前回までのあらすじ
ベスト8まで勝ち残った湘北は強豪翔陽と戦うことになります…
全国区の応援、ビックマン翔陽
大会5日目はシード校の登場でスタンドが埋まります。昨年全国への切符を手に入れたのは、海南と翔陽でした。応援からして全国区、応援から湘北は負けています
緊張の余り何度もトイレに行く三井。するとトイレ越しに三井を5点以内に抑えるという翔陽の選手がいます。三井は激怒します
翔陽は今年のスタメンはサイズの大きい選手ばかりです
海南と陵南が勝負の予想をしています。10点差で翔陽と答える牧に、魚住ははらたいらさんに3000点(笑)と答え、早くも火花を散らしています
高さで対抗する意味でも、スタメンは赤木、流川、桜木、宮城、三井となります。桜木には制空権を獲ることが期待されます
選手兼監督の藤間(超美形!)に指揮される翔陽は、伊藤(180cm)、高野(193cm)、永野(191cm)、長谷川(190cm)、そして花形(197cm)というビックマンたちです
三井は長谷川が先程話していた選手と見て、5点で抑えるなど笑わせるなと挑発します。長谷川はそれ程自信があるのでしょうか?
いよいよ試合が始まります
序盤に弱い湘北!?
ティップオフで同じ身長の赤木と花形が競り合います。赤木が勝ち、桜木がボールを奪うと、なんとジャンパーヴァイオレーションで翔陽ボールになってしまいます!冷静な赤木も雰囲気に飲まれてしまっています
赤木以外全て自分より身長の高い選手をマークする湘北。花形の出鼻を挫いて一気に乗りたい赤木はブロックを試みますが、なんと花形はバックジャンプ!フェイダウェイジャンプショットを決めます!
インサイドを固められた湘北は、上からのパスをカットされてしまいます。翔陽の高さは県内一なのです
花形の柔らかい攻め、そして伊藤の3ポイントと連続得点で0-11になってしまいます。更に花形のフェイクに引っ掛かる赤木、絶体絶命のピンチを流川が救います。
花形からボールを奪うと単身ドリブルで突破、高野と永野のツインタワーが守るゴールを、彼らの間を縫ってひょいっとゴールを決めてしまうのです!個人プレーに走りやがってと怒るメンバーを他所に全員動きが硬いと言ってのけます
そこから硬さが取れた湘北の逆襲が始まります。赤木のハエ叩きから、桜木もブロックと調子が出てきます
速攻から桜木にボールが回り、庶民シュート!というところで、力んで外してしまいますが、フォローした流川が得点します
宮城の冴え!
身長差があり過ぎる宮城を馬鹿にする観客がいます。しかし、トラベリングから湘北ボールになると、宮城の速攻が決まります。鋭い突破から桜木にパスし、庶民シュートが決まります
更にカウンターを防ぎ、赤木とスイッチし切り込む宮城。永野、花形のブロックをフェイクで外し、ドリブルシュートを決めてしまうのです!
藤間を煽る宮城、翔陽はタイムアウトを取ります。ディフェンスをゾーンにし、速攻を止めてロースコアに持ち込む作戦です。しかし、外から三井の3ポイントが決まり、ついに同点!翔陽は藤間を出さざるを得ません
しかし、花形はそれを制し、気合を入れリバウンドをもぎ取り、ダンクを決めてしまいます。藤間は一旦ベンチまで下がります。三井の強引な突破からのゴールも花形がファールを貰い、防がれてしまいます
着々と加点していく翔陽、残り34秒で22-31と点差が開いていきます。何とか点差一桁で終えたい湘北は、残り5秒で赤木が花形のシュートに食らいつき、リバウンドへ。そのリバウンドを、並み居る高身長の翔陽サイドを抑え、桜木が獲ってしまうのです!
ついにエース、藤間登場!!
春子にも褒められた桜木は、調子に乗って「ゴール下の覇者」と下手糞なシュートを続けます。先が読めない花形は困惑してしまいます。結局赤木がゴリラダンクを決め加点します
基本のスクリーンアウトをきっちりやってくる桜木は、持ち前のパワーもあり、リバウンドを獲りまくります!試合の流れも完全に手繰り寄せた湘北、速攻から流川のダンクが決まり、後半残り14分、36-35とついに逆転します
万を持して藤間がコートに入ります
牧に報告しようとした清田ですが、誤って陵南陣営に伝えてしまい、ひと悶着あります
チームメイトの尻を叩き、海南が見ているぞと気合を入れる藤間。ベンチにいた時の冷静な藤間とは別人です
サウスポーで、いきなり得点を決める藤間。湘北にベスト4はまだ早いと挑発し、赤木が早いかどうか見せてやると言ったところでこの巻は終わります
まとめ
ベスト4を懸け、ついに強豪の翔陽と対戦することになった湘北。この巻からメインはバスケの試合に移りますが、画力が上がっていき、圧巻のバスケ漫画となっていきます。どちらかというと戦術面に重きを置くバスケ漫画Dear Boysとは対極を行く、画力・心理描写に定評があるSLAMDUNKですが、人気の別れどころとなったのは、各キャラの立て方にもあったのでしょう
硬かった序盤、流川の個人プレーが逆に湘北陣営に火を付けます
高さに圧倒される湘北でしたが、桜木がリバウンダーとしても才能を開花させ、高さでのハンディも無くなりました。空中戦で互角に戦えるのも、彼の身体を張った頑張りがあってこそです
自力で勝る翔陽でしたが、徐々に勢いのある湘北に追い上げられます。トーナメントを100点ゲームで勝ち上がってきた勢いがあり、個々人の能力も高い湘北は、ついに逆転に成功します
そこで立ち塞がるのが翔陽の真のエース、藤間です。翔陽の選手兼監督という立場で試合を見てきた藤間ですが、ワンプレイ観ただけでも、並みの選手でないことは一目瞭然です。果たして彼がどこまでの選手なのか…湘北は勝って決勝リーグへ進むことが出来るのか!?次巻も読みましょう!!
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