前回までのあらすじ
翼石、世界螺旋樹といったこの世の物とは思えないものを見せつけられ、ウインダムでは麦が穂をつけ、人で賑わっています。ラバンがファルコニア…人が人として営みをおくることができるこの世界唯一の砦だと言います…
リッケルト、グリフィスと謁見も…
リッケルトはファルコニアの壮言さ、人の賑わいに唖然とします。手続きを済ませると、宿ではなんとあのルカが取り仕切っています!エリカはルカに浴場に連れて行って貰い、床につきます
翌日リッケルトはグリフィスに謁見しに行きます。オーウェンに案内されると、典礼が行われており、グリフィスが御霊を家族に引き合わせています。ロクスの説明を受け、リッケルトは彼が人外だと気づきます
ロクスはリッケルトに話があると言い、万魔伝(戦魔兵の巣)を見せます。そしてグリフィスとの謁見の理由を言い当てます
ダイバはエリカを操作し手伝いをさせます。ダイバの膝が悪いことを見抜いたエリカはリッケルトが作った足の補装具をあてがってやります
闘技場のようなところで戦魔兵が戦っています。ロクスは光の鷹が彼らを束ね、人界の守護獣と成さしめたと言います
庭園ではグリフィス・シャルロット・法王猊下・ソーニャ達がお茶をしています。リッケルトはついにグリフィスに謁見します。リッケルトはグリフィスに張り手をし、鷹の団の紋章が少し変わったこと、そして、自分はあくまで白い鷹・グリフィスが率いた鷹の団の団員で、光の鷹ではないと言い、その場を後にします
都に戻り、得意の技巧で製品に改良を加え、皆から喜ばれるリッケルト、腕も確かなので働き口もすぐ見つかると言われますが、長居はしたくないと言います。エリカもリッケルトに付いて行くと言います
都の繁栄を見ながら佇んでいるリッケルトをラクシャスが襲います!しかしそこをシラットとターパサが救います。ターパサに両腕を引き剥がされ、シラットはラクシャスの仮面を割りますが、ダメージは与えられず、ラクシャスはまた夜来ると言いその場を去ります
リッケルトはシラット達を用心棒に雇い、今夜ファルコニアを出ると言います。ラクシャスがまた襲ってくると言っているため、シラットの隠れ里に向かうことになります。ルカはエリカを置いていくなら面倒は見てやるといいますが、リッケルトは家族だから連れて行くと言います
ファルコニアを脱出
夜ラクシャスが襲って来ますが、リッケルトは連射ボウガンで待ち構えます。しかしボウガンは効かず、使徒の執念深さを聞かされますが、シラットが助太刀に入ります。リッケルトの案でターパサが放水気に油を込め火炎を放射しラクシャスを焼きます
ラクシャスは姿を変えながら悶え苦しみ、馬の血で消火しながら、エリカを持ち上げてしまいます!その危機を救ったのはダイバでした。補装具の借りは返したと言います。そしてダイバは一緒に自分を連れて行けと言い、リッケルトは了承します
ラクシャスを蛇まみれにして、その隙に妖獣に乗り飛び去ろうとすると、ラクシャスが追って来ます!リッケルトは大砲を放ち、逃げ去ることに成功します
エルフヘルム・スケリグ島上陸!
場面変わって、無事エルフヘルム・スケリグ島に辿り着いたガッツ一同、上陸します。人魚達は妖精郷での長居は厳禁だと忠告します
先を進む一同、不思議な模様の岩が多数ある丘に行きつきます。イシドロは見境なく歩き回りますが、元来た場所に戻って来てしまいます。シールケはこれは島に立ち入る者を迷わせ送り返すための結界だと言います
元々島の住人だったパックなら迷わないと踏んだシールケはパックに道案内をさせます。流石に地元民のパック、見事丘を越えることが出来ます。続いてカボチャ畑が現れます。そこにはカカシ(スケアクロウ)が無数にあり、ガッツ達を襲ってくるところでこの巻は終わります
まとめ
リッケルトはグリフィスに謁見します。彼は鷹の団主要メンバーで唯一蝕を経験しておらず、ガッツから伝え聞いた内容から、その場に立ち会えていない自分を責め、悔いていました。その惨劇を経て、生まれ変わってこの世の春を謳歌するグリフィスが許せなかったのでしょう、グリフィスに張り手をしてしまいます
自分はあくまで旧鷹の団の団員で、光の鷹の団のそれではないと言い切るリッケルト、しかしこのことがロクスやラクシャスの怒りに触れ、ラクシャスに夜襲われることになってしまいます
幸いシラット達の助けもあり難をしのぎますが、これ以上長居は出来ないと悟ったリッケルトはファルコニア脱出を決意します。再度ラクシャスの襲撃を受けますが、リッケルト得意の道具を活用し、また、クシャーンで暗躍していたダイバの手助けもあり、なんとかファルコニアを脱出出来ます
リッケルトは一人鷹の団の窮地に立ち会えなかったことをずっと悔いていたのでしょう。そして、新生鷹の団の変わりように最早付いて行けず、グリフィスと喧嘩別れしてしまいますが、致し方ないところでしょう。ルカ等懐かしい顔も見られたファルコニアでの出来事でした
ガッツ達はついに念願のエルフヘルム・スケリグ島に上陸します!人魚から島にいると時間の概念がなくなるため長居はしないようにと忠告を受けます。先を進むと結界があったりカカシ(スケアクロウ)が襲ってきたりと早くも先が重いやられますが、無事花吹雪く王の元に辿り着くことが出来るでしょうか?
ガッツの戦いの半生の中で、キャスカの心を取り戻したいという想いが強くなり向かうことになったエルフヘルム、彼の積年の想いは叶うのでしょうか?次巻もコミックスで読みましょう!!
おまけ
ベルセルクオフィシャルガイドブックという書籍があります。ストーリー全網羅、キャラクター、使徒、世界観、用語も完全紹介されています。三浦健太郎先生のロングインタビューも掲載されており、非常に貴重な一冊となっております
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