前回までのあらすじ
タダで行けるのは例の「家族支援プログラム」のお陰で、ヒューストン・サン・パークに着くとAPOという犬に永遠に付き纏われ(笑)臭いはどうやらヒビトが飼い主で兄弟だからです。広いヒビト宅で母からのどうでもいいお土産を渡し相変わらず大雑把なヒビトに細かいムッタと対照的です
庭で「アポロ13」のトム・ハンクスの真似をして悲観的で、ヒビトは昔みたいに張り合えよとつまらなそうで、ムッタがそうならもっと早く言ってくれよと月を見上げます…
ムッタの汚名返上に奔走してくれる星加
ヒビトは昔から「頭のネジが一本足りない」スペルミス多く勉強なんて全く出来ない奴でしたが中学を迎え突然成績が良くなったのです。相変わらずスペルミスはあるものの張り合えと言うヒビトに触発され訓練のマニュアルに目を通すムッタはその量に驚きます
アポと散歩でお隣のスミス夫妻と出くわしいつしかご近所は皆アポの散歩を担ってくれます。ヒビト帰宅後料理や記憶力で無駄に張り合うムッタ、まるで子供で明日見学に来いよとヒビトお冠です。スミスの言葉からムッタは置き手紙を残し俺もNASAに行くと張り合います
JAXAではムッタが当落線上で前の会社クビになったのバレてます!ジョンソン宇宙センターで他の皆はジョギングでヒビトだけダッシュに見えるムッタ、ジェニファーのペース落ちてないに「2秒遅くなった」と抜け目ないです。サムライ・ボーイと人気でアスリートにでもなる気のようなやる気です
TV出演も果たしこの’’侍’’との歴然とした差に柿ピーのピーナッツと自身を重ね、ヒビトのビッグマウスに試験に落ちても自慢の兄がいるなんて言えんのかよと絶望します。すると元同僚から電話でJAXAから会社に電話が来て例の間寺がある事ない事ぶちまけたと打ち明けられます!
幼少期JAXAツアーの常連で新人を困らす兄弟、星加はあーいうのが将来宇宙飛行士になると期待し、彼等にとって’’第二の学校’’だったのです。星加が言うように俺には運がなかった、100%救いはないと感じるムッタ、シャロンに返す言葉がありません
星加は頭突きの理由を聞き納得、モジャ君が過去も弟を守る為に頭突きした事を覚えています。あの時の「ツン君」が宇宙飛行士となり「モジャ君」が十数年ぶりに現れたと星加の心はずっと躍りっ放しでムッタの汚名挽回に奔走します
「運も実力のうち」
朝食でマルチタスクで母が付けた’’コロコロムッタ’’状態を思い出しヒビトは過去を想起します。ヒビトは目隠しし砂塵で目が見えなくなった場合の想定訓練をし常に最悪のケースをシミュレーションしています。ジェニファーの長いうんちくにうんざりのムッタ、帰宅後もコロコロムッタ続きます
92%落ちたと悲観的で「ドーハの悲劇生まれ」を呪いますがヒビトに諭され兄としての威厳は崩れ去ります。翌日スミス夫妻とアポとレストランで抜群の記憶力を誇るムッタ、するとニュースで噂の消火器男が現れ騒然とします!この事はニュースになり星加の耳にも届きます
相変わらずムッタを推す星加、そのニュースでは消火器男を勇敢に退治したとムッタがスミスに称えられ、防犯カメラにもムッタの頭突きが映っています!実はパ二クっていてアポを追い掛け偶然倒しただけなのにヒーロー扱いされているのです
真相についていよいよ正直に話す決意をしたムッタ、すると客席に美人がいた事からカッコつけ「正義」を貫いたとハッタリをかまし大絶賛されます。スミスは真相は分かった上でチャンスを見逃さなかったムッタを褒め「運も実力のうち」です
最終選考に残りせりかの想いを知るムッタ
日本でも話題となり茄子田理事長もご機嫌で風向きが変わって来ておりせりかからもメールが届きます。神経衰弱でも神業のムッタ調子に乗り、両親からビデオレターで2次審査結果報告とあり皆で観ると無事通過、次は最終選考です!
せりかのメールに感激し何度も見返すムッタ、ベッドでたまたまヒビトの遺書を見つけ驚きます。帰国時あのヒビトがそこまで覚悟していたのか…と例のブライアンの事故含め宇宙飛行士は命懸けな事を思い出します。両親は遺書について案外あっさり悟っており、時間になりISSを観に行くムッタです
ヒビトも両親もノンキに見えて覚悟が出来ており、俺にもその時が来たとムッタ気張ります。可愛い娘に美人のヨメさん、これぞ’’幸せ’’だというケンジ宅で帰り際フーちゃんに「かぺー!」と言われ意味不明です。もし宇宙飛行士になり火星に行ったら娘に2年半会えなくなると気が早いケンジです
打ち上げでB班から5人が3次審査へ通過しせりかも居ます。青竹にキスマーク付きのヒビトサインを渡しせりかにもちゃっかり渡しキスマークは実はムッタのです(笑)まるで主役扱いで浮かれ、火星志望のケンジ、ISS志望のせりかと判明もISSは将来性がない現場です
実はせりか14歳の頃父が病気で亡くなり未だ不治の病で毎年大勢亡くなっており、無重力下での新薬の発見の可能性がある’’きぼう’’モジュールを目指しており、ムッタがせりかこそ宇宙へ行くべきだ、俺はどうなんだ?と疑問に感じる所でこの巻は終わります
まとめ
どこで差が付いたかヒビトに大きく水を空けられたムッタですが、「運も実力のうち」と風向きが変わって来ます。例の消火器男の件で全米ニュースで取り上げられヒビトの兄という事もあり一躍時の人となります。例の頭突き事件で評価を下げていたムッタですが逆に頭突きで見方が変わって来ます
宇宙飛行士は命懸けの仕事で、あのノンキなヒビトも遺書を残している事にムッタは衝撃を覚えます。両親も理解しており、覚悟がないのは実はムッタだけでした。また、3次審査を通過したせりかのISSに懸ける想いも判明し、ここでも自分のちっぽけさを感じるムッタです
一見何も無いようなムッタですが、今後物語でも重要となって来るシャロンとの約束がキーワードとなり、やや偏屈ながらコロコロムッタのマルチタスクや驚異的な記憶力、そして人を惹き付ける不思議な魅力を徐々に発揮していきますのでお楽しみに!3巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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