「ZETMAN」9巻の深まる謎と思わず熱くなるバトルシーン~ジン瀕死でもZETになれず…窮地を救ったのは高雅のアルファス!!杭を打たれたジン、やっとZET化も、暴きの輪にG3の灰谷は裏返らず…~

前回のあらすじ

ジンZETになれない中、何とか闘っています。小葉が携帯を使ったことに触れ、小葉を始末することでジンZETになれるかどうか試そうとします…

アルファス見参!!

磯野兄弟は分身に念話で小葉を痛めつけるよう指示を出します。いたぶるように小葉を追い詰める分身、その隙にジンに攻撃しますが、には効いていません。ジンが斬った支柱をの胸に突き刺し、その場を離れます

分身は掃除人を葬り、も何とか致命傷は避けられ、醜く姿を変えていきます。ジン小葉達を発見しますが、後ろから腹を刺され、万事休すです。は休んでいる田中を見つけにやつきます

高雅小葉の怯えた声音を思い出し、アルファスとして緊急射出されます!最早正義の一心で誰の声にも聴く耳を持たず、救出に向かいます

ジンは一瞬覚醒し分身を葬り、傷も回復しますがまた元の姿に戻り、小葉達を救出します。失禁してしまっていた小葉は自身が汚いから…と蔑みますが、ジンは気にせずすぐに来れなくてごめんなと謝ります

場所を変えますが、小葉は意識が朦朧とする中今までのジンとの思い出が走馬灯のように蘇り、ずっとジンの透明な心に惹かれ、好きだったのだと想いながら意識を失います。朋美が目覚め、ジンは後を託し、増えたエビの相手をします

小葉達の場所もバレ、田中に襲われ、ジンZETになれず再度腹を刺され最早これまで…というところで、ジンの目の前に子どもの頃テレビで観たヒーロー、アルファス高雅)が現れます!アルファス高雅の精神状態がスーツのアビリティレベルと呼応する形で変動します

プレイヤーを4体倒し、まさかのジンとの再会に動揺した高雅はアビリティレベルが一気に下がってしまいます。しかし、ジン小葉を託された高雅のアビリティレベルは10まで上がり、隠れていた小葉達を見つけますが、小葉は心肺停止になっています

高雅はヘルメットを取り、人口蘇生をし、何とか小葉の心臓は動き始めますが、虫の息です。高雅は自分が乗って来たフライングハンガー朋美小葉と共に乗せ、脱出させます

杭を打たれたジンはZETへ覚醒し…

ジンは何とか傷が修復しますが、ZETにはなれません。ホームレス達が現れ、ジンを助けると言いますが、ジンは無理だと言い、単身向かいますが倒れてしまいます。タジマ達が感化され、いままで幾度となく助けてくれたジンへの恩返しにとエビに立ち向かいます

ジンは何とか立ち上がり、加勢しようとしますが、そこに灰谷が現れ、最早瀕死になればZETになれるという定説は通用しないと言います。灰谷は然るべき手段を取らないとZETにはなれなくなったとジンの胸に暴きの輪の欠片をセラミックに練り込んだ杭を打ち込みます

エビの大群に襲われたタジマ達が終わったな…と感じると、高雅アルファスがその窮地を救います!田中磯野兄弟の弟に襲われていますが、寸でのところでから連絡が入り風呂に沈められます

ジンは指が再生し、ZETの姿に変身します。と遭遇し、ジンの暴きの輪が反応し、は裏返ります。ジンが一瞬で葬り、その先には無数の掃除人がいます

掃除人田中は任せての分身を殺れと指令してきます。ジンはその気配を感じ、裏返ったの分身の元へ向かいます。分身は怯えており、もう二度と悪さはしないと弱気です

正義執行!!と息巻く高雅も…

そこに再度灰谷が現れ、分身にエボルの掟を破った者は消えて貰わなきゃと言います。ジンが分身に止めを刺し、死に際の命を移す行為も阻止します

ヘリに搭乗した小葉朋美小葉は救急治療を受けますが、助かるかは五分五分です。高雅は同乗しておらず、そのままプレイヤーと闘っていることが分かります。早見3人組高雅の心配をしつつ、アルファスの武器・OP1の残りエネルギーが気がかりです

ジン灰谷が何故裏返らないのか疑念を抱きます。今のジンに反応するのはどうやらG1~G2のプレイヤーで、G3の灰谷は裏返らないようなのです。早く残りのプレイヤーを倒せと言い灰谷は去ります

高雅アルファスとしてあらかたエビを倒し、最後にが現れます。高雅は正義執行と醜く変身したと対峙します。高雅は高層から住宅地へと転落しますが、スーツのお蔭で無傷です。ついに高雅の刃がの首を斬ったかに見えましたが、は堅く、そう簡単には斬れないぞと豪語するところでこの巻は終わります

まとめ

今までどんな困難もZETになることで克服してきたジンでしたが、なかなかZETに変身することが出来ません。今までの経験から、瀕死になることで変身出来るかと試しますが、上手く行かないのです

小葉も瀕死、隠れ場所もバレ、田中も襲われ絶体絶命の状況を救うのは、何と高雅アルファスでした。ジンは昔観たテレビの映像を思い出し、ヒーローなんてあり得ないと感じて来ましたが、そのまさかのアルファスに救われるのです

高雅アルファスブレインスキャナーの関係で本人の精神状態が能力に反映されるため、不安定な状態が続きます。しかし、妹を救い、プレイヤーを葬るという正義執行に息巻く高雅はアビリティレベルも最高潮で、状況を打開していきます

なかなかZETになれないジン灰谷は然るべき手段を取らないとZETにはなれなくなったのだと言い、胸に杭を打ち込みます!これがジンZET化を促進しますが、まだまだ謎多き灰谷ジンの暴きの輪でプレイヤーは裏返る訳ですが、G3の灰谷は裏返らないのです

高雅の熾烈な闘いも、膠着状態が続きます。高雅会心の一刀も、の首は堅く斬れないのです…気になる続きもコミックスで読みましょう!!

おまけ

桂正和先生とドラゴンボール鳥山明先生の共作漫画にカツラアキラというものがあります。お互いアイデアを出し合って作り出した、奇蹟の漫画です。桂正和先生と鳥山明先生という懇意の仲の2大巨匠が織りなす絶妙のハーモニー、是非ご堪能下さい

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