「鬼滅の刃」14巻の数々の激戦と成長譚~一心不乱に刀を研ぎ続ける鋼鐵塚…時透・甘露寺の覚醒、玄弥は鬼を喰らう貴重な特異体質~

前回までのあらすじ

積怒の錫杖が迫る中、玄弥は家族との出来事(かいがいしく働く母が実は鬼で、兄妹を殺されたため兄が最愛の母を殺してしまった件)が走馬灯の様に過り、炭治郎は諦めるなと檄を飛ばします。「激涙刺突」を玄弥は自ら浴び庇い、今回だけはお前に譲るとし、炭治郎が五体めの頸を斬りにかかります…

どんな時も手を止めない鋼鐵塚

残念ながら五体目の鬼の頸は堅く斬れず、後方より別の鬼が現れ窮地を禰豆子に救われます。六体目と思われた鬼は喜怒哀楽を取り込んで更に若くなり、半天狗は何度も窮地に陥りながら己の身を守ってくれる強い感情を血鬼術により具現化・分裂し勝ってきた鬼なのです

炭治郎は逆ギレし、大勢の人を殺して喰っておいて被害者ぶるのはやめろ、悪鬼め…お前の頸は俺が斬ると宣言します

時透は「壱ノ型 垂天遠霞」で最後のあがきを見せますが、脱出出来ません。炭治郎の幻覚に諭されながら、自分の力を過大評価していたと悔います。小鉄時透を逃がそうとして鬼に襲われますが、ド根性で時透に届き、そこから「弐ノ型 八重霞」で打開します

時透は家族の事を思い出し、言葉のきつかった双子の兄に散り際無一郎の無は’’無限’’の無なんだと言われた事を思い出し、鬼を葬ります

玉壺鋼鐵塚の作業部屋に侵入しますが、集中して刀を研ぐ鋼鐵塚は気づかないのです。攻撃されても鋼鐵塚は一心不乱に研ぎ続けます。そこに時透が現れ、玉壺は「蛸壺地獄」を放ち小屋ごと潰しますが、それでも鋼鐵塚は研ぐことを止めません

家族との絆から覚醒した時透

玉壺は大蛸で時透を潰して吸収しようとしますが、鉄穴森の作った刀で切り裂いた時透鉄井戸の意志を継ぎ覚醒し、「伍ノ型 霞雲の海」で大蛸ごとみじん切りにし、更に玉壺にも一刀入れます。ここから罵り合いとなり、汚い言葉が飛び交い、ついには玉壺はキレてしまいます

「血鬼術 一万滑空粘魚」で一万匹の刺客が襲ってくる中、時透は「陸ノ型 月の霞消」で一掃します。粘魚が撒き散らす体液は経皮毒で浴びれば終わりのところを「参ノ型 霞散の飛沫」の回転で全て弾き飛ばします。そのまま玉壺の頸を斬りますが脱皮されまだ生きています

玉壺は完全体に変身しますが時透は驚きもせず、玉壺の拳で触れたものは全て鮮魚になるという連撃にも当たらなかったら意味ないでしょう?と木の上に逃げてしまいます。時透はかつて死の淵を見ながら助けられ、修行に精を出した事を思い出します

「血鬼術 陣殺魚鱗」の予測不可能な動きに対し、時透は「漆ノ型 朧」でまるで霞に巻かれているように変幻自在に姿を現し、ついには玉壺は頸を斬られます。「朧」の緩急をつけた攪乱から最高速度は上弦の伍である玉壺をも上回り、手負いの時透が上弦を倒す異常事態です

甘露寺・玄弥の特異体質

時透は物凄く顔色が悪く、毒も回り泡を吹いて倒れます。慌てる鉄穴森に手負いの小鉄が冷静に声を掛け、怪我も炭治郎から預かっていた煉獄の鍔のお蔭で深手には至らず、時透は家族の事を思い出し涙します

一方炭治郎は木の竜の咆哮をまともに喰らい最早絶対絶命です。竜の頸が伸び、ついには食べられてしまいますが、甘露寺に救われます。汚い言葉で罵られ、「狂鳴雷殺」を放たれますが、逆に「参ノ型 恋猫しぐれ」で打開してしまいます

甘露寺の愛刀は極めて薄く柔い構造で、強力な刀の「しなり」に加え女体であるが故の筋肉の柔さ・関節の可動域の広さが宇随をも上回る技の速度を可能にしているのです。「弐ノ型 懊悩巡る恋」から「陸ノ型 猫足恋風」と畳み掛け、半天狗は「血鬼術 無間業樹」で対します

すかさず甘露寺は「伍ノ型 揺らめく恋情・乱れ爪」で一気に半天狗の頸を狙いますが炭治郎はそいつは本体じゃないので頸を斬っても死なないと告げ、甘露寺はモロに「狂圧鳴波」を喰らいます。ところが今の攻撃を喰らって尚肉の形を保っており、図体に見合わぬ筋力…特異体質なのです

ここで甘露寺は本当の自分を隠してお見合いに精を出していた過去が走馬灯の様に過ります。すると炭治郎たち三人に飛びつかれ意識を取り戻し、甘露寺は本気出すからと気張ります。甘露寺が子供の鬼(竜)を相手している間に炭治郎たちは本体の鬼を狙います

玄弥は鬼を喰うことで一時的に鬼の体質になれ、身体能力も低く呼吸も使えないものの特異体質で鬼殺隊唯一の逸材でもあるのです。枝の鞭を「ヒノカミ神楽 炎舞」で斬ると、また本体は逃げているのです!玄弥が馬鹿力で大木を投げ命中させたところでこの巻は終わります

まとめ

柱は何かと窮地に走馬灯が過りのが恒例パターンのようで、ここでも時透の家族関係が垣間見えます。吾峠呼世晴先生の根底にはこの家族・兄弟関係がテーマにあるようで、主要キャラには必ずと言っていい程家族間のエピローグが流れ、これが効果的な演出となって際立ちます

時透は若い柱ですが、覚醒し、その速さ・太刀の振るいには最早上弦の伍である玉壺も敵いません。これで上弦の陸・伍と撃破したことになります

炭治郎半天狗に追い詰められますが、同じく柱である甘露寺の助けにより命拾いします。甘露寺の見合い話も出て来ますが、やはり本音を隠して見合いしたところでいつかは本性は出てしまうでしょう。甘露寺は柱として生きる事に決め、時透同様無類の強さを誇ります

例によって本体の頸を斬らないと上弦の鬼は倒せません…炭治郎たちは本体を追いかけますが頸は斬れるのでしょうか?15巻に続きます…

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