『キャプテン』6巻のあらすじとみどころ|新入部員テストと苛烈を極めるイガラシ体制

キャプテン6巻(集英社文庫)の表紙

【中古】 キャプテン(文庫版)(6) 集英社C文庫/ちばあきお(著者) 【中古】afb

キャプテンイガラシが投球している姿が描かれています

目次

新入部員のテストの巻

これがイガラシ野球だの巻

特訓また特訓の巻

めざせ!選抜大会の巻

泣くな墨谷ナインの巻

5話収録されています

キャプテン第6巻のあらすじ

墨谷2中野球部は丸井たちが卒業してイガラシがキャプテンになって、新たなスタートを切りました

しかしレギュラーだった選手が5人も卒業してしまい、近づいた春の選抜のオーダーが思うように組めないキャプテンイガラシは新入部員のテストを行います

テストはランニング、守備、打撃の順で行われていきました

1年生の中にはキャプテンイガラシの弟・慎二もいて、無事にテストに合格していきます

そして打撃のテストには近藤が肩慣らしのつもりで投げていましたが、イガラシの弟慎二が近藤の球にくらいついてくるので、つい思い切り投げてしまいます

ただ近藤の肩は何ともないみたいで、肩を壊す以前のようないい状態になっていました

イガラシは新入生だけでなく上級生も同時にテストを行い、最終的に7名が合格しました

そしてそのメンバーは明朝の5時から特訓に入ることになります

その帰り道のイガラシ兄弟ですが、暗くなってしまって練習ができないことがキャプテンのイガラシはかなり不満なようです

その時弟の慎二が明かりが漏れてくる工場の空き地があったことを思い出し、イガラシキャプテンはそこでの練習もメニューの中に入れます

そしてイガラシは特訓のメニューを作成しますが、それはイガラシ自身もキツイとかんじるようなものすごい内容です

翌日から早速特訓の練習が始まったのですが、1人来ていません

墨谷2中ナインがランニングしているところに、その来ていなかった1人、松尾直樹が母親とともに現れます

松尾の母親はあまりの壮絶な練習内容に対してキャプテンのイガラシにクレームをつけ、自分の息子だけは正規の時間内に練習を終わらせる約束をするのでした

さらに特訓は続きますが、松尾は他のナインたちより練習時間が少ないためについて行けずに選抜のメンバーから外れてしまいます

墨谷2中野球部には新聞社の方が取材に訪れ、新聞には墨谷2中野球部の練習内容が書かれ、選抜の優勝候補No1と書かれます

そしてこの新聞記事を読んだ野球部員の父兄たちが学校の校長室に集まり、話し合いの場が持たれます

この中には松尾の母親もいて、松尾の母親はこんなバカげた特訓は今すぐにやめさせるべきだと主張します

一方近藤の父親は昔自分が野球をやっていたこともあり、それには反対です

この話し合いにはキャプテンイガラシも呼ばれて話をしていきますが、その場に1人の部員が自分が素振りしていたバットがすっぽ抜けて松尾に当たってしまったと言い出します

結局この事故がきっかけで墨谷2中野球部は春の選抜を棄権することになってしまうのでした

キャプテン第6巻のみどころ

このキャプテン6巻ではキャプテンという作品の中で初めて全く試合の描写がない巻となりました

イガラシキャプテン時代はレギュラーだった丸井、加藤、島田、高木、遠藤という5人のレギュラーが卒業したのでかなりメンバー編成は厳しいものになりました

ただイガラシはそれでも選抜で優勝するという強い意志を持って特訓を行ったので選抜を棄権という結果になってしまったのが残念です

ただ現実には野球部などのクラブ活動には監督がいるのでこのようなことは起きないのですが、キャプテンという作品ではなぜか青葉学院などの強豪以外は監督がいなくてキャプテンが全て練習メニューなどを決めているのでこのようなことになります

墨谷2中は公立の中学校であり、学業が一番だと主張する松尾の母親の意見などもよくわかるのですが、選抜大会には出場してほしかったと感じました

こういう試合以外のいろんな問題をも詳細に描いているのがキャプテンという野球漫画が他の野球漫画とは違う味がある点です

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