「ハイキュー!!」9巻の数々の熱戦と成長譚~部活動永遠のテーマ:勉強との両立に苦しむ面々…谷地がマネージャーとして加入!牛島に蔑まれ宣戦布告する日向~

前回までのあらすじ

武田は3年生全員を呼び出し、5年後・10年後に後悔しない方を選ぶよう話します。結果3年生は春高出場を選びます。春高は文字通り3年最後の舞台、澤村は昔烏野が一度だけ行った舞台にもう一度行くと宣言し士気が上がります。練習試合が足りないと感じる烏養、すると武田が「行きますよね!?東京‼」と駆け込んで来ます…

部活動漫画名物:補習地獄

武田は東京で音駒含む梟谷学園グループと練習試合するチャンスを掴んで来ます。清水日向にまだ部活未入部の1年生がいないか聞いて来ます。東京は参加校が多いのでIHインターハイ予選に時間が掛かり、その間期末テストがあるので補習になった場合遠征より優先となると武田は脅します

補習候補(田中・西谷・影山・日向)抜きでの烏野躍進は考えられず、澤村からの厳しい指導が入ります。1年の2人は優秀な月島を頼りますが馬鹿にされます。清水は今後を見据えて新しいマネージャーを探しているようです

日向が簡単な問題文も解けない中、影山澤村が出すバレーのサインを完璧に把握しておりそれで暗記出来ないとは言わせないと言われてしまいます(笑)田中宅で2年生が集まり勉強し、大学生の冴子田中の姉が颯爽と現れ、どうやら和太鼓のチームをやっているようです

2年の2人は勉強意欲が増し先生にも褒められ、更に清水が新マネージャー候補として谷地を連れて来ます‼英語について聞きたい日向谷地が進学クラスなので教えを請うと非常に優秀で母がデザインの会社をやっていてノートの取り方も上手なのです

日向はライバル達に負けたくないと気張り、谷地は小さな日向がレギュラーだと知り驚きます。元気いっぱいの日向と接してその眩しさに谷地はぐったりです(笑)谷地は初めて練習を観てそのレベルの高さに驚き、全国を目指す志の高さに圧倒されます

谷地がマネージャーとして加入!

急遽扇西高校と練習試合が決まり、まだ心揺れていた谷地も皆から必要とされている事を喜びマネージャーに前向きです。日向の勝ちたい理由への貪欲さにも谷地は圧倒されます。扇西首脳陣からも日向は要チェック人物とされています。賑やかな面々を’’烏合の衆’’と例えると清水は試合だと結構息が合うと笑います

パワー型の2人田中に気を取られていると日向が生き、相手を圧倒しながら尚貪欲です。日向’’村人B’’には’’村人B’’のカッコ良さがあるんだと力説し、感化された谷地は母に打ち明けますが、母は本気でやっている人の中で中途半端やるのは一番失礼だと敢えて厳しく指摘します

入部するかまだ迷う谷地日向は気持ちが固まっているなら母に直接言えば?と一緒に連れて行き谷地はついにマネージャーをやると宣言、了承されます。谷地はバレー部が資金難である事を知っており、自身でポスターを作り(日向のスパイクを打つ写真)その出来に日向はゾクゾクします

谷地は正式に烏野高校排球部に入部します。東京遠征まで後はテストを残すのみ…1年2人が谷地宅で勉強を教えて貰うと、そこは白鳥沢の近所で世界ユースにも選ばれた牛島と出くわします。偵察させて欲しいと請うと牛島は見られる事で俺達が弱くなる事は無いと強気で了承します

現地で白鳥沢は大学生と練習試合をしており、最早高校生では相手にはならないようです。影山エースに尽くせないセッターなら白鳥沢ウチにはいらないと酷評され、及川は優秀だが城西はそれ以外は弱いとこちらもバッサリです。日向は城西が’’ヤセた土地’’ならおれ達はコンクリートか何かですかね!?と強気です

ボールが飛んできて、牛島の反応より更に早く日向が応対し、コンクリート出身、あなたをブッ倒して全国へ行きますと宣言します。影山及川を超えると強気で、牛島は2人の名前を覚えます。2人は東京に行って強くなると一致します

赤点組二人も合流で舞台は東京へ

東京の郊外で音駒と落ち合う烏野ですが、例の2人は補習の為いません。幸い赤点1コだけなので、午前中で終わり、冴子が車で送ってくれる事になります。車内で冴子が’’小さな巨人’’と同級生だった事が判明し、’’エース’’としての存在感の大きさが凄かったと語り、日向牛島に重ねます

東京では練習試合で負ける毎にフライング1周フライングレシーブの動作をコート1周が課せられ、烏野は負け続きです。ここで真打:赤点の2人が到着し合流、9セット目にして初勝利です。音駒はあの犬岡を控えに追いやり194cmの灰羽が活躍しています。梟谷も烏野の1年2人のコンビに目を瞠ります

灰羽は実質新戦力でまだ技術は身に付いていませんが逸材です。日向灰羽と話し、’’沢山の点を捥ぎ取った奴がエース’’だと一致します。猫又音駒の監督は烏野の成長と共に灰羽の目覚ましい活躍も目にし、強さを手に入れる為に求めるのは安定かー進化かと投げかけます

日向の「変人速攻」は相変わらず効果的ですが灰羽はブロックし身長タッパ+反応の速さが凄いのです。「普通の速攻」を織り交ぜても灰羽の反応は良く、烏養はレフト中心で攻めろと護りに入ります。ここで日向エースへのトスを奪おうとして交錯してしまいます

猫又は欲が雛に進化をもたらすと例え、日向影山に「ぎゅん!」の方の速攻で目え瞑んのやめると宣言するところでこの巻は終わります

まとめ

今巻では部活漫画のお約束であり永遠のテーマ:勉強との両立が描かれます。スラムダンクおおきく振りかぶってちはやふる等でも描写されて来たこのお約束は部活動に励む全生徒が思わず頷いてしまうあるあるネタでしょう。決して中心選手が勉強が出来るとは描かない点がポイントですね

また、世代交代という意味で清水が次期マネージャー探しに奔走し、谷地を見つけて来ます。バレー知識0の谷地でしたが、家庭環境等から何かに燃えるような生き方はして来ておらず、特に日向の眩しさに圧倒されます。男子部活ものだとどうしても男臭くなる為、女子マネの存在は一種の清涼剤のようで清々しいです

偶然牛島と出くわした日向は馬鹿にされコンクリート出身、あなたを倒して全国へ行くと言い切ります。この接点が後程重要な伏線となって来ますので、宮城1位の実力を誇る白鳥沢の存在を頭に入れておきましょう

最初の練習試合から烏野も音駒も戦力アップし実力も底上げされる中、猫又の冷静な分析が光ります。護りに入っていいのか?欲が雛に進化をもたらという言葉は部活に限らず様々な場面でも生きてくるものなのかもしれません。10巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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