「ろくでなしBLUES」40巻の数々の喧嘩と青春物語~モテモテの観月の選んだ男はなんと井岡!前田、プロテスト受験の真意は千秋へのサプライズ企画!電車に轢かれ重体のヒロト、責任を感じる前田の苦悩~

前回のあらすじ

電車での帰り道に話を聞いていた和美が3人に詰め寄りますが、石鹸の匂いをさせた2人に対し、勝嗣はタバコ臭く、純潔を通し、和美じゃないとダメなんだ、愛していると話し、和美勝嗣に抱き着きます…

観月の選んだ男は?

観月に縁談話が持ち掛けられます。誠二は可愛い女子から告白され、しかも誠二観月が好きな事を分かっていながらそれでも待っていると言ってくれています。観月はその模様を観ており、誠二が逆に告白したのだと勘違いしています

事情を説明した誠二は、意を決して観月に告白します!しかし観月がお見合いをすると言うと、誠二は食い下がりますが、観月はお見合いは断るつもり、別に好きな人がいると言います。結局誠二は告白された女子に断りの返事をします

観月を毎日車で送っている井岡、車内でお見合いの話を告げられ、つい良かったじゃないですかと心にもないことを言ってしまい、観月は涙して去ります。観月が泣いていたのを見た誠二井岡を殴り、何でお見合いを止めなかったのだと迫りますが、井岡は自分にそんな甲斐性はないと言います

お見合い会場になんと意を決した井岡が現れ、なんと観月を攫って行きます!自分のダメな点を挙げまくっても、観月はそれでも井岡が良いと言い、二人は車を飛ばします

前田、ついにプロテスト受験!

沼田は人を選んで抜き打ち持ち物検査を行い、何人か引っ掛かります。ただ、米示はT大に進学希望なので、見逃されるなど、明らかに人を選んでいる汚いやり口です。どうやら沼田は空く予定の教頭のポストを狙っているようで、厳しい指導を行っていますが、かつてお礼参りをされた教師がいるぞと校長に釘を刺されます

沼田は大金を叩き前田にボディガードをしろと言いますが、竹原を引き合いに出し、そんなこと出来るかと断られます。結局沼田は自ら連中を呼び出し、自分を殴れと持ち掛けますが、竹原との誓いがあるため皆手を出しません。約束していない海老原が渾身の蹴りで沼田を一蹴し、入院期間中に新教頭は決まっていました(笑)

いよいよ3年生の卒業が近づき、今までの事を振り返る和美千秋前田達はあることをしに行っているようです。それはボクシングのプロテストで、千秋に知られないように密かに動いていました。後楽園ホールに向かう途中不良に絡まれ、前田を送り出すと、ヒロトは何と発車中の電車に向かって蹴られ、電車に轢かれてしまいます

病院に連れて来られたヒロトは意識がはっきりせず、米示ひなののポケベルに連絡します。結局プロテストの応援に行くことになった女子3人ですが、駅に着いて状況から察したひなのは病院に向かいます。重体のヒロトを見て、何で助けてくれなかったのだとひなのは喚きます

前田は苦手な筆記試験で馬鹿にされながら、問題の実技に入ります。相手は先程馬鹿にして来た男です。千秋達も現れ、前田は内緒にしていたのに…と怒ります

サプライズ企画していた前田も…

先程ヒロトを襲った不良は前田の対戦相手(白井)と同校で、因縁があるようです。白井にやられ腕がマヒしているということで、その仕返しに白井を袋にします。特にアバラを痛めてしまった白井千秋は責任を感じ、前田にそのことを告げなくてはと焦ります

しかしその前に不良が前田にそのことを告げてしまいます。前田は動揺し、白井から千秋を助けたという話で更に混乱に拍車が掛かり、前田は手を出せません。劣勢で1Rを終え、前田和美どうしても今日合格を勝ち取りたいのでしょう?と言われ、前田はついに逆襲、ボディーにも攻撃し互角以上に持ち込みます

試合後ヒロトが大変だと言われ病院に直行する前田ひなの前田がいてくれればこんな事にはならなかったのに…と泣きつかれます。白井を介抱していた千秋和美白井を好きになったら絶交だと言われます。ヒロトの現場を目撃していた前田達は学校で呼び出されますが、事故だと通します

前田が3人に復讐に行くと思われついて行った千秋、そこは後楽園ホールで、合格者には前田の名がありました。前田がこの日にこだわったのは、発表の日が千秋の誕生日で、そこで告白するというサプライズを企画していたからです

しかしヒロトを酷い目に遭わせてしまった前田は後悔し、何がプロテストだよ!と張り紙を破り捨てたところでこの巻は終わります

まとめ

誠二観月が好きで、それを承知で可愛い女子から告白され、揺れる心境の中、観月を選びます。観月はお見合い話が舞い込んできており、更に誠二からも告白、意中の井岡からもお見合いに対し好意的で心揺れます

結局お見合い会場に意を決した井岡が現れ、観月同意の元攫い、二人は車で飛び出します!作中様々な紆余曲折があった井岡、憎めないキャラとして、最後に漢を上げましたね

前田はなかなか渋っていたプロテストをいよいよ受ける事にします。これには訳があり、合格発表の日が千秋の誕生日で、そこでサプライズ告白をするつもりだったのです。実に前田らしい不器用さですが、そのことを知らない千秋前田が何故今プロテストなのかと訝しります

プロテストに向かう途中不良に絡まれたヒロト前田は構わず会場に向かってしまい、結果的に前田不在が響きヒロトは電車に轢かれ重体となります。後程その事を聞かされた前田は自分の事を責めてしまいます

更に念願だった千秋に告白することは出来たものの、スパーリング相手の白井が脇腹を痛めているのにどうしても受かりたかったためボディーを打ってしまったことを後悔して前田は荒れます。前田の性格上非常に難しい局面にいるのは確かです。そんな前田のボクサーとしての将来が次巻41巻で見えて来るのでしょうか?

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