「ろくでなしBLUES」2巻の数々の喧嘩と青春物語~前田の漢気溢れる行動でボクシング部・応援団の抗争も終止符!和美に惚れた勝嗣にも漢を上げさせる前田の心意気~

前回のあらすじ

事情を悟った前田は、あくまでタイマンで、他の者に手を出させないように勝嗣米示と顔を殴り合い腹を括ります。ボクシングの試合で勝負を付けるのですが、前田はヘッドギアなどいらないと強気です。裏では早速ボクシング部が動き出し、勝嗣達は警戒します

試合のゴングが鳴り、前田畑中勝嗣・米示浜田・大橋の対決が始まります…

前田の漢気

前田の大振りは全く当たらず、畑中は的確にヒットさせて来ます。しかし前田は一発だけヒットさせ、そのパンチは重いのです。勝嗣米示は喧嘩慣れしており、非常に強いです。前田には借りがあり、その漢気に惚れ、こうして身体を張って前田の命令に従っているのです

浜田は目を潰すという汚いやり口で逆に優位に立つと、大橋を逃がし集合をかけさせます。和美千秋はその模様を陰で見ており、千秋は居ても立ってもいられず走り出します

前田は右眉が切れ出血します。止血するよう勧められますが、意地を張ってこのままで試合を進めます。すると畑中は敢えてバッティングを重ね、同じように左眉から出血、条件を同じにするという心意気を見せます

千秋達が現れ事情を聞き、マサが現場に向かいます。畑中も向かおうとしますが、前田が止め、グローブなしで試合をしようと持ち掛けます。最早ボクシングの試合ではなく喧嘩です。千秋前田の真意を悟り止めますが、漢の喧嘩に口を出すなと強情です

ボクシング部が大勢現れ、勝嗣達は一方的にやられますが、米示が「鼻デカ野郎」、勝嗣が「額の広い兄ちゃん」という禁句を言われ、逆上し無類の強さを見せます。そこに応援団の連中も現れ、ついに抗争が始まってしまいます(良かれと思って和美が連れて来てしまったのです…

畑中前田の心意気を感じつつ、自分が止めに行かなければと前田を倒します。しかし前田は何度でも立ち上がり、畑中を釘付けにするのです。前田はバックドロップをキメ、ついに畑中はダウンします。千秋畑中を介抱するように伝え、現場に向かおうとすると、和美が事情を伝えに来て前田は焦ります

ボクシング部と応援団の抗争も終止符

輪島を複数で羽交い絞めにし、浜田が武器で殴ろうとするところを前田が止めます!前田はこの抗争を止めようと両者見境なく殴りまくります(ろれつがまわっていません…)。すると浜田がトラックを動かし、輪島を轢いてしまおうとしますが、前田が身体を張って輪島ごと避けます

浜田はブレーキが効かず、そのままフェンスに突っ込み、惰性で後方の穴にトラックが落ちそうになります。これをボクシング部・応援団入り乱れて止めに入り、その隙に浜田を逃がそうと踏ん張ります。前田は気を失った浜田を何とか運転席から引きずり出し、トラックは穴に落っこちます

流石に人が集まって来たため、前田浜田輪島に任せずらかります。浜田は意識を取り戻し、浜田前田には敵わないと意見が一致します。全員畑中の元に現れ、前田のことを見直し、抗争にも終止符を打ち、事は丸く納まります

何故マサがそれ程畑中に入れ込むのか聞かれると、マサは自身が元五輪候補選手だったと明かし、3回のチャンスを全て不意にし結局出られなかったと話します。前田は感銘を受け男泣きし、畑中を五輪に出させてやろうと同調します

すると浜田校長を連れて来て、土下座し畑中を今度の大会に出場させてやって欲しいと嘆願します。更に応援団の再結成についてもお願いし、校長は検討すると答え、前田の行動が皆の心を動かしたことになります

勝嗣に惚れ直す和美

輪島共栄高坂本と飲み勝負をし、飲み潰れた坂本の眉と頭を剃り上げます。事情を聞いた赤城は悪態をついており、居合わせた前田は自身が輪島だと豪語します。輪島は無類の大酒飲みなのだからと勝負することになり、下戸の前田は実は泣き上戸で、赤城に負けじと店で一番強い酒を飲みだします

結局前田だと正体を明かし、全員殴り飛ばし頭と眉を剃り上げてしまいます。千秋・和美前田・勝嗣・米示の間では、各々が誰を好きかで揉めています。たまたま入ったコスチュームがセクシーな喫茶店で和美がバイトしており、勝嗣は目を瞠ります

そこに赤城達が現れ、同校の福田和美に手を出そうとしているから現場で焼きを入れてやると言います。すると前田勝嗣和美に惚れているのを知っており、仕向けさせます。勝嗣福田に表へ出るように伝えると、福田は卑怯にも取り巻きを呼び複数相手の喧嘩で勝嗣は負けます

翌日和美勝嗣に感謝を告げ、勝嗣の株は上がりますが、喧嘩に負けたことは嘘を付き、真実を知った前田勝嗣の心意気を買い、漢を上げさせようと再戦を喫し、ピンチの時に読めと手紙を渡し送り出します

勝嗣和美と公園でデートをしていると、そこに福田達が現れます!勝嗣は手間が省けたと喧嘩を始めますが、他の連中は前田達が抑え、タイマンという形になります。しかし卑怯にも福田はナイフを取り出し、勝嗣は腕を刺されてしまいます

これまでか…というところで、前田からの手紙に「でこっぱち」と書かれており、キレた勝嗣和美は俺の女だと福田を伸してしまいます。精魂尽きた勝嗣に、和美が惚れ直し、「好きだよ」と抱きしめるところでこの巻は終わります

まとめ

畑中に手を出させないためにタイマンを張る前田、ボクシングの腕はやや畑中の方が上でしたが、前田の心意気に感化された畑中は心動かされ、敢えてバッティングし条件を同じにする等確実に前田は相手に良い意味での影響を与えています

結局ボクシング部・応援団入り乱れての大乱闘となりますが、そこにも前田は現れ、抗争を止めようと躍起になる前田に多くの人間が心動かされます。最終手段でトラックを動かした浜田、衝突後穴に落下するところを全員で必死に止め、何とか浜田も救出し、一体感が生まれます

前田の心意気に感化された浜田輪島は抗争を納め、校長の前で浜田が土下座することで畑中の試合出場と応援団の再結成に向けて体裁が整い、全て前田の筋を通した行動が皆の心を動かしたことになります

和美に惚れている勝嗣和美にちょっかいを出している福田を伸そうとしますが、複数人相手ではままなりません。そこで前田は一策設け、再戦を喫し、勝嗣がタイマンで勝負出来る環境を整えます。福田はナイフを出すという卑怯な手段を取りますが、前田の策も高じ勝嗣はタイマンに勝利します

前田の溢れる漢気と、女子との気になる関係も面白くなって来ました!!続きもコミックスで是非!!

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