美を射殺しますが、99.25%という数値は、人間そのもので、ZETジンの姿に戻ります

しばらくすると、ジンは収容所のようなところに捕らわれています。脱出を試みますが、以前のような爆発的な力はありません。鏡に映った自分を観て、ZETの姿を思い出し、鏡を割り、今まで起こって来たことが全て幻だったのではないのかと自問自答しますが、答えは出ません

アマギと面会したジンは、何が真実なのか問い、光鎧は全てを伝えようと言います

高雅をつけ狙う謎の男

小葉は恵まれた環境に育ちますが、家族はてんでバラバラで、その寂しい食卓に悲しみます。学校で取り巻きに追い回され憂鬱顔の高雅を見つけ、小葉高雅だけが私のオアシスなのにと感じます

高雅は成績もトップ、学業もスポーツも申し分ありませんが、何か物足りなさを感じています。夜、高雅の部屋の隠し部屋に高雅を見つけた小葉高雅は抱きつきます

高雅アルファスで埋まる部屋で夢を語り始めます。アマギの潤沢な資金で子どもの頃の憧れを現実のものに出来ると言うのです。小葉は呆れ、「お兄ちゃんにとって、正義って…何?」と問いただします

学校で親友に高雅の件を打ち明けると、親友は高雅の気持ちが分かると言うのです。兄の真意が分からないまま、小葉はプールの補習を受けることになります

高雅はアポなしで会社に出向き、門前払いを食らいます。自分がもしアルファスなら…という妄想をしながら、仕方なく去ると、高雅のファンが現れ、サインと握手をねだられ、渋々握手します

会議が終わり、加部早見を時期社長に推したいと話しています。早見高雅がいるので、自分にそんな気はないと答えます

高雅は帰り道、謎の男に話し掛けられます。高雅が女子高生に「高雅君情報」なるサイトで情報が筒抜けなこと、また、端末でプールに投げ飛ばされる小葉の映像を見せ、これからテストを行うと言います

今から殺人事件が起きようとしている、3人の高雅ファンで、今から私と一緒に来てくれたら殺人を阻止出来ると言います。そうすると小葉を見捨てることになる、正義ならどちらを選択するかと問われます

高雅は結局小葉のプールに向かい、無事を確認しますが、3人の女子高生は謎の変死を遂げます

正義のヒーローになる為の特訓!?

高雅はニュースで3人の死を知り、事実だったことに戦慄します。横断歩道前で金縛りに合い、その隙に昨日のテストは不合格、ウチに来てもらって正義のヒーローになる為の特訓を受けて貰うと言われます

その後、女子高生から唐突に攻撃を受ける高雅、どうやら先程の件を裏で操作しているが絡んでいるようなのです。高雅が本気を出すと、女子高生は自ら手を掛けようとしますが、女子高生は気を失います…は一緒にいた子どもが日の光を浴び過ぎたのだと言い、詫びています

ジロウ)はとあるバーで水泳の教師と話しています。どうやらそこはプレイヤー達の溜まり場のようで、ジロウは話を付けると、命のクスリを貰い去ります

高雅と握手をした女の子は、高雅のディナーパーティーの案内を受け取り、バスに向かいます。高雅は仲間に事情を打ち明け、自分一人で解決すると装備を整えます

翌日高雅は早速例の組織からの誘いで自動運転の車に乗り込みます

女の子は気づくと建物の中におり、中は高雅ファンでいっぱいです。どうやらとある建物の中に閉じ込められているようです

高雅はいつの間にか寝ており、アマギの夢を観ていました。建物の中に入ると、通信機付きの時計は使えなく、却って腹が座ります。高雅が意を決して建物の奥へ入って行くところでこの巻は終わります

まとめ

ジンZETの力は強大なものですが、プレイヤーの存在がそうさせるようで、数値が高まると人間の姿に戻ってしまいます。光鎧ジンを利用しようとしているようですが、真意はまだ良く分かりません

高雅はその境遇といい、能力といい、時期アマギ社長に申し分ないようですが、本人は何か物足りなさを感じています。特にアルファスへの憧れは強く、正義のヒーローになりたいという願望を胸に隠して生活しています

ジロウからの誘いに高雅は迷うことなく小葉を選択しますが、その選択で3人の犠牲が出ます。ジロウからの再度の誘いから、高雅はその本拠地に単身乗り込む決意をします。仲間とも連絡が取れない中、この危険な賭けは果たしてどう転ぶでしょうか?

高雅ファンが大勢駆け付けているようですが、何かの建物に閉じ込められているようで、不穏な空気が漂います…気になる続きもコミックスで読みましょう!!

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