前回までのあらすじ
安西独壇場で20点差もディフェンスはザルだとドリブル仕掛けますがスピードもパワーも大人と子供です。吹っ飛ばされた野宮は事故を思い出し、絶望ってのはあれだ、これは違う、幸せって言うんだと咆哮しコーチは一番大切なー心の資質を問います。安西は絶対パスしないという事からブロックからカウンターです
その後トライアウトの結果は合格者にのみ近々連絡がいくと言われ1か月音沙汰なく、戸川が野宮をお好み焼き屋に誘います…
それぞれのAキャンプ
原の鬼指導に必死に食らいつく亮、随分腕太くなってます。戸川はバスケの経験値が足りず代表合宿ではバスケ部の中に陸上部がまじってる感覚を覚えていました。オオルリ杯まで2か月、戸川と共にAキャンプエントリーする亮、戸川は富士山登頂に例え土台となる知識・理論があればまだ登れると気張ります
安積もスタッフとして参加し、彼女は留学で後任として上林が現れます。総務兼通訳の絵里は安積を下の名前と思っており、お互い気合が入ります。父は高橋の懸命なリハビリに目を瞠り、元々プライドが高く目標も出来て吹っ切れており車イスバスケの存在に感謝します
タイガース練習終わると上林のバイト仲間のふみかが30分延長どうかなー?みたいなと現れます!2人はAキャンプに参加し米をパラ優勝に導いたコーチが指導してくれる滅多にないチャンスです。早速スキルテストで亮気張りますが上には上がおり、戸川は誰よりも速く青木もいてライバル視してます
ジャックコーチは自分がどうなりたいのかその姿を明確に描いて下さい、一人の力で頂点に立った人間はいないと諭します。安積は実は面接で一度落とされており、いつも後出しでカードの裏しか見せない自分がこんなんじゃ1人でやっていけないと翻意し電話を掛け直しスタッフに受かったのです
またも孤立する戸川
母は無事退院し高橋は電話で詫び父はイメチェンした母と遭遇、原田知世みたいなショートにしたかったと何と金髪です!父はパラの花形競技だと誇り車イスバスケを勉強しもしもう1回息子に関われるなら喜んで全てを差し出せると前向きです
戸川は代表合宿と違い立場は逆で出来ない連中を待つ側で「個の力」どころかーと正直ガッカリします。6名ずつチーム分けしチーム名・キャプテンを決めトランジション時のチームDの基本=Tカップに奔走します。亮は赤っ恥もナイスランだと褒められます。第1部の締めは5対5ゲーム形式です
絵里は何もしないうちから決意宣言が見事な人より沈黙が信頼出来ると安積を評し、あなたも泳ぐのよと協力しながら前へ進む集合体がAキャンプの船と諭します。絵里はこれが第2・3部と重ねてどう変わって来るか…この変化を見たら苦労も吹っ飛ぶとコーチを見据えます
戸川は1人空回っておりコウに反感を買い最短距離を最速で突っ走りたいと焦ってます。久々の家族水入らずの食事を楽しみリハビリに勤しむ高橋を見て母は今まであなたを見ていたかしらと目を瞠ります。脚が細くなった白鳥、松坂はメインカードの変更を思案しますが会社潰れそうで白鳥が頑張るしかないです
コウはあの人とやりたくないと帰る素振りです。昼食でうどんチーム雰囲気最悪、ヘラクレスは結束しています。戸川の前にラリーが現れスピードスターで金メダルのメンバーなのです!また同じ壁にぶち当たる戸川、コーチに諭され仲間だチームだと言う前に1人で突き詰める努力ー個の力の向上のみと勘違いしてます
いざオオルリ杯へ
白鳥は無茶を言うのが癖になっており今はレッテル貼られた人間とし俺に声援くれるのはそんな奴等、俺だけはダマされない、本当の俺を安く見積もりはしないー貴様等はどうだ?とリハビリに精を出します。コウは翻意しますが逆に戸川がチームを去り焦るのはヤマの存在からです
ラリーが付いて来てアキバを堪能、実はラリーは虎が日本で最後に彫ったのが戸川と知っており、彼の伝言に戸川は涙します。2人は戻って来て罰として鬼ゴッコで全員にタッチするまでと決まります。戸川はチームメイトに変わりたいと本音を吐露、皆同調します
Aキャンプ最終日、最終トーナメント決勝戦はさぬきうどんVSヘラクレスの接戦で亮が加点、折れそうになる女子を諭しコウのスイッチから戸川が逆転ゴールを決め優勝、コーチからアメリカの大学へ来るなら歓迎するよと言われても戸川英語分かってません(笑)
2か月後宇都宮でオオルリ杯、ふみかのいい所はガッツとマメな所で餃子には抗えない安積(笑)の前に激太りした野宮登場、御意見番としてふみかと初対面です。戸川は1人でない事を忘れない為にと車イスをタイガー2号に塗り替えドリームス越えへの道第1弾です
一方プロレス会場で花咲は白鳥コールをし、流石の高橋も手が震え蓋が閉められず楽屋で白鳥が凄む所でこの巻は終わります
まとめ
今巻のメインは戸川のAキャンプです。更なるスキルアップを目指し最速最短が信条の戸川ですが、個人競技出身で独学だけでやって来ただけにひねくれており伸びしろもあります。壁にぶち当たり自分を変えようとAキャンプ志願しますがここでも上手く行きません
4.5点の戸川はチームで圧倒的に動けるが故の悩みを抱えており、誰よりも速くが信条だけにチームプレイがおぼつかずコウは諦めてしまいます。ところが出て行くのは自分だと早くも戸川投げ出してしまい、それを止めたのがパラ金メダルのラリーで、彼は虎にタトゥーを彫って貰っており伝言を伝えます
これで翻意した戸川戻り変わりたいと本音を吐露、見事最終日優勝で幕です。ヤマの存在が戸川を焦らせており、自身の骨肉腫の件もありいつも深刻だった戸川、今回の経験で一皮剥けオオルリ杯で勝負です。同校ながら実は初対面の2人、野宮の変貌ぶりにビックリですがやけ食いですかね(笑)
今まで主に3人中心に物語は進んで来ましたが、巻末にはあの白鳥がプロレス復帰に臨む風雲急です。リアルが評価されるのはここでプロレスメインの白鳥の物語を持ってくる所でしょう。車イスバスケ・プロバスケ描写に加えプロレスまで…井上雄彦先生の異才が光ります。13巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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