前回までのあらすじ
劉姉弟は2人の「勝負」の立会人として呼ばれ、ソムリエの極意を諭しあの時2人は恋に落ち例の写真のブルゴーニュボトルは謎のままで「ローヌ」の赤ワインの様です。色々試し佐和子が周の麻婆豆腐に合わせたのは「デュ・パプ」で間違いなく、姉弟の表現から雫は1本のワインを探し当てます
周は佐和子と来年結婚5周年に思い出のマリアージュを四人でと考えていた矢先佐和子は亡くなり不意にし、雫は「失われたマリアージュ」であるならきっと乗って来るとします。豆腐が難題ですが原島は料理人だけに作ってしまおうと提案、作り方を調べ電子レンジで調理です!
ところが流石にレンジで「チン」は安易過ぎ失敗、何でもネットで済まそうとするなと諭され甘くないです…
「失われたマリアージュ」を再現
ギンギンの原島石膏豆腐作りとの格闘でヘロヘロ(笑)今度こそ豆腐になりそうです。豆腐ありきで生まれた麻婆豆腐、雫は謹んで頂き青い空に浮かぶ羊雲の様だと表現し原島つくづく「食」って「一期一会」と人生そのものです。携えて周の元に赴き、食させ佐和子が選びだした「幻のワイン」もあると迫ります
「失われたマリアージュ」を味わわないか麻婆豆腐作りを請い説得、周は挑戦してみましょうと乗ります。買って来た食材は香りの混沌ながら合格を貰いこれだけあれば私の麻婆豆腐は作れると原島に調理させます。指示的確で指示通りに作れる原島のセンスも超一流です
微調整し私の麻婆豆腐が完成、佐和子のワインは「デュ・パプ」01年です。このマリアージュで佐和子を抱きしめた周は涙し「幻の抱擁」です。ワインは思い出と共にある、もう一度料理の世界に戻ると翻意し、石膏豆腐を使い始めてから佐和子は違うワインを提案していたと看破、セラーに向かいウォンの持ち込みを探します
究極のフカヒレを探して
店は2年弱で劣化しましたがセラーは状態良く40本開け雫は鮮やかな想起からピタっと止まりウォンの前で表現すべき一本だと見定めます。一方気仙沼にへりで降り立った遠峰はマキに「フカヒレ」と息巻きます。江戸時代末期から中国に輸出されており、非常に手間暇掛けて作られています
工場も厳重に衛生管理され気が遠くなる効率無視はワインのそれに似ています。黄金色に輝くフカヒレは光の繊維のような糸が特徴でフカヒレ料理の醍醐味が生み出されます。遠峰はウォンが「黄金のフカヒレ」を使った姿煮とワインを合わせてみろと言って来るに違いないと確信的です
一方劉姉弟に一杯数万円するフカヒレラーメンについて語られた雫、専門店に入り店主は図から一頭のサメから八枚のヒレが取れると説明、部位によって用途も異なります。サメの種類によっても異なり、広東の姿煮だと「ヨシキリ」で貴重な「アオザメ」も一部使われます
悪名高き西太后が愛した高級料理は若さと美への執着でタレやスープを絡めながら食感を楽しむものです。劉姉弟は心当たりの店があるとし、雫自腹で財布が痛いです(笑)
「神咲雫の中華マリアージュ勝負のワインを提案する会」開幕
こだわりの中華料理店で調理前のフカヒレはド迫力、シェフは味はなくても「味わい」の違いはあると余興も用意し、前菜は豆腐麺で「ピノ・ノワール」で合わせ雫アンリ・ルソーの「雄と雌のライオン」という絵を想起、メインは「モウカザメの姿煮」で鶏出汁の上湯をベースにフカヒレエキスを加えたものです
濃厚な粘りがより楽しめ、雫はフカヒレの個性の違いだけみてみたいと次は「ヨシキリザメの姿煮」です。適度な繊維の太さと粘りで破産する雫(笑)最後は最も高級な「アオザメのフカヒレ姿煮」で何とも言えない旨味でコラーゲンの質が違います。コクの違いもそれぞれのサメの持ち味です
定番と言われるワインは「ムルソー」で雫はテンガロンハットを想起、同じく被った女性が大きなリュックに”希望”を宿し追い越していくと表現、色々試しマリアージュさせるフカヒレは決まります。「ヨシキリザメ」のフカヒレがワインに最も合うと感じつつムルソーでは物足りないです
雫は赤ワインで勝負をかける気です。一方遠峰も翌日同じ店に行き着き白ワインの中から選ぶ事に決めます。紅花”頑張り次第で勝ち目はある”と占われ2人でモノポールに赴き藤枝に相談、「神咲雫の中華マリアージュ勝負のワインを提案する会」を開く事になります
原島が調理担当でシリーズに登場した懐かしい顔がちらほら、盛大に会が始まる所でこの巻は終わります
まとめ
懸案の石膏豆腐も無事作れ周に「失われたマリアージュ」と持ち掛け調理=原島、指示=周の元珠玉の麻婆豆腐が完成します。「幻の抱擁」を経てセラーから雫はウォンの欲する一本を探し当てます…あと一品です。遠峰は宮城県気仙沼に赴き本場のフカヒレ精製を間近で見て興奮します
「黄金のフカヒレ」を使った姿煮等庶民では決してお目に掛かれないもの、雫も別ルートから行き着き今回は自腹、財布が痛いです(笑)部位やサメの種類によって調理も様々なのは勉強になりますね!色々試し雫は「ヨシキリザメ」の姿煮が最もワインに合うという所まで行き着きます
翌日同店を遠峰も訪れ行き着く場所は一緒でも選んだワインはそれぞれ赤・白と対照的です。藤枝の提案で「神咲雫の中華マリアージュ勝負のワインを提案する会」を開く事になりますが、シリーズファン歓喜の懐かしい顔ぶれが沢山、読者冥利に尽きます…16巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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