前回までのあらすじ
自分のベストを尽くすだけ…それ以上のことはできっこないんだからと5人の演奏が加速します…
アヴァロン・フェスで圧巻のライブ!!
千葉の圧巻の煽りに、コユキへのコンプレックス等馬鹿馬鹿しい程の頼もしさを感じさせます。サクはバンドの中で一番伸びしろが残されています。ファンクの帝王ジョージ・グラハムが認める程のファンキーなベースを放つ平くん、「HUMAN FLY」で皆弾けまくっています
千葉が用意していた手紙を英語で読むと、非常にウケも良いのです!「エレクトリック・シープ」では竜介のヘヴィなリフをバカ上手な超絶テクで盛り上げます
各ステージでは早くもヘッドライナーが終了、更にデクスターはMCS(BECK)を観に行った方がいいとわざわざステージに再度上がり観客に投げかけます。ステージ間の大移動は続き、レイライン・ステージはなんと2万7594人にまで膨れ上がっています
ジョディは各ステージの入場ゲートを撤廃し、更に移動に拍車を掛けます。BECK関係者は皆涙し、蘭と栄二はその光景に圧倒されます。照明トラブルの関係で時間が押し、次が最後の曲となるBECK、コユキはムスタングを持ち出します
千葉とコユキ、完全に和解
全てを出し尽くしたBECK、翌日、記憶にないくらいの演奏だったと語ります。賭けはともかく、あれだけの動員をした訳ですし、観客の魂に刻むことが出来たと自画自賛する竜介、「DEVIL’S WAY」は千葉がやろうと提案したのだと言います
ビクター・スレイターはケネスにBECK達に容赦するなと息巻きます。19:00、ステージ間の大移動が始まり、最終日のメインステージは10万人が集まるのです!真帆はコユキと千葉を二人っきりにさせます。自分の存在意義を証明した千葉、コユキは千葉のことが大好きだと涙します
ジョディはステージ上でアースが演奏するのはエディの最後の曲じゃない、MCS(BECK)が昨日最後に演奏した曲がそれだと言い放ちます!ホームページにもその旨上がっています
コールディがレオン・サイクスを始末しようと赴くと、あべこべに倒されてしまいます。レオンはドギーに連絡し、ビクターを更に上回る護衛で取り囲み、立場が逆転します!ケネスもドギーにやられます。しかし、いよいよアースの演奏が始まります
オオトリの後に、MCS(BECK)再出演!!
年配の客が予定調和的に盛り上がり、若い客はシラケている…懐メロバンドでは致し方ない状況です。ビクターからのお咎めを受ける前にアースの演奏中にズラかろうとするBECK達、するとレオンが現れます!コユキは完成した「DEVIL’S WAY」を弾き語りで聴かせます
アースはいよいよエディ最後の曲を演奏します。古臭いロックンロールならまだしも、妙に若ぶっているのがとてつもなく寒いのです!当然ブーイングが巻き起こります
暴動が起き始め、収拾がつかなくなった会場、するとなんとレオンは最後のACTにMCS(BECK)を指名します!コユキはジョディにビリー・ライレーに会った、ジョディは間違っていないと伝えてくれと言われたと話し、ジョディは涙します
暴動が治まらない中、マットの映像が流れ、ある意味BECKはお墨付きを貰ったようなものです。最早千葉とコユキの関係も修復し、団結してステージに上がるBECK、10万人もの観客の前に立ちます。なんとダイブリのラストシングル「アンカー」をカバーします!
名刺代わりの一曲、大いに盛り上がり、最後にコユキがムスタングを持ち出したところでこの巻は終わります
まとめ
フェスを観ていると、魂に刻まれる、圧巻の演奏を目にすることがあります。その場にいないと絶対に感じられない感覚、美しい光景、言葉・人種を超えた素晴らしいACTは強烈にオーディエンスの記憶に残るものとして語り継がれるのです
海外の大規模フェスで、レイライン・ステージという3万人規模のステージが溢れるくらいの動員を記録したBECK、流石のビクターも驚愕します。最後に「DEVIL’S WAY」を演奏し、分かっている人にはエディ最後の曲だと伝わったはず、更に拍車を掛けるようにジョディの宣伝もあり、最早アースではなくBECKがエディの曲を受け継いだのだと観客は認識します
アースは確かに伝説のバンドでしょう。しかし、歳を取り過ぎました。往年の冴えがない中、妙に若ぶっている演奏に客はシラケてしまい、暴動が起きてしまいます。この事態を収拾する意味でも、監禁から解放されたレオンは急遽BECKをステージに上げます!
千葉とコユキが完全に和解し、わだかまりも無くなった今、5人の意志が固まり、オオトリの後に再度ステージに上がると、ダイブリの「アンカー」で観客のボルテージを上げ、いよいよ問題のエディ最後の曲「DEVIL’S WAY」が多くの観客の前で披露されようとしています。その想いは届くのでしょうか?次巻もコミックスで読みましょう!!
おまけ
ハロルド作石先生の近作に7人のシェイクスピアがあります。こちらは現代ものに定評のあるハロルド作石先生にしては珍しい歴史ものとなります。シェイクスピアを取り巻く7人の人物の共闘で作り上げられる演劇という面白い切り口ですので、是非お読みください
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