「進撃の巨人」29巻のレビューです
ついにマーレ軍の侵攻が始まりました
これまでのあらすじ
ガビはマーレ人捕虜が経営するレストランでサシャの仇とばれて殺されかけますがサシャの両親に救われます
そして兵団上層部に振るわれていたワインにジークの脊髄液が含まれており、ジークの命令により飲んだ人は巨人化することが分かりました
レストランでミカサとアルミンはエレンに会いますが、エレンはミカサが自分に執着するのは王の護衛として設計されたアッカーマン一族の習性のせいだと告げます
さらにそんな奴隷のようなところが昔から嫌いだったと言い、ミカサを泣かせアルミンを激高させてエレンとアルミンは殴り合いました
ジークはリヴァイの部下を巨人化させて逃げようとしましたがリヴァイの雷槍で捕まり、自分の両親を密告するよう勧めた先代の獣の巨人、トム・クサヴァーのことを思い出します
彼と約束したエルディア人安楽死計画のために雷槍を爆発させ、リヴァイを道連れにしました
29巻の展開
ガビに会いに来たエレン、その後ろから車力の巨人の継承者、ピークが侵入してきました
そして彼女はエレンにマーレ人に死をもたらすことを頼みます
イェレナはアルミンたちにエルディア人安楽死計画を話します
そしてついにマーレ軍がパラディ島に侵攻してくるのでした
エレンの真意は!?
王家の血筋で獣の巨人を継承するジークと始祖の巨人を継承するエレン
2人が出会えば全ての巨人を従え、ユミルの民の記憶を書き換えることができます
さらにユミルの民の体の構造まで変えられることも判明しました
それによりジークはエルディア人を子供が作れなくするエルディア人安楽死計画を進めています
しかし、実際にユミルの民に命令を下すのはエレンです
はたして彼は本当にジークの計画を実行する気なのでしょうか
アルミンはそれを信じておらず真意は別にあると考えています
そしてエレンがミカサを嫌いだと言った件ですが、彼女の頭痛はエレンとアルミンは2人とも昔から知っていたことなのでもっともらしく作った嘘だとアルミンは言いました
一体なぜそんな嘘を言う必要があるのでしょうか
もしかしたらエレンは始祖の巨人の力でミカサの頭痛を治してあげるのかもしれません
あとその力でエルディア人を巨人にならないようにすることはできないのでしょうか・・・
それでかなり問題は解決すると思うのですが
一緒に戦って来た仲間を信じている
車力の巨人の継承者ピークはガビに言います
私はマーレを信じてない
エルディア人の解放を願っている
ただ…私は一緒に戦って来た仲間を信じている
そして無事ガビがマーレ軍に合流できた際、マーレ人のマガト隊長ならぬマガト元帥はエルディア人のガビの無事を喜び抱きしめました
エルディア人を虐げその上兵器として使う大国マーレですが、マガト元帥の元ではそれも変わって行くかもしれません
パラディ島もマーレ人を虐げず一緒に戦って行けば変わって行くのかもしれません
そのためにどうすればいいのか
私はエレンが始祖の力でエルディア人を巨人化しないようにすれば良いと思いますがはてさて・・・
最後に
他に見て欲しいところは
星空の元で体を作られるジーク
腕切られて叫ぶピーク
格好良く登場する鎧の巨人
アルミンに慰められるミカサ
イェレナのアルミンを見る目
ガビに気持ち伝えるファルコ
というところです
ジークの謎の復活は一体何なのでしょうか
体を作ってくれた女の子が始祖ユミルでしょうか
それはそれとしてピークに痺れる巻でした
気だるげにあっさり見張りを殺し、そして裏切ったかに見せてガビを助け戦友を信じる熱い魂を持つ素敵な女性です
そういう人がエレンの敵というのは悲しくてなりません
そしてライナーとの宿命の対決はどうなるのでしょうか
全ては始祖の力を持つエレン次第ですが、次回エレンの真意が分かることを期待しています
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