「鬼滅の刃」16巻の数々の激戦と成長譚~炭治郎・意地で合同強化訓練貫徹!鬼舞辻の産屋敷邸襲来は実は囮の罠!?無限城でしのぶ、姉の仇:童磨に挑む~

前回までのあらすじ

善逸と岩柱の下へ向かうと、伊之助たちは滝で修業しており、火あぶりになりながらまた涼し…

悲鳴嶼が涙しながら二人を招きます

合同強化訓練完了!

悲鳴嶼の修行は単純ながら過酷を極め、次々脱落者が続出します。一番の難所は岩押しで、六日経ってもびくともしません(炭治郎が料理が得意なことが判明します=絶妙な火加減)。玄弥炭治郎の痣が濃くなっていることを指摘し、’’反復動作’’の会得が肝だと語ります

’’反復動作’’をすることでいつでも一瞬で集中を極限まで高められる為、炭治郎はド根性で岩を一町動かしクリアします。悲鳴嶼にも認められ、秘めていたエピソードも語られ(家族を鬼に殺された中、唯一無事だった沙代から逆に化け物だと言われてしまったこと)、訓練は完了します

炭治郎義勇のところへ向かうと、不死川と戦っており、不死川の「壱ノ型 塵旋風・削ぎ」で義勇の刀にヒビが入り、炭治郎は速いが動きが追えていることに気づきます。対する義勇は「肆ノ型 打ち潮」を放ちますが、不死川は華麗に避け、お互い「雫波紋突き」と「木枯らし颪」で両方の刀が壊れます

不死川の好物がおはぎだと判明したものの、炭治郎は相手にされず、帰り際不死川は鬼の目を潰していることに気づきます。産屋敷邸に鬼舞辻が現れ、ついに居所がバレてしまいます

産屋敷邸爆破

産屋敷は瀕死の状態で、実は鬼舞辻と同じ血筋であることが明かされます。四人しか人間がいない産屋敷邸に奇妙な懐かしさ・安堵感を感じる鬼舞辻産屋敷鬼舞辻が永遠・不滅を夢見ていると感じます。禰豆子の居場所は不明な中、産屋敷は人の想いこそが永遠であり不滅なのだと語ります

そして例え産屋敷が死んでも想いは残る中、鬼舞辻が死ねば全ての鬼が滅ぶことも見抜いています。逆に産屋敷が死ねば鬼殺隊の士気は上がると言い張ります!鴉からの緊急招集で鬼殺隊の面々が産屋敷邸に集結します

ところが大量の爆薬で鬼舞辻ごと消し飛ばす気だった産屋敷、業火に塗れ、その悲壮な決意に驚嘆しながら鬼舞辻が体を再生していると血鬼術で固定され、なんと珠世が拳の中に鬼を人間に戻す薬を秘め体に突き刺します

珠世は一緒にここで死ぬ‼と告げ、悲鳴嶼の鉄球で鬼舞辻の頸が弾き飛びます‼他の柱が産屋敷自身が囮になることを許さないだろう為悲鳴嶼にこの役を託されていた中、鬼舞辻は予想通り頸を斬っても死なないのです。悲鳴嶼は結局日の光にさらすしかないので持久戦になると読み、拘束し続けなければなりません

復讐に燃えるしのぶ

鬼舞辻が「黒血枳棘」を放つと悲鳴嶼は「参ノ型 岩躯の膚」で防ぎ、その隙に柱たちが集結、産屋敷の采配は的中します。柱全員(炭治郎)が必殺の技を同時に仕掛ける中、鬼舞辻は場所を無限城に瞬時に変え、各々落下していきます

炭治郎は辛うじて義勇に助けられると、「壱ノ型 水面斬り」から「陸ノ型 ねじれ渦」と義勇の「参ノ型 流流舞い」で抜群のコンビネーションで鬼を屠ります。次から次へと湧く鬼を柱たちは怒りから皆殺しにしていきます

伊之助・玄弥・善逸も先へ進む中、しのぶ童磨のいる間に行き着きます。童磨は鋭い対の扇が武器で、’’万世極楽教’’の教祖だと言い、しのぶは姉の仇だと確信します。童磨は信者たちの想いを、血を、肉をしっかり受け止めて救済し高みへと導いているとぬかします

しのぶは姉の羽織に見覚えがないか迫り、童磨が認めたため、目を「蜂牙ノ舞 ’’真靡き’’」で一突きしますが、逆に「血鬼術 蓮葉氷」で返されます。頸を斬らなければ倒せないという童磨しのぶは毒ならどうだ?と強力なものを見舞いますが、から情報は共有されており、分解されてしまいます

しのぶは刀を鞘にしまう時毒の調合を変えているのですが、5回目でもどんどん効かなくなり耐性がつくまでの早さが異常なのです。肺をやられているしのぶは「蜻蛉ノ舞 複眼六角」の連撃で大量の毒を打ち込みますが、逆に斬られてしまいます

折れかけたしのぶを姉が叱咤し、瀕死のしのぶは最後の気力を振り絞り「蜈蚣ノ舞 百足蛇腹」で俊足の動きから低い姿勢で鋭い突きを決めたところでこの巻は終わります

まとめ

極限の極みの合同強化訓練を炭治郎は強みの我慢強さからついには貫徹し、ラスボス・悲鳴嶼をして完了と言わしめます。努力は確実に炭治郎を更なる高みへと誘いますが、ついに鬼舞辻産屋敷邸を特定し、始末しに現れます

産屋敷は全て悟っており、自身が死ぬことで鬼殺隊の面々が逆上することを上手く利用します。珠世が意地の一撃を見舞いますが、鬼舞辻は場所を瞬時に無限城へ変えてしまいます。そこは鬼が次から次へと湧いて出て、各々対処することでいっぱいいっぱいです

そんな中しのぶは姉の仇である上弦・童磨を見つけます。童磨の悪辣な手口に嫌気が刺したしのぶは、鬼滅の刃の正にテーマと言うべき’’復讐’’を貫徹すべく、物凄い執念を見せます。斬撃が弱いしのぶは突きに特化したスタイル、また、唯一毒を操れるという点が肝です

ところが以前屠ったから情報共有されており、童磨の毒への耐性がつくのが異常なまでに早いのです。瀕死のしのぶですが、姉の姿を見て執念の一突きを放ちます…17巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

おまけ

コミックスには稀に中高一貫‼キメツ学園物語という架空設定が載っています。こちら人気でアニメ化もされています。本編の箸休めに如何でしょうか?

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