「ランウェイで笑って」5巻名シーン3選|千雪の苦悩!モデルにとって身長とは…

「ランウェイで笑って」第5巻目次

32着目 自分を信じろ

33着目 優越感と劣等感

34着目 甘美な誘い

35着目 Just a moment

36着目 存在感(オーラ)

37着目 業界の宝

39着目 大人の仕事

40着目 憧れと才能と手段

「ランウェイで笑って」5巻の名シーンベスト3

3位 慰めるよ ずっと…ずっと

いいじゃない…”思いたい”って思うぐらい

だからちょっとだけ「考えなさい」って言って…もう止めない

後はあの子が歩いた道を後ろから付いていこう…てね

それだ潰れて挫折したらどうするの…?

そんなの決まってるじゃない

慰めるよ ずっと…ずっと

39着目より

幼いころから千雪を見てきて才能を感じつつも、身長の件もあり一時期対立していたモデル事務所「ミルネージュ」のマネージャー成岡雫と心のマネージャー長谷川 優。長谷川優は自らが身長が伸び悩んだ経験からモデルをあきらめる結果となった為、身長の高い心と千雪を比べて千雪を完全否定します。長谷川優に千雪に引導を渡してあげろと言われた成岡雫は引導を渡したが、千雪はあきらめなかったことを話します。千雪には身長はないがそれでも期待してしまう存在感(オーラ)を感じる成岡雫が千雪への胸の内を長谷川優に語るシーンです。

雫は千雪の夢のきっかけとなった人物で、「ミルネージュ」採用試験に挑戦する千雪を何度不合格にした人物です。千雪がパリで活躍する姿を見た1話の面接から千雪がどうなろうと支え続ける覚悟を持ったんだなとこの時初めて感じました。師弟のような関係の二人の絆を感じる本当にいいシーンでした。

2位 本気で服を作る人になりたいんです

五十嵐さんモデルを辞めさせてください

今入っている仕事はすべて責任をもってやります

だから私は本気で服を作る人になりたいんです…!!

38着目より

千雪と心は同じ現場で仕事をすることになったが、千雪と心の身長差からバランスが悪いと言われ千雪は撮影から除外されてしまします。それを見て気に病んだ心は、本気でモデルを目指していない自分のせいで本気でモデルを目指す人が悲しむことになるのが嫌だからモデルを辞めたいとマネージャーである長谷川優に懇願します。それを聞いていた千雪は同情されたことに腹が立ち、心を怒鳴りつけます。千雪に怒られて自分が本気でなかったことに気づいた心が、モデルを辞めたい本当の理由を話し、デザイナーを本気で目指そうと決意するシーンです。

心がデザイナーに本気でなろうと覚悟を決めたシーンはとても清々しかったです。また、千雪の本気でモデルを目指していない人に負ける苦悩も含めて名シーンだったと思います。

1位 友達が作ってくれました

今思うとわたし結構とんでもないことしてたよね

見え張って嘘ついていっぱい迷惑かけたなぁ

でも美和っちだし変な伝え方できないしまぁ…いっか

友達が作ってくれました

35着目より

千雪はコンポジット(書類審査等で提出する自分のプロフィール写真のようなもの)の撮影をしていました。いろいろな服を着て撮影していたが、カメラマンはクールな千雪も悪くないが良くもないと感じていました。たくさん服がある中で千雪が次に手に取ったのは、育人が千雪の為に作った初めての服でした。カメラマンに「その服どうしたの?」と聞かれた千雪が昔のことを思い出しつつ育人が作ってくれたものだと話すシーンです。

1話では素人が作った服は恥ずかしくて言えないと言っていた千雪が友達が作ってくれたものだと言ったときはとても驚きました。この一言で、1話とは違い千雪にとって育人は特別な人になったんだなと感じました。

まとめ

5巻は個人的にいいシーンが多くとても悩みました。

特に2位の心のシーンでは、千雪にとってもいいシーンだった為、どちらをメインにするかとても考えました。モデルの才能がありながらデザイナーなりたい心と才能はないがモデルになりたい千雪の関係はとても面白い関係だと思います。

名シーンには入りませんでいたが「顔は小さい、足だって長い、体のバランスは美しくて、精神はタフ、父親はモデル事務所の社長でお金も人脈も十分すぎるほどある。でも絶対的に必要なひとつを持っていない」とモデル関係者が千雪を評価しているシーンは千雪の劣勢な状況が分かりやすくモデルにとって身長が絶対的に必要であることを感じさせる個人的に好きなシーンです。

6巻以降も「ランウェイで笑って」は名シーンの連続です。今後もぜひお楽しみください。

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