「鬼滅の刃」19巻の数々の激戦と成長譚~しのぶの策略実りカナヲ・伊之助執念で童磨撃破!上弦の壱・黒死牟の桁違いの強さに柱次々陥落…悲鳴嶼、起死回生を図る~

前回までのあらすじ

童磨伊之助の母(琴葉)のことを知っており、伊之助の出生の過去が明かされます。母親と仲間を殺した鬼が目の前にいることを悟った伊之助が地獄を見せてやる‼と気張ります…

しのぶの執念実り童磨撃破!

伊之助童磨の言葉に怒り、「凍て曇」に対し「拾ノ牙 円転旋牙」で対応、カナヲは水の中に落とされ、童磨は「結晶ノ御子」という氷の人形を出し、「血鬼術 散り蓮華」は同等の強さを誇り、その隙に童磨は去ろうとします。御子は「蓮葉氷」から「寒烈の白姫」、そして「蔓蓮華」と畳み掛ける中、カナヲは何とか時間を稼ごうと必死です

童磨が部屋を出ようとすると、顔が溶けだし、何としのぶは取り込まれることも想定して自身に致死量の七百倍の毒を潜めていました。しのぶは確実に上弦の弐を倒すために毒が効いたらカナヲに止めを刺すよう伝えていたのです

カナヲ伊之助が迫る中、童磨は「血鬼術 霧氷 睡蓮菩薩」の大技を放ち、カナヲは唖然としながらこの術は粗く精度が落ちていることを見抜き、失明の忠告も受けていた「終ノ型 彼岸朱眼」で動体視力を極限まで上げると頸に斬りつけますが、後ろから菩薩の冷気も迫ります

ここで伊之助は思いつきの投げ裂き‼と両刀を投げ、カナヲの刃が更に押し込まれついに童磨の頸を斬ります!人間の感情をついには理解出来なかった童磨しのぶも安心して成仏できるとし、終いにはしのぶに恋心を抱いたため「とっととくたばれ糞野郎」と笑顔で言われ逝きます

伊之助は母のことを想い、カナヲカナエが死んだ時泣けなかったのは強烈なトラウマがあったからで、今は克服し仲間を大切にしたら仲間が助けてくれたと感じ、家族との邂逅から涙します

上弦の壱・黒死牟の桁違いの強さ

炭治郎義勇は傷を焼いて止血し、鴉から上弦の弐撃破の報を受け喜びます。甘露寺伊黒は新上弦の肆を発見し、建物自体を手足のように動かせることを悟ります。甘露寺は空回りしており、伊黒が「蛇の呼吸 弐ノ型 狭頭の毒牙」を放つと再度建物が動きかわされ、血鬼術の殺傷能力はそれ程でもないが煩わしさと厄介さは随一だと感じます

時透はついに上弦の壱・黒死牟を見つけます!黒死牟は人間時代の名は継国巌勝だと明かし、時透は自分の子孫だというのです。時透は「霞の呼吸 弐ノ型 八重霞」を放ちますが、簡単に避けられ、「伍ノ型 霞雲の海」も同様にかわされます

痣が出現した時透は「漆ノ型 朧」で独特の緩急をつけた黒死牟にも初見の技を出し、ついに黒死牟は刀を抜き「月の呼吸 壱ノ型 闇月・宵の宮」で時透の左腕を斬ります。咄嗟に止血した時透は「移流斬り…」というところで刀を突き刺され、黒死牟時透鬼舞辻に捧げようとします

玄弥は隠れて銃を撃ち込みますが、読まれており、黒死牟に両腕を斬られ、鬼喰いをしていたのはお前だったのかと悟られ胴も両断されますが、まだ生きています。止めを刺そうとすると実弥が「風の呼吸 肆ノ型 昇上砂塵嵐」で庇い、兄弟の絆に黒死牟は感心します

実弥は完全にキレており、黒死牟の足元をくぐると「壱ノ型 塵旋風・削ぎ」でついに黒死牟の気色の悪い刀が露わになります

実弥に悲鳴嶼…柱の底力

黒死牟の「伍ノ型 月魄災渦」に、実弥は「参ノ型 晴嵐風樹」で対抗し、黒死牟の桁違いの強さを認めた上で「弐ノ型 爪々・科戸風」の鋭い斬撃から何と玄弥の刀を右脚で突き立てる機転も見せ、黒死牟実弥の実力を認め、「陸ノ型 常夜孤月・無間」でついには実弥もボロボロです

ところが実弥は稀血のため黒死牟は酩酊状態になります。過去を思い出しながら実弥は「陸ノ型 黒風烟嵐」で迫り、刀を踏まれ倒れ込むと、産屋敷との過去を思い出し、左手で銃を背に担ぎ撃ちますがそれも防がれてしまいます

黒死牟が「参ノ型 厭忌月・銷り」を放つと悲鳴嶼が阻止します。悲鳴嶼程の剣士を拝むのは三百年振りかと喜ぶ黒死牟悲鳴嶼は剛腕からの鉄球攻撃から手斧まで投擲し、技を放つ隙を作らせず、逆に「岩の呼吸 弐ノ型 天面砕き」で鎖・斧・鉄球を自在に操ります

刀匠の技術に感服しながら、間合いの内側に入ろうとする黒死牟、しかし悲鳴嶼は巨躯でも俊敏な動きで対応します。「弐ノ型 珠華ノ弄月」に「肆ノ型 流紋・速征」で互角の戦いを演じる二人、 悲鳴嶼鬼舞辻の時まで温存しておきたかったが…ととっておきの技を放とうとするところでこの巻は終わります

まとめ

完全に劣勢だったカナヲですが、しのぶが自らに致死量の七百倍の毒を潜めており、童磨は知らずに彼女を取り込んでしまっていたため、毒が効き絶好のチャンスが訪れます。この機を逃さず伊之助との連携で何とか童磨を倒す事ができ、しのぶの執念が実ります

物語は佳境を迎え、例え柱と言えど瀕死に陥る壮絶極まるものになってきます。時透・実弥と連破する黒死牟ですが、この窮地に悲鳴嶼が立ち塞がります。柱も上弦の鬼も両者凄まじい技の応酬となり、そのネーミングセンスや技の華麗さには目を瞠るものがあります

ただ確実に鬼殺隊は鬼舞辻に迫りつつあるのも事実です。犠牲は覚悟の上で、産屋敷の、炭治郎の悲願である鬼舞辻打倒まであと少し、まずは上弦の壱・黒死牟を何としても倒したいところ…20巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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