「BLUE GIANT」3巻のジャズと宮本大の成長物語~大、文化祭で圧巻の演奏!!バーナムの死から初めての作曲へ…因縁のバードで初ライブのリベンジなるか!?~

前回までのあらすじ

は昔の事を思い出し、河原で今後吹く事に決めます。時間が現在に戻って、雅之はローンを払い終わった事を悟ります。久しぶりににサックスを見せてくれと言い、が酷使して最早ピカピカではないですが、大事に使っている事を知り、雅之が喜びます…

文化祭で圧巻のACT!!

由井は本業のレッスンや作曲依頼の仕事を淡々とこなしていきます。ただ、へのレッスンは別で、厳しい指導を行います。友人の片山と飲み、お互いの夢のない境遇を笑いつつ、名前は伏せましたががブルージャイアントとして日の目を浴びるだろうと断言します

学生時代の出来事を思い出しながら、片山由井が自身の夢をに託しているのだと悟ります。片山のライブのチケットを貰い、三輪と観に行き、片山のピアノが上手いと感じます。由井に感想を聞かれ、超良かったが一流ではないと感じたと話し、由井は爆笑します

音楽の黒木先生は2年半前サックスが同じ音しか出せなかったに運指表を渡してくれた恩人です。文化祭の日、体育館ではバンド勢が大きな盛り上がりを見せています。は床屋でソニー・ロリンズと同じ髪型にして貰います。トリ前のは、「宮本”ソニー”大」としてステージに上がります

は臆せずステージで超高速の演奏を始め、会場中が圧倒されます!たった一人の演奏の熱量が会場中に連鎖していくのです。ジョン・コルトレーンの「カウントダウン」を一気に吹き切り、これがジャズだと豪語し大喝采を浴びます!

ここでスペシャルゲストとして黒木先生も登壇、ピアノで一緒に演奏します。誰もが知る校歌を演奏すると、急にジャズ調に変わり、黒木先生は圧巻の演奏を披露、大歓声に包まれ、トリのバンドでさえ次やらなくて良いのでは?と感じるくらいのものでした

バーナムの死と、初めての作曲

は写真攻めに合い、黒木先生はの誘いに乗って良かったと喜び、ジャズを信じ切れていなかったのだと自戒します。由井にその事を聞かせ、演奏してみせますが、由井はジャズの道は厳しいぞと釘を刺します。ロックやポップと違う限られた世界で勝負する事は非常に困難で、良い時もあるだろうが、酔って勝てるような世界ではないと言います

三輪を自転車に乗せ、三輪が文学部に進み将来博物館で働く学芸員になりたいと知ります。仙台城跡に行き政宗像を眺め、博物館でデートします。橋の上からいつもの河原を二人で眺め、ジャズをほとんどの人が知らないからこそイケる、仙台を離れると決意します

河原で本村の愛犬・バーナムとじゃれているバーナム本村の出張でペットホテルに預けられるのが嫌なようで、はでは自分が預かると家に連れて帰ります。バーナムと意気投合し、一緒に寝るバーナムを連れて河原で演奏していると、18歳の記念に曲を作ろうと思い立ちます

玉田の誘いにも乗らず、相変わらずサックスの練習に没頭します。由井にも苦言を呈され、まだ作曲する技量はないのか?と感じていると、雨の日唐突にバーナムが車に轢かれて死んだと告げられます!は感じ入る所があり、一気に「バーナムラブ」という曲を作曲、早速本村に聴かせ、本村は涙します

因縁のバードで飛び入りライブ!!

楽天イーグルスが優勝し、家族で祝っていると、は唐突にのレッスン料がどうなっているのか疑問に持ち、相場がどれくらいなのか心配になります。由井の家に行き、レッスン料を払おうとしますが、由井からは取らないと言うのです!

は面白いから無料で教えていると言い、素材としての凄さを熱弁、がブルージャイアント(あまりに高熱のため赤を通り越しく光る巨星・青色巨星)になってくれたらと話します。感激したは職場のBGMをジャズに変えます(笑)

もレッスン料の事を切り出すと、10年後ポルシェと返されます。寒空の年末例の河原で寒さの限界が来たは定進堂というパン屋でお世話になり、再度目一杯練習に明け暮れます

黒木先生は結婚した娘と年越しします。過去音楽の道を志した娘も今は会社員で結婚、本当に音楽の道は厳しい訳ですが、黒木先生はならプロになれると感じています

大雪になり、流石に心折れそうになるですが、ただただ雪道を真っ直ぐ進む猫を見つけ、自身の今後に重ね、更に修練します。黒木先生は娘を連れてがやはり練習をしていたと会いに行きます

コードに対してフレーズがオートマチックに繋がって来ているを見て、そろそろ誰かと合わせてやりたいと由井は感じます。バードを訪れの近況を店主に報告し、由井は河原でに今晩バンドで演奏しろと言います。はどうしても聴いて欲しい人がいると言います

バードは今日飛び入りの日で、演奏者が自薦でステージに上がって代わって演奏する事が出来ます。演奏を聴いて自身の上達とジャズの良さを感じたは 、早速ステージに上がります。そこに以前の演奏を怒鳴り散らした佐藤が来て、がド肝を抜くからどうしても聴いて欲しいのだと懇願するところでこの巻は終わります

まとめ

由井のレッスンの元みるみる上達していく、初ライブの悔しさも乗り越え、文化祭といういわばアウェーの地で圧巻の演奏を繰り広げます!超高速の爆音を轟かしたは、これがジャズだと豪語、更に音楽の黒木先生とのコラボで最高潮の盛り上がりを見せます

特に軽音楽部等バンド系の学生にとって文化祭は特別な時間です。そんな中、はテナーサックス一本で会場中の空気を一気に変え、正しくド肝を抜いてしまったのです…この爽快感はこの漫画特有の音楽表現で正に虜になってしまうくらいの描写でした

それぞれの進路もある中、は非常に狭い道、ジャズの道に進もうとしています。は誰にも負けないくらいの練習量と、前向きな思考から、この困難な道を全力で進んでいく決意をします。バーナムの死から初めての作曲も出来、技術も飛躍的に上がって行きます

由井がそろそろ他者と合わせる時期だと感じ、因縁のバードに連れて行きます。にとっては苦渋を舐めた場所ですが、はそこでどうしても聴いて欲しい人がいると、何と例の怒鳴られた佐藤を呼ぶのです!佐藤を唸らせる事が出来るのでしょうか?4巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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