前回のあらすじ
ミストバーンは改心し、キルバーン共々離脱します。しかし逆上したポップは後を追ってしまい、遅れて来たダイが更に後を追います。ポップが後を追いながら魔王軍の総本山・死の大地を見つけます…
生まれ変わったハドラー
死の大地ではキルバーンとミストバーンが待ち構えていました。キルバーンに死神の笛を吹かれ、視覚等の能力が奪われ、まるで幻覚を見せられているような感覚になり、混乱するポップ…鎌で斬られる間際でダイが助太刀に入ります
死神の笛にヒビを入れ、使えなくしたものの、攻めてに欠くダイ達は一撃離脱を試みます。するとパワーアップが完了したハドラーが現れます!ハドラーの宣戦布告に、ダイもついに竜紋章を出し、ダイの剣を抜きます
超魔生物として生まれ変わったハドラーは身体が変形・巨大化していきます。ハドラーはヘルズクロウでの攻撃に加え、なんとイオラを放って来ます!超魔生物は魔法が使えないはずなのに、魔族に戻れる能力を捨ててその力を手に入れたのです
右手がしびれたダイは、なんとか左手でダイの剣を抜き、ヘルズクロウを斬ってしまいます。しかしハドラーは超魔生物のため、傷口が回復してしまうのです…ダイは感覚の戻った右手でアバンストラッシュを放ち早急に勝負を決めてしまおうとします
しかしハドラーはなんと右腕で受け切ってしまうのです!オリハルコンで出来ているダイの剣でも斬れない…実はハドラーは右腕に覇者の剣を隠し持っていたのです
ハドラーとダイの必殺技は相打ち…
最早竜の騎士にも劣らぬ力を手に入れたと自覚したハドラーは、超魔爆炎覇を放って来ます!かわし切れないと悟ったダイは竜闘気で受け切ろうとしますが、寸でのところでポップのルーラで助かります。鬼岩城と闘った後で分が悪いと悟ったポップはそのままトベルーラで離脱します
パプニカにルーラしようとしますが、MPが足りなく、トベルーラで行けるところまで跳ぶしかありません。案の定ハドラーは追って来て、再度超魔爆炎覇を放って来ます。ダイは残りの竜闘気を一瞬の力に爆発させ、なんとか相打ちに持ち込みます
マトリフの言葉を思い出したポップは必死で逃げて仲間にこのことを伝えようと試みますが、キルバーンに狙われます。最早これまで…というところで、ガルーダに担がれたクロコダインが助太刀に入ります!クロコダインは迷わず撤退を選択、何とか岩陰にポップと隠れます
ハドラーはダイが超魔爆炎覇と相殺する形で、父の技・ギガブレイクを放っていたと分析します。ダイは見失いましたが、その実力を高く評価し、再戦の機会を伺います
パプニカに戻ったクロコダイン達は仲間に事情を説明し、クロコダインとチウがダイの捜索に向かいます。また、レオナに魔法の聖水のことを聞いたポップはマリンに貰いに行きます。MPが回復したポップもクロコダイン達を追い、ダイを捜索します
ダイを必死に捜索し…
レオナ達各国の首脳はサミットを再開し、魔軍の戦力が絞られて来た中、まずはミストバーンを倒すことで大魔王バーンの実態に近づけると話します。ベンガーナ王も改心し、ダイの力に目を見張り、その無事を祈ります
ハドラーはダイを倒し損ねたことを悔いりながら、バーンに謁見すると、ついにバーンの御尊顔を仰ぎます。ハドラーの覇気が戻ったと悟ったバーンは、総指揮をミストバーンに任せ、ハドラーに死の大地の守護を命じます。すっかり影が薄くなったザボエラは焦りを感じています
ダイはダイの剣の力で氷山の中凍らずにいることが出来ます。しかしダイの剣にもヒビが入り、いつまでもこうしてはいられないと思案にふけります
バーンは禁呪法でオリハルコンで出来た5つのチェスの駒から最強の軍団を作り出しハドラーに与えてやろうとしています
チウの鼻でダイの行方を探ろうとしますが、あまりの寒さに鼻が効きません。クロコダインとポップは水中を潜って捜索しますが、極寒の広大な海の中を泳いで見つけるのにも無理があり、途方に暮れます。するとチウがしびれくらげにダイを捜索させるのです
しびれくらげは海中からダイの冠を見つけて来ます。ポップがダイの事を想い叫ぶと、その声がダイにも届きます。ダイは自分の居場所を知らせようと氷山の中から竜闘気を放ち、一筋の光が放たれ、ポップ達は居場所を突き止めます。しかし、それは魔物にも伝わってしまい、向かうポップ達の前に魔物が現れるところでこの巻は終わります
まとめ
キルバーン達との無謀な闘いの果てで、なんと超魔生物化しパワーアップしたハドラーまで現れ、ダイ達は危機に陥ります。元々鬼岩城との闘いで精も根も尽き果てている中、血気に逸ったポップの過ちでこの事態を招いたのです…ポップは自分の選択を悔いります
魔族に戻れる力を潰して魔法まで自在に操れるようになったハドラーは最早無敵です。ダメージも修復してしまうので、ダイは一撃必殺に望みを賭けます。結果ダイのギガブレイクとハドラーの超魔爆炎覇は相殺され相打ちとなってしまいます
一旦離脱してから戦況を分析しようとクロコダインと意見が一致したポップは一旦パプニカに戻り、善後策を検討し、ダイ捜索に向かいます。極寒で広大な氷山と海の中、捜索は難航し、途方に暮れていると、しびれくらげがダイの冠を見つけ、ポップが叫ぶとダイが反応し、居場所を突き止めますが、そこに魔物も殺到して来ます
また、ハドラーはついにバーンの御尊顔を仰ぎ、その年老いた姿に驚きます。バーンはオリハルコンで出来た5つのチェスの駒から新たな刺客を作り出そうとしています…6大軍団もクロコダイン・ヒュンケル・フレイザードが倒され、駒が不足してきました。新たな敵として、今後ダイ達の前に立ちふさがるのでしょうか?続巻もコミックスで読みましょう!!
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