前回のあらすじ
勝機を失ったハドラーを見かねて、バーンは黒の核晶を爆発させようとします。そんな中ハドラーは痛めた腕を押して超魔爆炎覇で差し違えようとしてきます。しかしバランはハドラーの胸を一突きし仕留めます
同時にバーンが黒の核晶を爆発させようとしますが、爆発しません…なんとバランは胸から黒の核晶をぶち抜き、爆発を抑えてしまいます…
バーンパレスが姿を現し…
ハドラーはやっと黒の核晶の事を知り、バーンの魂胆に戦慄します。バーンは一瞬その場に赴こうとしますが、ミストバーンが先に出向きます。ミストバーンは隠していた本当の正体を晒し、黒の核晶を作動させます…死の大地は鳴動を始め、ポップ達、はたまたレオナ達も事態の急変を悟ります
ミストバーンは去り、いよいよ大爆発が起こります!ミストバーンは元の姿に戻り、バーンパレスが動き出します。しかし、妙に爆発による残骸が多いことに疑問を感じたバーンは悪魔の目玉に生存者を探させます
するとポップ達アバンの使徒4名の生存が確認されます。バランが全生命力を使って威力を抑え込んだのです。また、クロコダインが咄嗟の判断で地面に大穴を空け、そこに4人を隠したのが功を奏しました。土埃が徐々に無くなり、そこに巨大なバーンパレスが現れます
死の大地に埋まっていたバーンパレスが宙に浮き、その全貌が明らかになる中、一旦離脱も考えましたが、ダイ達を置いてはいけないので、ポップ達は先端の魔宮の門にルーラします。中にはダイがいます
バランの死
そして宙に止まっている竜魔人化したバランがいます。バランは大爆発からダイを守るために全竜闘気を使い果たし盾になっていたのです。バランは落ち、元の姿に戻ります。ダイはマァムに回復魔法を促しますが、時すでに遅し、バランはドルオーラの応用で爆発を抑え込んだため、最早生命力は残っていません
バランは自分は真の竜の騎士ではない、力も魔力もあったが心が無かったと言います。本当の父親はブラスだと言い、ついにバランは力尽きます…ダイは「父さん!!」と絶叫し嗚咽します
ゴメちゃんがダイに近づくと、ダイとバランは不思議な光に包まれ、バランの心がダイの中に入って来ます。肉体は滅んでも魂は死なない、共に生きようと…
失意のダイを他所に、ハドラー親衛騎団すらいなくなった今が勝機と見るクロコダインはこのままバーンの元へ向かう方が良いと言います。ダイはバランの想いを汲み、進軍を決意します
そこにキルバーンとミストバーン、そしてついに、バーンがその姿を現します
バーンの桁違いの強さ
想像以上に老けていたバーンですが、その威圧感は圧倒的です。バーンはキルバーンもミストバーンも手出しさせず、バーンのみで相手してやると挑発します。バーンはバランの死体を炎で燃やしてしまいます
激情したダイがバランに突進しますが、バーンの波動で一突きされてしまいます!止まっていてはやられると感じたマァムは全員に声を掛け、ポップはメラゾーマで壁を作り、その隙にダイを救わせます
しかしバーンの放つ小さな炎が一気に猛烈な火柱となりポップの法術で編まれた服すら燃えてしまいます。バーンは今のはメラだ、ポップのメラゾーマ以上の力なのだと言います…最早強さが桁違いなのです
ダイはハドラーから受けた傷は元より、更にバランの攻撃で虫の息です。バーンは苦しまずに死ねるようにとメラゾーマ(カイザーフェニックス)を放って来ます!ヒュンケルが身を挺して防ぎますが、2発目すら撃ってくるのです
守勢に回ったら勝ち目はないと悟ったアバンの使徒達は攻勢に撃って出ます!ヒュンケルのブラッディースクライドはバーンには届きません。更にマァム・クロコダインの攻撃も遮って逆に打ち返し、マァムを庇ってヒュンケルの魔槍の鎧も砕けます
するとポップがメドローアで対抗しますが、バーンはマホカンタで跳ね返してしまいます!ポップは咄嗟にもう一発撃って相殺します。魔法力を使い果たしたポップは戦意を喪失します。ヒュンケルはバーンが呪文の溜めをしなくても強大な魔法を放てる力があると分析します
ポップは全員抱えルーラで離脱を試みますが、見えない天井にぶつかり落下します。バーンからは逃れられない…絶体絶命のピンチに陥ったところでこの巻は終わります
まとめ
黒の核晶の大爆発も、バランの身を挺したドルオーラで威力を抑え込み、消滅は免れたものの、ついにバーンパレスが浮上してきます。その巨大な全容にポップは戦慄しますが、魔宮の門はあくまで入口なのです
全生命力を使い果たしたバランはついに力尽きます。最後にダイに想いを託し、その身を犠牲にしてまで息子を守る姿はまぎれもなく父親の姿でした。育ての親はブラスですが、ダイにとってはバランは生みの親なのです
悲しみに暮れている訳にもいかず、また、ハドラー・ハドラー親衛騎団がいなくなった今こそ勝機ということで、先に進もうとすると、なんと親玉・バーンが現れます!一同はその規格外の強さに戦慄します…まるで赤子の手を捻るような有様です
全員がボロボロの中、一旦離脱して態勢を立て直そうとしますが、見えない天井があり、離脱すら出来ないのです!最早絶体絶命、どうなってしまうのでしょうか?続巻もコミックスで読みましょう!!
コメント