「ゴールデンカムイ」6巻のアイヌ文化と食と金塊争奪サバイバル~札幌世界ホテルでひと騒動…家永の色香に牛山も白石もたじたじ!土方・新八VS尾形の白熱の攻防も~

前回までのあらすじ

アシリパは網走にいるのっぺらぼうに会いに行くと言い、杉元は囚人を見つけなくても直接本人から金塊の在りかを聞けると話に乗ります。面会等とても出来ないというキロランケに、白石がドヤ顔で自身を「脱獄王」と豪語します…

札幌世界ホテルでの惨劇

刺青人皮を全て集めるよりのっぺらぼうに直接聞いた方が早いというアシリパ、しかし白石は網走監獄の警備は厳重で、足の腱を切られているのっぺらぼうに会うのは難しい、俺の協力なしではなと自信げです。結局3人と共にキロランケも一緒に行く事になります

小樽~網走までの長旅、まずはアシリパのコタンに寄って行きます。早速山賊に襲われますが、キロランケは手投げ弾を投げ杉元と共に一掃します。キロランケは実は元工兵で器用なのです。コタンでは谷垣に会い、情報交換をし、武器の用意の為札幌へ向かいます

札幌世界ホテルでは夫婦の客が女将に案内されますが、実は女将(家永)は男で、拷問室で夫婦を惨殺します。そのホテルに牛山が現れます。牛山家永の虜となりますが、家永牛山の正体を知っているようです。「同物同治」について効果は抜群だと家永は断言します

牛山は強烈な壁ドンをキメ、家永に抱かせろと迫ります。するとそこに杉元達が現れ、今度は白石家永に惚れます。牛山白石を会わせられないと感じた家永は入り組んだホテル内で奮戦しますが、鉢合わせしかねない為白石を落とし穴に落とします

白石が落とされた部屋は拷問部屋で、白石家永に注射針を打たれ意識を失います。牛山杉元は握手するとお互いの力量を測りかね、一気に組手へと入りますが、お互いの強さに驚き殺し合いになりかねないと止めます。洋食屋でライスカレーを食べあまりのヒンナすぎるオソマにアシリパは悶絶します(笑)

ビールで酔った牛山は唐突にアシリパにちん〇講座を開き(笑)、熱く語ります。ホテルに戻った酔った牛山は落とし穴に落ち、拘束された白石と落ち合います。白石家永が刺青の囚人だと見抜きますが、牛山は抱かせろと暴れます

部屋に侵入した家永は眠っているアシリパの瞳を舐め欲しがりますが、杉元に気づかれドア越しに白石から事情を聞き、杉元も理解します。家永アシリパに注射針を投げますが、杉元が手で受け止めます。完全に性欲の塊になっている牛山含め追いつ追われつの中、家永は巧みに牛山を誘導し杉元と戦わせます

日泥VS馬吉一味の抗争

お互い組んで杉元は投げますが、牛山は上体を反らし壁を蹴り、そのまま壁を蹴破ります。異次元の肉弾戦を繰り広げ、杉元は落とし穴に落ちてしまいます。地下室は火の海となり、杉元は慌ててキロランケアシリパ共々脱出を促します

酔いも冷め正気に戻った牛山はかねてより約束していた白石と、明日刺青人皮を渡す予定だったが、土方からの言伝「つねに居場所を伝えろ、私を出し抜けると過信するな」と釘を刺します。白石が落とした火薬が引火しホテルは大爆発します

チン〇先生~!と牛山の無事を確かめたいアシリパでしたが、人だかりもできずらかる事になります

翌日約束通り白石辺見の刺青人皮の複製を牛山に渡します。牛山の介抱で家永は生きており、白石は囚人の情報を掴み、杉元達に今度は日高に向かおうと提案します

茨戸では土方が暗躍し、賭場を仕切る日泥に近づくために馬吉に取り入りますが、相手にせず、日泥一味にも大立ち回りを見せ、一旦後にし、新八とどちらにつくか思案します。飯屋で食事をしていると日泥についてくれという者が現れ、そこから刺青の話に行き着きます

尾形は茨戸署の江尻のアゴをハサミで割りケツアゴにし、事情を聞くと、外で土方達を見つけ、抜群の射撃で遠方の鐘を鳴らしてしまいます。土方日泥の妾(千代子)の身柄を隠すのを手伝ってくれと言われますが、手下を撃ち殺し、私への報酬は刺青の皮だと凄みます

馬吉側についた尾形日泥の手下の死体と残された銃弾を見つけ、土方の仕業だと気づきます。日泥馬吉一味の全面抗争の線で話は進みます

刺青人皮を巡る争いの行方は…!?

千代子の受け渡しで日泥の母は約束の刺青人皮の入った箱を投げ渡し、尾形は身重の千代子の腹を撃ちますが、それは新八の変装でした。尾形はそのまま狙撃態勢に入り、刺青人皮を巡る攻防戦となります。尾形の狙撃を脅威に感じた土方は近道をし、少しずつ箱に近づきます

江尻署長は箱を手にしますが、土方に撃たれます。土方新選組が得意とした制圧射撃を行い迂回して側背からの抜刀斬込による突入を行います。尾形は櫓から落ち、新八が箱を手にすると、馬吉一味に襲われますが、新八は手練れで、一味を瞬殺してしまいます

しかし日泥の母の用意した刺青人皮は実は偽物で、家が火事になる中揉め、結局尾形が先回りし先に奪い、土方に腕の立つ用心棒はいらないかい?と持ち掛けるところでこの巻は終わります

まとめ

今巻は前半が札幌世界ホテルでの騒動、後半が刺青人皮を巡る抗争となっており、非常に情報量も多く、文章化に苦労しています(笑)

「同物同治」という体の不調な部分を治すには食材となる動物の同じ部位を食べるのが良いという考え方には驚きましたが、不老不死のような家永の色香と本当の顔を知ると恐ろしくもあります。ひと騒動ありホテルは全壊し、家永から刺青についての情報を得た白石は一同に日高に向かおうと提案します

一方茨戸で刺青人皮を探す土方・新八コンビと尾形の駆け引きも見ものでした。日泥馬吉両一味の思惑が入り乱れる中、正確な射撃を見せた尾形、そして大立ち回りを見せた新八は底が知れません

結局先に刺青人皮に行き着いたのは尾形でしたが、迫る土方に自身を用心棒にしないかと持ち掛けます。それぞれの策謀が飛び交う中、金塊サバイバルから目が離せませんね!7巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

おまけ

ゴールデンカムイの巻末にはおまけ漫画が載っている事があります。本編では触れられなかったトピックスが面白おかしく描かれており、一種の清涼剤のような役割を果たしています

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