「ろくでなしBLUES」18巻の数々の喧嘩と青春物語~男の喧嘩は後腐れなく爽やか!海老原の改心と、石松の馬鹿力!竹原の暴挙に、井岡の良さが際立ち…~

前回のあらすじ

海老原のバンダナの秘密を知る石松、過去袋にされ、カッターで額を斬られた出来事があり、傷をバンダナで隠していたのです。傷跡を見つけた前田は事情を察し、上半身裸になりズボンのポケットの中も見せ、何も凶器は持っていないと豪語し、海老原も喜びます…

あの海老原までも前田には降参!

前田有利になり、海老原はこんなに強くて頼もしい人初めてだと感じます。前田は決着をつけるため、プロレス技は得意か?とジャーマン・スープレックスをしますが、空中で脚を上手く運び海老原は着地してしまいます

そのままドロップキックを見舞った海老原ですが、前田は脚をもたつかせながらブレーンバスターをキメ、前田が勝利します。海老原にバンダナを渡しながら、前田は転校する必要はない、いい奴らだぜ、みんなおまえの仲間だと諭します

ヒロトは腕を負傷しましたが、海老原のことを許してやれと前田に言われます。小兵二は小兵二軍団を解散しようとしますが、海老原が入るというので考えを改めます。ヒロト海老原が鉢合わせしますが、ヒロトは壁を殴り、喧嘩はせずに済ませます。前田が全て事を納めたのです

ヒロトはよりによって千秋に恋をし、前田からプレゼントを渡して欲しいと頼んで来ます。前田は誤って犬のクソの上にプレゼントを落としてしまい、包装を取り替えます。自分では渡しにくいため、米示に押し付けますが、それが何度も他の人間の手に渡り、最終的に石松が持っています

前田から頼まれたという別包装になっているプレゼントを自分のプレゼントとは気づかずにヒロトが焼却炉に投げ入れてしまいます

結局ヒロト千秋に直接確認に行くと、ギンガムチェックの同じ包装のプレゼントを持っており、自分の物は千秋に渡ったのに前田の物を燃やしてしまったと勘違いしているヒロトはプレゼントを潰し、前田ヒロトは勘違いしたままお互い謝ります(千秋に渡ったプレゼントは小兵二からの物でした

石松の馬鹿力

石松はどんくさい様子から、仲間達から舐められますが、石松の馬鹿力を知っている前田は甘く見ない方が良いと言います。頭のいなくなった共栄三迫の連中が八百屋の軒先で喧嘩を始めると、石松が仲裁に入り、馬鹿力で二人を担ぎまわし、事を納めます

状況を見ていた誠二は実は石松は強いのではと感じます。翌日石松にやられた連中が石松を探しに来ますが、前田が上手く仲裁します。その後喫茶店で石松と出くわした武藤達は石松の事を気にし外に出ると、先程の連中とかち合い、こいつらを倒したら石松より上だと喧嘩を始めます

武藤達は優勢になりますが、相手がバイクで轢き殺してやると息巻いたため、石松が馬鹿力で何とバイクを持ち上げてしまい、流石に石松の実力を認めざるを得ません

体育の具志堅が休みで自習となるところを、井岡が得意の相撲で授業をすると言い出し、小兵二は本格的に廻しを締め、勝負を挑みます。しかしやはり井岡は強く、負けてしまいます。浅野を見かけた前田は、井岡に恥をかかせようと勝負を挑みます

前田には狙いがあり、初めから井岡の廻しを外してやろうと企んでいました。前田井岡に勝ったら自分は更に弱いことになると感じた小兵二が乱入し、井岡はズラと廻しを同時に外されてしまいます…

竹原と井岡

登校時間が過ぎるといきなり校門を閉められ、前田達は遅刻扱いにされます。新しく赴任してきた竹原は厳しいようで、誠二・ヒロトと手厳しい処分を受けています。渋々竹原の元に向かうと、生徒指導は井岡から竹原に代わったと言われ、井岡は4日も学校に出ていなく、先日の相撲の件を気にしてのことかと前田は勘ぐります

竹原は鉄拳制裁を加え、勝嗣のパンチパーマを刈り上げてボーズにしてしまいます!厳しく生徒指導をし、更に女子にセクハラまでする竹原に思い知らせてやると、中島に得意の写真でスクープを撮らせ黙らせようとします

やはり井岡が授業中ショックなことがあって休んでいると知った前田は責任を感じ家に会いに行きます。井岡は泥酔しており、前田は謝りますが、井岡はもう浅野に会わす顔がないと嘆きます。浅野竹原のせいで学校を辞めると言っていると勘違いした前田も泥酔し泣き上戸になります

出張していたマサが戻って来て、竹原のせいで浅野が学校を辞めるのだと話すと、マサは笑っています。竹原を屋上に呼び出した前田達は、中島に撮らせていたセクハラの写真を盾に問い詰めますが、竹原中島からネガを奪っていました

前田は堪忍袋の緒が切れて手を出しますが、そこに井岡が現れ、竹原はセクハラで謹慎処分になった、浅野が辞めることになった腹いせだと喧嘩を始めます。すると千秋浅野マサと結婚するため辞めるのだと伝えに来ますが、井岡竹原を抑え、前田が渾身の一撃を加えます

週末マサ浅野の結婚式が執り行われ、生徒皆で祝います。前田井岡に新しく来た美術の先生が可愛いから学校に出て来いと言ったところでこの巻は終わります

まとめ

流石に強かった海老原ですが、前田は喧嘩ではなかなかキメることが難しいプロレス技で決着を付け、海老原までも改心させてしまいます。やはり男同士の喧嘩は後腐れがなく、友情も芽生え、晴れやかな決着を見るものですね

どんくさいと陰口を叩かれていた石松ですが、そのガタイにそぐわぬ馬鹿力を見せ、舐めていた武藤達も一目置くことになります。このように言葉では上手く表現出来ない不器用な奴もいるよなあと共感してしまいます

何かと鬱陶しく感じさせる井岡でしたが、相撲の一件から学校を休み、代わりに来た竹原井岡以上に厳しい生徒指導に加え、セクハラまでするという目に余る行為に前田も憤ります。むしろ井岡に恥を掻かせてしまったと責任を感じた前田は、竹原の弱みを握るため中島に写真を撮らせます

結局浅野が学校を辞めるのはマサと結婚するためだったというオチでしたが、ここまで来るとむしろ井岡はいい奴に見えて来てしまうのが面白いですね(笑)こういう先生がいて欲しいと思わせる設定が流石の森田まさのり先生です

前田達の愉快な学園生活もまだまだ続きます!続巻のコミックスを読みましょう!!

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