「SLAMDUNK」25巻の数々の熱戦と成長譚~最強山王に死角なし!?絶対的王者に無名のワルモノ軍団湘北が闘いを挑む!!~

前回までのあらすじ

弥生山王湘北への熱心な対策に、湘北の勝利の可能性は1%も残さないつもりだわと感じます…

完璧な山王

湘北メンバー達は昨年のインターハイ準決勝の海南山王戦のビデオを観ています。桜木以外の4人はあまりの山王の強さに唖然としてしまいます。海南は高さ等考えると昨年よりも強かったかもしれませんが、その海南に30点差で勝っています

そして、昨年からポイントガード、フォワード、センターの3人がスタメンで残っていると知り、宮城は夜風にあたりに行く始末…。安西は全国制覇を成し遂げたいならもはやなにが起きようと揺らぐことのない断固たる決意が必要なんだと説きます

夜、宿にが現れます。流川に試合でのラフプレイを詫び、日本一のプレイヤーになりたければ、山王沢北を倒せばなれるかもしれんと言います。宮城彩子が歩いていて、一瞬二人は出来てるのかと桜木は勘違いします。すると3年生3人が話をしています。木暮は、入部した時全国制覇を信じた3人が今も残っていると話します

山王は仮想湘北ということで山王OB(ほぼ大学オールスター)と練習試合をしますが、一蹴してしまいます!過去最強の山王との呼び声もあるくらいです。試合後も再度ビデオ研究するという選手達。勝負に絶対はないという戒めも今年の選手には必要ないと監督の堂本は言います

山王湘北のビデオを観て、赤木は攻めのパターンが決まっている、流川沢北に任せる、宮城は外はない、三井には一之倉のスッポンディフェンスで抑え込む、桜木野辺がリバウンドを獲らせないと分析します

ワルモノ見参!!

翌朝早朝練習をする桜木、ジャンプシュートのコツも分かってきます。試合会場では海南は緒戦問題なし、清田がダンクを決め、前半終了、次の試合の湘北山王の練習に入ると、会場中から物凄い声援が飛びます!皆山王を観に来ているのです

桜木はフリースローラインからダンクを決めようとして失敗し、良い意味でも悪い意味でも目立ってしまいますが、あの沢北でもその距離からダンクを決めることは出来ないというのです!別会場では名朋工業森繁寛が華々しい全国デビューを遂げています

安西は各選手に個別で声を掛け、緊張をほぐします。赤木はこの状況を自力で乗り越えたようです。流川に貰った薬が効いたのか、目の腫れが引いています湘北メンバーはプレッシャーも乗り越え、ワルモノ見参と意気込みます。海南がダブルスコアで圧勝、湘北山王のメンバーがコートに入り、アップが始まります

奇襲成功!!

湘北サイドは雰囲気に飲まれないためにも物凄い大声で練習しています。桜木は挨拶代わりと山王サイドにダンクを決めてきます。逆に沢北湘北サイドにダンクを決めに行きますが、赤木流川が阻止します(笑)いよいよ試合が始まります

問題児軍団、ワルモノ役はハマるわねと彩子は頼もしがります。湘北チームは良い精神状態で試合に臨めています。安西は常に先手を取ると言い、まずは宮城桜木の奇襲の作戦を立てます。深津の隙の無いディフェンスに手を焼き、一本じっくりと目先を変えた宮城一之倉にボールを奪われますが、速攻で取り返します

宮城桜木に顔で合図を送りゴール上に高いパスを出します。野辺が対応しますが、なんとその上から桜木がアリウープを決めてしまいます!!会場中の度肝を抜いたプレイで館内はどよめきます。しかし深津は動じず、冷静に加点します

安西豊玉戦で活躍した赤木流川ではなく、序盤は三井で攻めるよう指示します。早速三井の3ポイントが決まりますが、速攻で山王は点を返します。「しかし今日の三井寿はいいぜ…山王よ」と自ら呟いたところでこの巻は終わります

まとめ

初めての全国の舞台で、王者山王に挑むという極限のプレッシャー、重圧は計り知れないものがあると思います。特に3年生はずっと夢見てきた舞台とは言え、ビデオを観ても最強山王をまざまざと見せつけられ、戦意喪失しても仕方ないところです

しかし、その重圧を乗り越え、良い精神状態で試合に臨むことが出来た湘北安西の作戦通り、宮城桜木によるアリウープの奇襲や、三井の3ポイント等思惑通りの展開でしたが、山王側は動じず淡々と加点していきます

山王はOBと練習試合をしたり、ビデオで研究したり、あくまでトーナメントの緒戦、無名校相手であっても手を抜かず研究熱心で、慢心という言葉を知りません。堂本が言う通り、勝負に絶対はないと言う言葉も必要がないくらい、自分達で身に染みて分かっているのだと思います

王者相手に湘北がどんな闘いを挑むのか、興味深いですね!続巻も読みましょう!!

おまけ

SLAMDUNKの公式イラスト集が2冊出ています。今回紹介するのはその1作目。こちらは連載後すぐに発刊されたもので、ラフ画や表紙絵、扉絵、象徴的なシーンのカラー画、そして連載のその後のワンシーン等貴重な一枚画が満載で、最後に井上雄彦先生の一文も載っています。ファンの方は是非買ってみてください

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