「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」22巻の数々の激戦と成長譚~シャア、ジオングでガンダムと最後の戦い!キシリア、ギレン暗殺もアルテイシアのクーデターで激震!1stガンダムの代名詞・ラストシューティング~

前回までのあらすじ

ジムは操縦不能となり、コアポッドで脱出します。激しいMS戦が展開される中、セイラシャアの赤いゲルググが漂っているのを見つけ、コアポッドで追いかけます…

セイラがアルテイシアと名乗り…!!

シャアギレンに謁見し、NT部隊を失い合わせる顔もなかろう、シャアの素性も知っている、これからは勝利した戦後の「人の革新」の時代だと豪語します。シャアはあくまで自身を敗残兵だと言い、どうしても倒したい敵がいるためジオングをくださいと言います

ギレンは了承し、結果次第では新体制下に居るべき場所を用意してやると答えます。シャアはジオングに脚がない事に不満ですが、整備兵は脚など飾りだ、大佐ならうまくやれますと話します

ドロスの艦影を確認したワッケイントーゴ艦隊と共に迎え撃つ態勢を整えます。キシリアはこの動きに即座に対応、一斉射を仕掛け、正確な射撃で連邦艦隊は大打撃を受けます。セイラはア・バオア・クー内に潜入し、奥深く入っていくと、ジオン兵に捕縛されます

キシリア艦隊の猛攻をギレンは遅いじゃないかとしつつ、「圧倒的じゃないか わが軍は‼」と喜びます。ワッケインブライトに指令を出しますが途中で旗艦のルザルが撃沈され、通信は途絶します。ブライトワッケインの意志を継いで、WBでア・バオア・クーに突入すると決意します

激しい戦火の中、WBは決死の強行着陸を行います。連行されたセイラは連邦一番乗りだった事もあり尋問されると、何とジオン・ダイクンの娘:アルテイシアとしてジオン公国に戻って来たと宣い、ギレンに取り次げと言うのです!

好敵手:シャアVSアムロのMS戦、佳境へ

WBは何とかア・バオア・クーに着陸し、カイはWBを護るのだとハヤトに言い、そこにアムロも現れます。キシリアは連邦軍が強硬策に出た事は懸命だと言い、自身もギレンに拝謁するつもりです。躊躇しながらも兵はアルテイシアの事をギレンに伝えるべく進言し、ドノバンは思案します

するとキシリアギレンの元に現れ、デギンはあの時グレート・デギンに乗っていたのかと問い、ギレンが認めたため、何と後方から射殺してしまいます!キシリアは父殺しの罪は例え総帥でも免れる事は出来ない為成敗したと言います

騒然となりつつもキシリアに歯向かえないジオン兵はそのままキシリアの指示に従います。ドノバンはまだアルテイシアの件を報告していないので、事を起こす為セイラの元へ向かいます。ドノバンラルに可愛がられ、恩義を感じているのです

ドノバンアルテイシアの名の下に戦わせて下さいと言い、兵の前にアルテイシアが現れると活気づきクーデターを起こす気です。シャアギレンの死を知り、「やったなキシリア」とにやけます。まだ完全ではない中、ジオングで出撃、ガンダムと最後の勝負に出るつもりです

アムロは最後の換装の為WBに帰艦し、アムロの顔を見たミライは自身よりフラウが適任だろうと会いに行かせます。これっきりでもう話す事なんてずうっとないんだとフラウは泣き、アムロが抱きかかえるとシャアが来たと感じます

ジオングは圧倒的火力でWBを襲い、左舷デッキは使い物にならなくなったため、中からガンダムが破壊して外に出ます。今日こそ決着を付けるとシャアは気張り、ジオングの腕のオールレンジ攻撃で圧倒しますが、アムロには見えており、いよいよこの好敵手同士の戦いも佳境です

ラストシューティング!

キシリアは戦況を見つめながら、司令部近くでの振動に気づき、叛乱が起こっている事を悟ります。キシリアは最初ギレン側の叛乱かと思っていましたが、アルテイシアの叛乱だと知り私とした事がぬかったかもしれぬと怖気づきます

ジオングと戦いながら、他のMSが出て来るためアムロはそれを倒しながら対応、肉薄しララアの事を持ち出すと、ジオングは上昇、攻撃でガンダムは左手を失いますが、逆にガンダムの正確な射撃でジオング腹部コクピットらしきところに命中します

撃沈したかに見えましたが、ジオングのコクピットは何と頭部で、更に戦いは続きます。ジオングの航跡が消えたため、シャア敗死と見たキシリアはア・バオア・クーを放棄し爆砕すると宣言します。司令部幕僚に忠誠を誓わせ、トワニングキシリアの乗艦パープル・ウィドウを回航させるよう命じます

アムロシャアを追い、ジオングの口からのビームでガンダムは頭部を失いますが、まだメインカメラを失っただけだと気張ります。叛乱に気づいたシャアはいよいよ公国も末だな…とジオングを完全に頭部のみに分離し待ち受け、追うアムロはその残骸を見て閃き、上空開けたところでお互い発砲、所謂ラストシューティングでこの巻は終わります

まとめ

ララアもゲルググも失い、シャアはガンダムと決着を付けるべくギレンにジオングを貰いに行きます。ギレンシャアの素性は分かっており、シャアの上手い立ち回りを認めています。WBは強行着陸を行いア・バオア・クーに接舷、橋頭堡として勇敢に戦います

捕縛されたセイラは自らをアルテイシアと名乗り、そこから有志が集い所謂クーデターが起こります!同時期にキシリアはかねてからの企み・ギレンを亡き者にして実権を握ろうとしますが、アルテイシアの叛乱については予想外だったようです

シャアギレン暗殺の報に「やったなキシリア」とにやけ、想定通りだったようです。この事を頭に入れながらシャアはガンダムに最後の戦いを挑みます。急造のジオングを使いこなすシャアも優秀ですが、アムロも負けじと対峙、ジオングを撃沈したかにみえましたが、ジオングはコクピットが頭部のため逃げられます

最終的にはア・バオア・クー内で1stガンダムの代名詞・所謂ラストシューティングでこの巻は終わります。シャアは、アムロは、セイラは、WBクルーは…混乱を極めるア・バオア・クーでの最後の戦い、次巻が実質最終巻です(24巻は外伝的内容の為)。23巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

おまけ

巻末にはひかる宇宙編完結記念「安彦良和×大河原邦男 対談」が記載されています。1stガンダムの中核を担ったお二人が過去を振り返る貴重な対談となっています

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