前回のあらすじ
週末マサと浅野の結婚式が執り行われ、生徒皆で祝います。前田は井岡に新しく来た美術の先生が可愛いから学校に出て来いと言います…
東京四天王
井岡は開き直って完全に頭を丸め、学校にやって来ますがやはりズラは被ります。新任の観月先生が可愛いと男子は夢中になり、前田は井岡を観月と引き合わせ、井岡も可愛いと感じます。観月は坊主頭の生徒を集めており、どうやら後頭部に顔を描きたいようなんですが、井岡の見事な後頭部に惚れ、楽しくデッサンをしています
前田の勇名も東京中に響き渡り、今や渋谷の鬼塚、浅草の薬師寺等と並び、四天王と恐れられています。千秋はやっくんという昔の知り合いのことで前田は焼きもちを焼きます
ヒロトは浅草の連中に絡まれ、松村と伸してやろうとしますが、伊太利屋で乱闘騒ぎを起こされ、ヒロトは怖気付き何も出来ません。そんな時前田はトイレで相手を薬師寺と知らずに接触します
そのまま千秋を見つけた薬師寺は千秋に積年の想いを伝えます。前田は焦り、和美から経緯を聞きながら、例の四天王の薬師寺なのだと気づきます。千秋は気持ちは嬉しいが、今は別の人が…と断ります
ヒロトと入れ違いで伊太利屋の惨状を見た前田は、薬師寺打倒を目論みます。ヒロトは復讐に単身駅ホームに乗り込み、鶴と亀に仕掛けますが、薬師寺に一撃で倒されてしまいます
千秋を攫う薬師寺
前田は向かいのホームから千秋ややられたヒロトを見つけ、電車が来ているのに線路を渡り切って千秋を遠ざけようとしますが、薬師寺は千秋を連れて電車で去ってしまいます。逆上した前田は鶴と亀と喧嘩になり、ちょうどそこに海老原と石松が現れます
前田はその場を海老原達に任せ、電車で後を追います。海老原達は乱闘し、駅員が来たため伊太利屋に逃げ、事情を聞きます。ヒロトは断片的にしか覚えておらず、そこに小兵二が現れ、千秋は攫われたと言うのです!小兵二の舎弟が状況を見ており、小兵二は千秋を救出に行くと言って聞きません
浅草寺に連れて来られた千秋は、薬師寺が前田をおびき出すために千秋を攫ったと気づきます。薬師寺はおみくじを引くと、凶を引き当てます
うんこビルで待ち構える前田
電車内で鶴と亀を見つけた小兵二は、ついて行けば薬師寺に行きつくのでは?と尾行を始めます
前田は薬師寺のことを嗅ぎまわり、笹崎北高の六車に大口を叩かれ、花やしきに行ってみろと言われ、喧嘩し、六車を倒します。花やしきでは笹崎高校の連中がたむろしており、小兵二にも確認を取り、前田は喧嘩を始め、うんこビルに来いと告げます
追手が六車を見つけ、事情を話し、六車は先程かち合ったのが前田だと気づきます。公園で小兵二が笹崎の連中に袋にされていると、勝嗣と米示が現れます。助太刀に入りますが、相手は強く、乱戦になります
前田がうんこビルの前で薬師寺を待つところでこの巻は終わります
まとめ
傷心の井岡でしたが、美術の新任に観月が登場し、その可愛さに惚れてしまいます。どうやら観月は井岡のことを気に入ったようですが、この井岡の恋模様も気になりますね!
東京には四天王と呼ばれる男達がいるようで、吉祥寺の前田の他に、渋谷の鬼塚、浅草の薬師寺、そして後もう一人いるようです。今巻からはその中で薬師寺率いる笹崎高校との抗争編に突入します
前回の鬼塚は完全なヒール役で、仲間との結束が固かった前田の勝利でしたが、薬師寺はまだ全容は分かりませんが、ある程度仲間からは慕われているようで、完全悪とは言い難いです。しかし千秋を巡る争いとなり、流石の前田も目の前で千秋を攫われ、気が気ではありません
千秋は以前薬師寺と接点があり、薬師寺は千秋のことが今でも好きなようですが、千秋には前田という想い人がいます。四天王編はそれぞれカラーの異なる強者との闘いとなり、ろくでなしBLUES名物の死闘として非常に盛り上がりますのでご期待下さい!続巻もコミックスで読みましょう!!
おまけ
ろくでなしBLUESは後年テレビドラマ化もされています。劇団EXILE初主演ドラマということで、今風の不良・喧嘩ドラマとして人気を博しました。映画版とは作られた時代が違うため、より現代的なアレンジがなされています
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