『キャプテン』7巻のあらすじとみどころ|大きく力をつけた江田川中・井口と2年ぶりの対決なるか?

キャプテン7巻(集英社文庫)の表紙

【中古】 キャプテン(文庫版)(7) 集英社C文庫/ちばあきお(著者) 【中古】afb

キャプテンイガラシがバット1本とマスコットバット1本、そしてロジンバッグを持っている姿が描かれています

目次

燃えるイガラシの巻

思わぬ伏兵の巻

あせるなイガラシの巻

先輩丸井の助言の巻

地区予選決勝の巻

5話収録されています

キャプテン第7巻のあらすじ

春の選抜大会を棄権した墨谷2中ナインはテレビで選抜大会の決勝戦を観戦しています

青葉学院と西日本の強豪和合中学の対戦ですが、何と青葉学院が敗れてしまうのでした

そして練習を開始するイガラシたちの前にOBの丸井と加藤が訪れます

丸井と加藤の目的は以前に対戦した江田川中学が要注意だと教える事でした

ただ松尾の事故以来練習時間が制限されているうえ、和合中学の出現などがあるので丸井はオリを見て教えてやればいいと言います

墨谷2中野球部はイガラシの弟慎二がセカンドを守っていますが、その守備に対して丸井がアドバイスを送ります

バッティング練習では近藤がいい感じでバットを振っていて、丸井と加藤の前で自慢をしています

すると丸井はつい、「てめえなんて江田川のエースにかかっちゃかすりもしないだろうよ」と口を滑らせてしまうのでした

墨谷2中が谷口キャプテン時代に対戦した江田川中学の井口がものすごい成長をしていることを丸井から聞かされたイガラシは江田川中学の練習を見に行きます

井口は速球に加えてカーブやシュートという変化球も操り、特にシュートは直角に変化するようなすごい球を投げています

それから井口以外のメンバーも守備はよくないものの、井口の剛球を打たされているせいかものすごい打撃を見せていました

キャプテンイガラシは江田川中学のエース井口を攻略するための練習を取り入れます

それは近藤にプレートの前から投げさせて、タイミングを合わせる方法です

そして地区予選が開幕するのですが、墨谷2中の相手は金成中学です

墨谷2中の先攻で試合は開始します

金成中学は墨谷2中を調べ上げていて、エース小池は球は遅いですが打者の苦手なコースばかりついてきます

1番曽根は三振しますが、2番牧野がツーベースを打ち、3番久保はレフト前ヒットで1死1,3塁になります

4番イガラシは敬遠されて満塁で5番近藤を迎えます

近藤は満塁ホームランを打ち、その後も打線がつながって打者一巡で6点を取ります

先発近藤は金成中打線を寄せ付けずに2回コールドで金成中を破るのでした

墨谷2中はその後もなんなく勝ち進んでいきますが、そこにOB丸井が現れます

丸井はなんなく勝ち進でいる墨谷2中が心配で、自身が所属する朝日高校との練習試合を提案します

それから丸井は複数の投手を持って勝ち進む青葉学院も要注意だとイガラシに告げます

練習試合は墨谷2中の先攻で始まりますが、朝日高校のエース菅野はイガラシには打たれるものの、後続を抑えます

墨谷2中の先発近藤は先頭打者にホームランを打たれるなどめった打ちにあい、13対1という大差で敗れますが、強敵との対戦がなかった墨谷2中はいい経験をするのでした

墨谷2中は決勝まで勝ち進みますが、相手は江田川中学です

江田川中学は青葉学院と対戦して青葉の5人の投手から4点取り、エース井口は1人もセカンドへ進ませずに勝利したようです

試合は墨谷2中の先攻で開始しますが、墨谷2中はイガラシが先発です

1番曽根が井口の前にあっさり三振してしまうと、キャプテンイガラシはバットを振らずに球をよく見て球質を覚えさせる作戦を取ります

2番牧野がバットを振らずに三振し、3番久保も初球のストライクを見逃したのを見た井口はイガラシがとる待球作戦に気づいてスローボールを投げてきます

ただ2球続けてスローボールを投げて久保にホームラン性の当たりを打たれてスローボールは封印します

3番久保は三振に終わりますが、井口の変化球にバットを当ててきました

1回裏の江田川中学の攻撃に対して、先発イガラシは高めのシュートを投げていきます

イガラシによるとこの球への対応で相手の癖が読めるとのことです

イガラシは巧みな投球で江田川中学打線を抑えて2回の表を迎えます

2回の表は4番のイガラシからの打順です

キャプテン第7巻のみどころ

このキャプテン7巻ではこれまで再三墨谷2中のライバルとして君臨してきた青葉学院が和合中学に敗れるというところから始まります

そして以前に対戦した江田川中学のエース井口が成長して再び墨谷2中の前に立ちはだかるという展開ですが、できれば江田川中学と青葉学院との試合の模様も描いてほしかったと感じます

試合内容は全くなくて決勝戦前の墨谷2中ナインたちの発言から江田川中学の青葉への戦いぶりがわかるのですが、作者はこの試合の模様の偵察は描く気はなかったのかが少し疑問です

もしこれがキャプテン谷口であれば間違いなく江田川対青葉の試合は偵察になると思うのですが、イガラシキャプテンは金成中も偵察していません

おそらくキャプテンの違いからそのように描いたのだろうと読者としては想像します

ただ今後の試合展開は否が応でも期待させられる予感は持たされました

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