『進撃の巨人』1巻レビュー|ダークファンタジーの金字塔

漫画業界の中でもコミックスやアニメなどでトップクラスの売り上げ記録を達成した作品のひとつが「進撃の巨人」です

単巻辺り200万部以上の発行部数を誇り、2018年ではシリーズ累計発行部数は7000万部を突破

単巻10万部を超えたら御の字という時代でこの売り上げですから、どれだけすごいかが伺えるかと思います

この作品の名前を聞いたことがないという漫画好きは恐らく居ないといっても過言ではないでしょう

今回はその「進撃の巨人」のコミックスの1巻について解説します

 

諫山 創 進撃の巨人 第1巻【中古】afb

1巻は主人公エレンが子供時代の話

進撃の巨人とはどのようなお話なのでしょうか

それにはまずは世界観から説明する必要があります

主人公エレンたちが暮らす世界は長大なで覆われており、外からの侵入者を拒む構造になっております

のイメージとしては万里の長城に近いでしょう

外側には巨人と呼ばれる人食いが闊歩しており、このがないと瞬く間に人類は滅ぼされてしまうという状況です

他方、長年何も事件が起きてないということもあり、壁の世界に暮らす人々は平和ぼけをしていました

そんな現在の状況や家畜扱いの人類にエレンは怒りを抱いております

彼は同時に未知なる外の世界に憧れを持っており、いずれ外の世界に行くのが夢でもあります

そんな平穏をぶち壊すのが超大型巨人でした

人類を守っていた壁を破壊し、巨人を大量に流入させ、人類は大きく被害を被ります

そして、主人公のエレンは巨人に復讐を誓うという流れになります

 

 

全体で見ると1巻は絵が荒い

原作者の諫山創先生の初連載作品ということもあり、連載初期の絵はあまり上手ではありません

またアシスタントの方によって絵も若干変わるようで、それが分かる人には分かるようです

しかし、4巻、8巻と巻数が進む度に絵の上達が感じ取れます

そういう意味では1巻の作画は試金石

1巻だけを読んで「絵のタッチが嫌いなのでギブアップ!」という人もとりあえずは10巻くらいまでは様子見すると良いでしょう

 

 

 

謎多き世界観と設定、そして伏線

人類を守っているこの壁はどうやって作られたのか、そして「巨人とは一体何なのか」など多くの設定上の謎がちりばめられております

「現在公開可能な情報」というページで設定や世界観を解説するなどの読者サービスもあります

また表紙カバーを外して、表紙・裏表紙を見ると謎の逆さ文字が刻まれているなど、そういった謎と設定がこの作品の人気を呼び、考察がネット上で流行った経緯があります

1巻の段階でもかなりの伏線が撒かれてますが、最初は全く気にする必要はありません

後の巻で「こういうことだったのか」というカタルシスが味わえる認識でよいでしょう

 

 
最後に
本作品はダークファンタジーです

1巻の段階で巨人により、次々に人々が亡くなっていきます

苦手な人は苦手な内容となっているので注意が必要です

1巻で注目していただきたいシーン


立体機動アクション


調査兵団


世界観


ちょっと残念なハンネスさん


巨人の不気味さ


超大型巨人の迫力


壁の世界に暮らす人々の内情


外の世界の謎


主人公らの意思力


エレンの母を襲った不気味な巨人の正体


ミカサの異常なほどの能力の高さ


主人公が1巻で死亡!?


 

という点です

人々を食い荒らす巨人。

では巨人は悪なのかという疑問ですが、それは後の巻まで読み進めていけばいずれ分かるでしょう

 

 

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