「ろくでなしBLUES」35巻の数々の喧嘩と青春物語~数々の男を改心させてきた前田への信頼感…恐怖政治の川島との全面対決も、四天王集結で一人50人相手!?前田VS川島のタイマン始まる~

前回のあらすじ

結局あばらを痛めている鬼塚を徹底的に攻撃し、川島はずらかります。渋谷駅で手分けして探そうと前田達が話していると、そこに千秋達が現れ、安堵します…

川島の冷徹さが浮き彫りに…

翌日学校で千秋前田喧嘩をした相手が皆改心している点を挙げ、前田を信じていると言います。前田は絶対負けたくないからやるだけだと淡泊です。前田は仲間に召集をかけ、何と極東のホテルに乗り込むと言うのです!150人近くの相手をする等無謀です

畑山極東の生徒をホテルに送り込みながら、いずれトップになってやると狡猾です。仲間内でも川島の暴挙を快く思っていない者はいます。川島はいよいよ恐怖での支配を実行に移しつつあります

前田が一人でホテルに乗り込もうと聞かないので勝嗣達が止めていると、島袋達と薬師寺達と落ち合います。心強い味方が増えました。小兵二軍団も参上しますが、相変わらず相手にされません

6MARU8で事前会議を開く前田達ですが、150人相手になかなか良い策は浮かびません。葛西も仲間をやられ動き始めます。川島は舎弟の助けを拒否し、冷酷な仕打ちに仲間も凍りつきます

前田薬師寺に加え、鬼塚も加わり、3人で駅ホームを上がり池袋へ向かいます

四天王集結!!

葛西が仲間をやられた報復に出ると、狡猾な畑山は一芝居打ち、仲間を混乱に陥れます。元々けしかけて来た飯田を脅し、葛西中央公園川島を呼び出すように言います

池袋ではあばらがうずくと愚痴をこぼす鬼塚中央公園に行くと、そこには葛西がおり、四天王が揃います!早速薬師寺葛西に喧嘩を仕掛けますが、そこに飯田が現れ、極東側も混乱の中にあると言います。前田はここにいるから早く攻めて来いと強気です

川島に報復をお願いした飯田でしたが、体よく断られ、不信感が増す中、暗躍する畑山はついに川島の真意を打ち明けます。川島はそれに気づかず暴力で従えようとし、ますます不信感は募ります。前田中央公園で待っていると聞き、目の色を変えます

川島を昔の自分に重ねる葛西、全員が川島打倒を掲げますが、前田は他の四天王は俺が倒したから黙ってろと強気です。他の四天王は呆れて笑っています

結局カフェで一夜を明かした四天王タバコを吸い回しし、過去のいざこざも水に流します。前田は何と井の頭公園まで走って来たと言うのです!往復20キロ走り、闘いの前に闘志を燃やします

ついに前田と川島のタイマンへ

サンシャインの駐車場が決闘の場所となります。150人を連れた川島ですが、四天王はたった4人で闘いを始めます!前田が吹っ飛ばすと、川島は仲間に制裁を加え、無理やり立ち向かわせます。薬師寺が得意の蹴りで一蹴しますが、倒れ、そこを狙われ鬼塚達に助けられます

葛西前田川島の相手をしろと一人で50人をやる算段です。渋滞が起き、前田は先に進めませんが、鬼塚達が血路を開き、前田川島の元へ向かいます

勝嗣達のところに須原上山も合流し、既に四天王で闘っているのでは?と勘づきます。新手でタカウメという極東の生徒も駆け付けます

流石に鬼塚・薬師寺・葛西の3人は強く、格の違いを見せつけます。ただ、一度やられた極東の連中も時間が立てば復活してきてしまい、キリがありません

いよいよ前田VS川島のタイマンが始まるところでこの巻は終わります

まとめ

今まで数々の喧嘩をしてきた前田ですが、喧嘩相手は必ず改心し、関係性も改善し、千秋はそこのところは信用しています。基本的に男の喧嘩は後腐れがないものですが、特に前田は喧嘩相手の心も入れ替える程の影響力を持つのです

恐怖政治で極東を締め上げる川島に対し、狡猾な畑山はクーデターを企てます。川島の真意をバラし、更に仲間の肩を持つことでトップに伸し上がろうと暗躍します。このように組織には必ず内紛を企てる者が入り乱れるものです

あれだけ敵対していた四天王ですが、前田の一本気な性格に後押しされ、一つにまとまります。前田のおかげで改心出来たのです。借りがある3人は前田のためにと何と150人の極東相手に大立ち回りを展開し、一人で50人を相手にすると気を吐きます

格の違いを見せつける3人ですが、流石に多勢に無勢、倒した相手も時間が経つと起き上がってきてしまいキリがありません。そんな中前田はついに川島と出くわし、タイマンの体勢が整いました!この注目の対決、次巻のコミックスで見届けましょう!!

おまけ

巻末には太田文彦先生の寄稿文が載っています。かつて森田まさのり先生のアシスタントを務めていた太田先生は、その過酷な仕事現場でも森田先生の目が活き活きとしていたことが強く印象に残っていたようです。名作はそんな情熱から生まれるものなのですね!

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