「ドラゴンボール」35巻の数々の激戦と成長譚~セル自爆も悟空咄嗟の瞬間移動で危機回避…核から再生したセルを悟空の想いも乗せた悟飯渾身のかめはめ波でついに撃退!トランクス、未来を救い大団円~

前回のあらすじ

悟飯の金髪は逆立ち、物凄い気を発しています。セルから仙豆を奪うと、セルジュニア達を瞬殺し、トランクス仙豆を投げ、他の戦士達を回復させるように言います。流石のセルも動揺しています…

セルの自爆を悟空が瞬間移動で回避するも…

セルがフルパワーの本気の気を発しますが、悟飯はそれがどうしたと動じません。セルに強烈な2発のパンチを見舞い、セルはそのダメージに怯えます。格闘戦で完全に自分の上を行く悟飯を恐れたセルは、上空に舞い上がり、特大のかめはめ波を放ちます

誰もが地球ごと吹っ飛ぶと思いましたが、悟飯は逆にかめはめ波を撃ち返し、セルは左腕・両足を失います。悟空は早く止めを刺せと言いますが、悟飯は自分に酔っており、もっと苦しめてやらなきゃと言って聞きません。セルは再生し、パワーに偏重した攻撃を見せますが、かつてのトランクス同様スピードがついて来ず、悟飯にいいようにやられます

セル18号を吐き出し、完全体ではなくなります。今度は風船のように膨らみ、あと1分で地球ごと自爆すると言うのです!攻撃しても爆発するので、悟飯は先程止めを刺さなかったことを後悔します。すると悟空がこれしか地球を救う方法は思いつかなかったと瞬間移動セルごと界王様のところに移動し、セルは爆発します

悟飯は泣き叫びます。悟飯の後悔を、クリリン悟飯悟空のお蔭で地球は救われたと慰めます。蛇の道界王様達と辿りながら進む悟空に、界王様セルがまだ死んでいないと言います

戦士達の前に再度セルが現れ、デスビームトランクスが倒れます。セルは先程の自爆で自身の核が破壊されなかったため、再生したのだと言います。しかも18号抜きでも完全体で再生され、悟空瞬間移動も習得したと言うのです

トランクスをやられ逆上したベジータが凄まじいエネルギー波の連撃を放ちますが、セルには効いておらず、セルの止めのエネルギー波を悟飯が代わりに当たり、左腕を負傷します。仙豆はもうありません。セルは特大のかめはめ波を放とうとしています

悟空の想いも乗った渾身のかめはめ波

最早万策尽きた…と誰しも諦めかけた時、悟空の声が聞こえてきます。悟空悟飯を慰め、逆にかめはめ波を撃ち返してやれと激励します。悟飯は片手しか使えませんし、気は完全にセルの方が上ですが、悟空の意志を引き継いだ悟飯の片手のかめはめ波セルのそれとぶつかります

やはりセルの方が威力が上で、押され始めますが、悟空悟飯に地球へのダメージは気にせず全力でぶつけろと励まします。セルの横からベジータがエネルギー波を放ち一瞬油断した隙に悟飯かめはめ波は威力を増し、今度こそセルを完全に消し去ります

戦士達は勝利に湧き、悟飯デンデのところへ回復させに連れて行きます。ベジータカカロットが死んだことで闘うことを止めると去ります

なんだかんだ生き残ったサタンはテレビ中継で結局自分が倒したと豪語し、世間はサタンが救世主だと勘違いしてしまいます

デンデ悟飯に続き18号も回復します。クリリン18号を甲斐甲斐しく庇っており、悟飯はクリリンが18号が好きなのではと勘ぐります。神龍セルに殺された人達を生き返らせてくれと願い、トランクスも生き返りますが、悟空は生き返りません(一度死んでいるので)。2つ目の願いでもそれは敵わないという事ですが、悟空の声が聞こえて来ます

悟空自分がいることで悪い奴らを引き寄せてしまっている、あの世でも実体があるようにして貰えた、界王様も本当は生き返れたが、悟空に付き合ってくれると前向きに考え、あくまで生き返らせてくれなくて良いと言います

悟空と明るい別れをし、もう一つの願いをクリリン17号18号の身体を人間に戻してくれないかと問います。神龍はそれは出来ないと言うので、二人の体内の爆弾を取り除くことは出来ないかと問うと、それは可能だということで、二つ目の願いは聞き入れられます。18号は陰でその様子を聞いており、流石にクリリンの好意に何も感じない訳ではありません

18号17号18号は双子の兄妹だと明かし、強がりを言いつつ「またな」と言い残し去ります。クリリンは少しだけ希望が持てたと喜びます。強くなったトランクスは未来の人造人間も倒せるだろうと、明日タイムマシンで戻ることになり、戦士達は一旦別れます

翌日皆に見送られ、トランクスは未来へ旅立ちます

トランクス、未来の世界線を救う!!

未来に戻ったトランクスの成長した姿にブルマは喜びます。早速悪さをしている人造人間の下に向かうトランクス、最早人造人間を完全に超えているのです。18号の攻撃を全く寄せ付けず、一気に二人を倒します

3年後、人造人間を倒せたことを報告にタイムマシンに乗る前に、セルをここで倒してしまおうとします。場所を変え、セルを過去に行かせまいとトランクスセルが撃って来たかめはめ波を特大のエネルギー波で撃ち返し、セルごと消し炭にしてしまいます

トランクスは苦境を乗り越え、過去だけでなく、未来の世界線でも平和が訪れたという大団円でこの巻は終わります

まとめ

自分の強さに過信した悟飯セルの止めを刺せるチャンスを不意にしてしまい、そのことがセルの自爆という最悪の事態を招きます。そこで咄嗟の気転を効かせたのが悟空でした。地球爆発という大危機を、悟空セルごと界王様のところへ瞬間移動し、難を凌ぎます

悟空(と界王様の)尊い犠牲に涙する束の間、何とセルは核が破壊されていなく、再生し、更にパワーアップして戻って来ます。腕を負傷した悟飯をも上回るかめはめ波で終わったかに見えましたが、ここでも天国の悟空の力強い後押しで悟飯は片手の(悟空の想いを乗せたかめはめ波で撃ち返し、セルは今度こそ消え去ります

悟空は一度死んでおり、ドラゴンボールでも生き返らせることが出来ないと分かり、皆落胆しますが、悟空は前向きで、自分がいることで悪が吸い寄せられる、あの世でも楽しくやっていくとケロっとしています。こんな性格だから悟空は誰からも好かれるのでしょう

巻頭の鳥山明先生のコメントでも、主人公の悟空を死なせてしまったが、これがベストの選択だったと語っています

クリリン18号の恋の行方も気になりつつ(笑)トランクスは未来に戻り、こちらの世界線でも難を凌ぎ、ある意味大団円で終わった今巻、しかしまだ物語は続きます…この後どんな世界が待っているのか?続巻のコミックスでご確認下さい!!

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