「ドラゴンボール」17巻の数々の激戦と成長譚~悟空3度目にして初の戴冠!5年後、風雲急を告げるサイヤ人襲来…悟空の兄・ラディッツ登場!!魔貫光殺砲で悟空とラディッツ死亡!?~

前回のあらすじ

ここで倒れた悟空の両足も潰し、残った左腕を前回のピッコロ大魔王の教訓から全て封じてしまい、身動きの取れない悟空を宙から止めを刺そうとします。神様は咄嗟に天津飯に自らを殺してくれと願いますが、悟空が許しません

ピッコロが止めのエネルギー波を放ちます…

悟空、3度目の正直で優勝!!

ピッコロのエネルギー波が直撃し、跡形もなく消え去ってしまったのか…と思いきや、なんと悟空舞空術で空におり、そのままピッコロに体当たりし、なんと場外に出し、悟空は初の天下一武道会優勝を勝ち取ります!

悟空ヤジロベーから仙豆を貰い、体力も回復し、喜びを爆発させます。ところが神様ピッコロに止めを刺そうとするので、悟空が止めに入ります。神様ドラゴンボールを作った人なので、死んでしまったらやはりドラゴンボールは使えないという持論です

もしピッコロがまた脅威になったら自分が何とかすると悟空は言い、なんとピッコロ仙豆を食わせてしまいます。ピッコロは捨て台詞を吐いて飛び去ります。ライバルがいるということは、更なる向上に繋がると考える悟空神様に神になってくれないかと言われますが、柄でもないとチチと共に筋斗雲で飛び立ちます

謎の異星人の出現!!!

5年後、平和なある日、小さな飛行船のようなものが降って来て、そこには謎の異星人戦士が「カカロット」はどこだ?と探しています。住民を殺し、スカウターで近くに戦闘力の高い存在を見つけ、そこに向かいます

そこにはピッコロがいます。ピッコロの戦闘力は322だと言うのです。ピッコロは衝撃波を食らわせますが、全く効いていません。反撃の前に近くに更なる強者の存在を悟った異星人戦士はそれこそサイヤ人・カカロットだと飛び立ちます

KAME HOUSEに懐かしい顔ぶれが揃います。悟空は子どもの悟飯を連れて来ます。もう4歳で、しっぽも生えています。談笑していると、先程の異星人戦士が現れます。悟空の事をカカロットと呼び、しっぽも生えています

悟空は幼い頃強い打撲で過去の記憶が無くなってしまったというのです。異星人戦士悟空を惑星ベジータの全宇宙一の強戦士族サイヤ人・カカロットだと言い、自分はその兄のラディッツだと名乗ります

サイヤ人は移住先を見つけるため惑星を征服して周っています。悟空も幼い頃地球に送り込まれたと言うのです。そして惑星ベジータが爆発し、残されたサイヤ人が4人で、ある星を攻めたいのだが、苦戦しそうなので悟空を呼び寄せに来たと言います

ラディッツ悟飯が見つかり、悟空は庇いますが強烈な膝蹴りを食らい、悟飯は連れ去られてしまいます。返して欲しければ明日までに100人の死体をここに積んでおけと言われます。悟空達は善後策を練りますが、良い案が浮かばず、こちらから奇襲を掛けようと決まります

しかしそこにピッコロが現れ、一時休戦して共闘しないかと言われます。悟空はその案に乗り、位置をドラゴンレーダーで目星を付け(悟飯の帽子に四星球が付いています)、二人で向かいます

魔貫光殺砲で二人共死す!?

ラディッツスカウターには近くに710の戦闘力の者がいると表示されます。最初故障かと思ったのですが、悟空達が近づいてきたことも悟り、それは悟飯の戦闘力だと気づきます。悟空ピッコロは重しを脱ぎ、身軽になり、スカウターの戦闘力も100程上がりますが、ラディッツはその程度かと罵ります

ラディッツは二人同時に相手し、まるで赤子の手をひねるかのように圧倒します。弱点のしっぽを掴むという作戦が通用しないと悟った二人は、ピッコロの新必殺技・魔貫光殺砲を放つまでの間悟空が時を稼ぐ作戦に出ます

悟空かめはめ波も同様で、その技を発動させる際戦闘力を一点に集中させ高めることが出来るのです(スカウターには1000近い数値が計上されます)。かめはめ波を受け止め悟空に気を取られていたラディッツピッコロ魔貫光殺砲を放ちます!

その超高速なエネルギー波をラディッツは咄嗟に避け、肩の装備に当たった程度で済ませます。すると悟空がその隙にラディッツのしっぽを掴み、ラディッツは倒れます。そこでラディッツは言葉巧みに悟空を言いくるめ、上手くしっぽを悟空から離します

逆転して悟空を痛めつけるラディッツピッコロも手が出せない中、なんと閉じ込められていた悟飯がキレてラディッツに体当たりします!(悟飯の戦闘力は一瞬1307にもなります)今度こそラディッツを押さえつけた悟空は、諸共魔貫光殺砲で貫けとピッコロに命じます

ピッコロ魔貫光殺砲ラディッツ悟空を貫き、ラディッツは死に際自分より強い残り二人のサイヤ人が一年後地球にやってくると言い残します。ブルマ達が到着し、ピッコロが事情を説明し、悟飯は気を失っているだけでした。しかし悟空は瀕死で、ドラゴンボールで生き返らせてくれと言うと消えてしまいます…どうやら神様の仕業のようです

残り二人のサイヤ人ラディッツからの情報をキャッチし、サイヤ人と地球人の混血が更なる異次元の強さ・スーパーサイヤ人となるということ、また、ドラゴンボールにも興味を示し、地球に向かいながら一年間の冬眠に入るところでこの巻は終わります

まとめ

様々な新展開で目まぐるしい今巻でした。まず悟空ピッコロとの対決を制し、3度目にしてやっと天下一武道会を優勝します!あくまで一対一の勝負にこだわった悟空、やっと念願の優勝には誰もが喜びました

敵対していたピッコロ仙豆をやり、ライバルがいるということはお互いの向上にも繋がると放ってしまうのが、悟空の甘さなのか、良いところなのか判断は別れるところですが、結果的に5年後の共闘に繋がります

平和だった地球に風雲急を告げる謎の異星人・サイヤ人の襲来には今までのドラゴンボールから新たなフェーズに突入したことを感じさせます。悟空カカロットという名で呼ばれ、兄のラディッツ悟空サイヤ人だと諭します

悟飯を連れ去られ、結局悟空ピッコロが共闘し、立ち向かう訳ですが、ラディッツの桁違いの強さに戦慄します。スカウターという相手の戦闘力を表示させる機械があり、特に悟飯の一瞬の爆発的能力には驚かされましたね

このサイヤ人の血筋というものはドラゴンボールの中盤・後半で非常に重要になって来ます。戦闘民族サイヤ人と地球人を掛け合わせることで更なる能力が開花するというのは、遺伝子組み換えや子孫繁栄等の課題を持つ現代社会を先取りした発想だったと思います

悟空は消えてしまい、何か神様が絡んでいるようですが、一年後の残り2人のサイヤ人の襲来まで待ったなし…この急展開、作者の鳥山明先生の毎回期待を超えるストーリーテラーには目を見張るものがありますね!続巻もコミックスで是非!!

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